通風(トンフォン)

ここ沖縄より南のシンセンも完全に冬です。

非常に寒くなりました。

(この前は最低気温が8℃だって、

 きゃー寒すぎる!人の住む場所じゃない!!)

当然半袖の人は町で見なくなり、

女性たちは冬服ファッションを楽しむ

そんな季節になりました。

しかしこの冬の寒い時期、どうしても

やめて欲しい中国人のクセがあります。

それは。。。

”通風(トンフォン)” です。

通風(トンフォン):風を通す。→空気の入れ替え

私の実家は、新潟県出身の超寒がりの父がいるので

幼少の時、冬場は家中ストーブだらけ

プチ一酸化炭素中毒で、しょっちゅう吐き気がするほど

ストーブをたいてばかりいました。

(空気の入れ替えはするが、1分程度。。。)

よって、家を閉め切ってストーブをたくことに

拒絶反応がある幼少時代をすごしました。

ある意味、”通風”癖のある中国人との方が

気が合う体質なのですが。。。

中国人の”通風”も、私の父同様、非常に気合が入っています。

”寒いよ~”と私が風邪気味で鼻水をたらしている状態でも

”あ~、空気がよどんでいる! 通風!通風!”

と言って窓を開けっぱなし。

(空気の入れ替えでなく、ずっと開けっ放しにします)

”寒いってば! 窓閉めてよ!”と私が言っても

”空気がよどんでいる(汚い)から、風邪引くんでしょ!”

と言って、風邪気味の私がいるのに窓を全開です。

言っても聞かないので、、、強行作戦!

私が、窓をバシッと閉める!

しかし

妻が、窓をバーンと開ける!

開けて→閉めて→開けて→閉めて。。。

とコメディー映画のようなやり取りを繰り返します。 笑

愛妻の意見としては、

窓を開けて寒いなら、服を着込めばいいでしょ!

と言う考え方なのです。

私(日本人)としては、

家はくつろぐもの! 何で家の中で服を着込むの?

部屋を暖めればいいでしょ!

という考えです。

(日本人の方なら、私に賛成してくれるでしょうね。)

まー、でもこれは生活習慣の違い。

仕方ないのかもしれません。

今でも忘れない奥さんの故郷の地獄のような床屋の

経験があるので、頭では愛妻の意見が理解できます。

しかし、やはりそれに完全に従うのには抵抗があります。

※ 地獄のような床屋事件!

私と愛妻の結婚披露宴in河南(愛妻の実家)の時のことです。

元旦くらいのころです。

外の気温は暖かい昼間でマイナス2~3℃くらいです。

(当然暖房なんかありません)

私は髪をセットするために、近所の床屋へ行きました。

その床屋のつくりは非常に質素で、ガラス製の扉一枚で

外と隔てております。

たぶん、床屋の中は、

  • 外の寒い風が入ってこない
  • 床屋さんと私など人が部屋の中にいる

などの理由で、暖房はないにせよ外より多少は

暖かいと思います。

(たぶん 0℃くらい 笑)

しかし、その床屋さんの親なのか?

ババァが、グチャグチャ言いながら

外からその床屋の中に入ってきます。

(つまりガラス扉を開ける:マイナス数℃の外気が入る)

入ってくるのはいいが、扉をピシッと閉めないのです。

(ご存知のとおり扉を少し開けた状態にすると

 その細い隙間から勢いよく風が入ります。

 それもマイナス数℃の風が。。。)

で、アホの床屋も”寒いでしょ。ピシッと閉めて!”

と注意しないのです。

少ししてから、そのババァがまたグチャグチャ言いながら

外へ出て行きます。

(当然マイナス数℃の外気を入れながら扉を開け、

 当然ながら、またピシッと閉めない。。。)

このババァ私が髪をセットしている間、

3、4回外と床屋を行き来しました。

”ピシッと扉閉めんかい、ボケ~!”

マイナス2,3℃の風にあたりながら

(冷たい)カミソリで産毛を剃る。。。

毛穴は縮んで、そられるとヒリヒリ、

完全に罰ゲーム状態です。

話を戻しますが、マイナス数℃の風が

ぴゅーぴゅー入ってきても気にならない人々。

シンセンの10℃前後の外気が入ってくるくらいは、

別になんでもないのでしょう。

愛妻の田舎では、家の中でも服を何重にも重ね着します。

(そうしないと寒さで死にます。←これギャグでなく本当です。)

でも、この中国の中でも豊かな沿岸部シンセン。

我が家には暖房があるのだから、使えばいいのに

”通風!” ということで、使っても無意味です。

私が独身時代、私の父は冬、日本は寒いので

暖かいシンセンに毎回遊びに来ていましたが、

結婚後、愛妻の”通風”攻撃に合い

冬、シンセンに遊びに来なくなってしまいました。 苦笑

今回は、勘弁して欲しい”通風”癖に関するお話でした。

おまけ(脳内メーカー)

非常に時代遅れなんですが、昔流行った

『脳内メーカー』

をやってみたのですが、笑えた。

愛妻に見せて、愛妻のお友達の名前でもやってみたのですが

”あたってる~!”とビックリしてました。

(と同時に大爆笑!)

中国人の名前でも、かなり精度が高いようです。 笑

ちなみに私の頭の中身は、ズバリこれ。
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休んでばっかりやんけ~!

愛妻は、これ。
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お金ばっかり。 でも本人は、”あたってる~”とのこと

そして愛娘は、これ。
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私の”休”、妻の”金”以外に本人らしい”遊”がブレンドされてる。

家族でこれをやるのもなかなか盛り上がりますよ。

(2020年加筆)

さすがに、日本に移住して3年経つ愛妻は、

冬に暖房を使うようになりました。 笑

でも、空気の入れ替えは当然行いますが、、、

やはり日本はシンセンと違って寒いのでしょうね~