だいぶ時間がたってしまいましたが、中国国慶節休暇で

9月中旬~10月上旬に日本へ帰国した時の話をします。

円安で中国よりも安い日本にある中国の“海底労”(火鍋屋)

現在記録的な円安で推移している為替相場。

日本のニュースでは、

・(円安なので)外国人観光客は日本で爆買い

・(円安なので)輸入品が割高になり値段を上げざるを得ない商売人

・(円安なので)物の値段が上がり生活費が上昇

など報道されていましたが、日本に住んでいる人からすると

物の値段が少し上がるくらいしか円安の実感を得ることができないと思います。

しかし、私のように海外から日本へ戻ってくると円安か?円高か?はとても影響が大きいです。

もう私は日本を離れて20年以上たつので、中国から日本へ帰る時の

“物の値段の差額“を感じることは何度もありますが、、、

昔は、日本に帰ると“やはり日本はものが高いけど、品質がいいからしょうがない”

といつも思っていました。

しかし、中国も経済発展してきて、かつ物価も上昇してきているので徐々に

“(日本にて)あれ? これはもしかしたら中国より日本のほうが安い?”と

思う事が少しずつ出てきて、年々その割合が増えてきていたのですが、

今年は“日本=(品質が良くて)安い!”

と思う割合がとても高かったように思います。

特に、現在日本に住む私の奥さん(中国人)が、中国では有名な

火鍋チェーン店である“海底労”で中国の火鍋が食べたい!というので、

我が家の近くにある“イオンモール幕張新都心店”にある“海底労”へ行ったのですが、

びっくりしました!

サービスや味は中国のそれとほとんど同じですが、一つだけ大きく違うものがありました。

それは、、、

料金!!

私と奥さんの二人でセットメニュー+αを頼み、おなかいっぱいになりましたが、

料金は、二人で3600円くらいでした。

日本的にはきれいなお店で2人分の料金。 まあ普通の値段かもしれませんが、

この話を中国に帰ってきて中国人たちに言ったら私が日本で会計時にびっくりした時同様

みんなびっくりしてました。

3600円を今のレート人員元に両替すると、約180元。

日本では2人で180元でしたが、中国の同じ店に入ると大体1人200元(約4000円)かかります。

さらにお酒を飲んだりしたらもっと高くなります。。。

つまり中国より日本にある中国のチェーン店では、中国の半額以下で食べれることになります。

その他、日本で恋人を連れて行ってもおかしくなさそうなお店でご飯を食べても、

ほとんどの場合、2000円行くか行かないかくらいの値段で済むけど、

現在のレートで人民元に両替すると、2000円→100元です。

中国で同じような雰囲気のお店に入ると、一人100元で済むことはほとんどありません。

中国から日本に行った私は、今回何回も(人民元換算すると)“日本は安い!”と感じました。

クレジットカードでなく支付宝払いが優先!

普段日本に住む私の妻はどうでしょう?

昔であれば、“日本のクレジットカードは、ポイントがついていろいろなものに変えれるから

できる限り現金ではなくクレジットカードを使おう!“という事を身に着けており、

クレジットカードのポイントで、美顔器や化粧品、さらに欲しいものがない時は“イオンの商品券”などに変えていました。

(私が知っている限りでも、イオンの商品券は10万円以上には変えていると思う。。。)

そのくらいクレジットカードのポイントの恩恵を得ている奥さんなのですが、その奥さんが今は。。。

クレジットカードではなく、できるだけ“支付宝(アリペイ)”を使うようにしているそうです。

※ 支付宝(アリペイ):中国の有名な電子決済

この支付宝(アリペイ)を使って日本で買い物すると、その日本円の額をその時の人民元

のレートで両替されて口座から人民元が引き落とされます。

つまり、円安の時は、支付宝(アリペイ)を使って決済すると、少ない人民元の引き落としで済むというわけです。

さらに、奥さんは“毎月私に振り込む生活費を日本円じゃなくて人民元で払って欲しい”と

言いだしてきたくらいです。

今くらいのレベルの円安になると、クレジットカードのポイントの恩恵よりも、人民元払いで安く買えるほうがお得!

と私の奥さんは考えるようになったという事ですね。

日本よ!外国人観光客を取り込め!

我が家の妻がこのように考えるくらいなのですから、その他の外国人にとって

“日本旅行→日本は現在大バーゲンセール中!”というわけです。

特に物価高騰に悩まされているアメリカ人からしたら、日本は信じられないくらいの安さだと思います。

コロナ前はよく“中国人の爆買い”!が報道されていましたが、

現在中国は、海外旅行にも規制しだしているし、アホな“ゼロコロナ政策”のせいで

隔離があるため海外旅行には行きづらくなってしまっているので、

中国人観光客は正直期待できないと思いますが、いやいやその他の国の人たちからしてみても

日本は十分、“大バーゲンセール中”なので、日本政府はもっと積極的に外国人観光客を

取り込むための策を練る必要があると思います。

悲しいですが、私が昔日本からアジア諸国に行って“うわ~安い!”と感じた感覚を

今は中国と比較して日本に行ったとき“うわ~安い!”と感じました。

よって、私がそのように感じるくらいですから、その他諸外国の方々も日本に行けば同じように思うはずです。

逆手に取ればこの現象は、外国人観光客から日本がお金をたくさん稼ぐチャンスです!

この円安をうまく活用して日本経済を立て直して欲しいものです。

今回は、海外から見る日本の円安に関するお話でしたとさ

おまけ(世界杯)

ワールドカップ! 強豪ドイツに勝った日本はものすごく盛り上がっているでしょうね

ここ中国でも、ドイツに勝ったことは大々的に報道していました。

裏のサッカー賭博でのレートでは、

ドイツが勝ったら、1.32倍。 日本が勝ったら6倍でした。

我が家でもこんな格好(カタールワールドカップのマスコット)してたみたいです。 笑