中国に赴任したらネットを使うためにVPNは必須です。

では、VPNサービスにはどのようなものがあるのか?

またおススメの各VPNサービスを比較していきたいと思います。

無料VPNはおススメできない

VPNサービスには無料のものと有料のものがあります。

無料のものがあるのならば、お金は払わず無料のものを使えばよいと思いますが、

正直言って無料のものはおススメできません。

中国政府は当然ですが、VPNを使わせないためにVPN潰しを行っています。

そのため、サーバーの設置数が少なくかつ接続方式(VPNプロトコル)が少ない

無料VPNはすぐに中国政府に対策されて使えなくなってしまいます。

無料VPNと有料VPNの比較

無料VPNと有料VPNを比較すると以下の表のようになります。

項目有料VPN無料VPN
コスト× かかる 不要
サーバー設置数 多い× 1つまたは少数
接続方式 多い× 単一
データ盗難リスク 安心× 不安
接続可否 良好 ダメな時も
通信速度早い× 遅い
データ量制限なし 一部制限あり
サポート あり× なし

私も実際に何種類か無料VPN使いましたが、

・サーバー設置数が少なかったり対策されたりで常に接続することはできない

・接続できても少し経つと接続が切れてしまう(ネットが安定しない)

・ネットスピードが遅く、動画が途切れ途切れになってしまう。

・対策されて使えなくなってしまう。

など、無料であることは非常に魅力的なのですが、

正直な感想は、”使い物にならない!”ということです。

現在でも日本及び海外で無料VPNを探せば出てくると思いますが、

たぶん長続きはしないと思います。

つまり対策されて無料VPNサービス自体をやめてしまう。

よって、時間がたつと存在がなくなる可能性が大きいので、

具体的な無料VPNサービスはここでは紹介しません。

有料VPNサービスを選ぶとき注意すべきことは?

では、有料VPNを選択することになりますが、

どういったことに注意すべきなのでしょうか?

有料VPN選びについて中国在住20年超えの私の経験をお話しします。

有料VPN選びの注意点1・月額(費用)

これは説明不要だと思いますが、月額いくらなのか? 

当然安いほうがいいに決まっていますが、注意したいのは

契約期間です。

”1か月”や”3か月”のように契約期間が短ければ月額に直すと高額になるし

”1年”や”2年”のように契約期間が長ければ月額に直すと高額になります。

この契約期間の長さも考慮して値段の比較を行ってください。

有料VPN選びの注意点2・無料お試しや返金保証の有無

上記に付随しますが、使い心地がよい!とわかっているVPNであれば

1年など長期の契約期間で契約できますが、使い心地がわからない状態では

長期契約ができません。

そこで、”無料お試し(トライアル)”や”返金保証”があるVPNで

使い心地を試してみる必要があります。

気に入らなかったら返金してもらう”返金保証”もよいのですが、

手間や気まずさも考慮すると、私はお金の支払いが不要なほうがよいので

”返金保証”よりも”無料お試し(トライアル)”ができるサービスのほうが好きです。

有料VPN選びの注意点3・サーバー設置台数、日本設置の有無

中国政府は常にVPNサービスの対策を取っており、VPNを潰しをします。

その対象になってしまうと昨日まで使えてたVPNが急に使えなくなることがあります。

無料VPNだと使えなくなっておしまいですが、有料VPNの場合

その中国政府のVPN対策に対する対策がなされています。

その対策内容の1つがサーバー設置台数の多さです。

サーバーをいろいろな国や都市に設置しており、設置台数が多いこと

基本的に有料VPNであればサーバー設置台数は多いです。

しかしポイントは、日本にサーバーが置いてあること!

日本にサーバーがないと日本でしか見れないサイトが見れなくなってしまいます。

時折海外の有料VPNだと日本にサーバーが置いてないことがあるので、

多くの国にサーバーを設置していることよりも日本に設置してあるかどうか?

注意が必要になります。

有料VPN選びの注意点4・接続方式(VPNプロトコル)の豊富さ

さきほどの中国政府のVPN対策に対する対策のもう一つが

接続方式が1つではなく複数の方法があることです。

有名なところだとPPTP方式やL2TP方式

さらにその他自社で独自の接続方式があったりします。

特に全人代(全国人民大会)などの政府のイベントがある際は、

中国のネット規制が強化され、VPN接続が難しくなることが多々あります。

その時に接続方式が多くて助かった経験を私は何度もしております。

よって、接続方式が複数種あることが望ましいです。

参考記事

【全国人民大会(全人大)など中国ネット規制強化時に強いかべネコVPN】

有料VPN選びの注意点5・接続デバイス数

中国赴任は、家族帯同なのか?単身赴任なのか? 

あなたが使う接続デバイス(パソコン、スマホ、iPadなどなど)は多いか?

などあなたの状況によります。

有料VPNは複数のデバイスに接続可能な場合が多いです。

私の知り合いの外国人で、これを利用して

元々複数デバイスが使えるVPNサービスを1デバイス分を1人にさらに安価で

使わせるという小さな商売をしている人もいました。(笑)

使用デバイスは、単身赴任であれば3つくらいあれば十分足りると思いますが、

家族帯同の場合は、スマホの数も増えるでしょうし注意が必要であるため

接続デバイス数も注意しなければなりません

有料VPN選びの注意点6・日本語サポートがあるか?

現在では海外の有料VPNも日本語サポートがあるところが多いので、

ほぼこの問題はないです。

しかし、サービスによっては翻訳サイトを使ったような変な日本語だったり

チャットなどで現在(ある時間帯)の担当者は日本語が使えない(英語対応のみ)

と言ったようなことは時折あります。

この辺は気になる人は気になるし、気にしない人は気にならないと思います。

そこで一番安心できるのはそのVPNサービスの本拠地がどこにあるか?

どこの国の会社なのか?という事です。

会社本拠地が日本であるならば、日本語サポートは100点満点です。

おススメの有料VPNサービスとその比較

では上記の内容を踏まえ、どの有料VPNサービスがおススメなのか?

具体的な会社名を上げて比較していきたいと思います。

おススメ有料VPNサービスの比較

かべねこSurfsharkMillenNordExpress VPNCyberGhost
月額
(2年契約)
(なし)308円396円460円(なし)346円
月額
(1年契約)
480円388円594円690円6.67ドル1000円
(半年契約)
月額
(1か月契約)
880円2308円1580円1960円12.95ドル1790円
接続デバイス最大4台無制限最大10台最大10台最大8台最大7台
セーバー設置台数9カ国100カ国56カ国111カ国105カ国100カ国
日本サーバー
の設置
ありありありありありあり
接続方式複数複数複数複数複数複数
無料お試し有無14~21日間7日間
(スマホのみ)
(なし)(なし)7日間
(スマホのみ)
3~7日間
(スマホのみ)
返金保証(なし)30日間30日間30日間30日間30日間
本拠地日本オランダ日本パナマ英領ヴァージン
諸島
ルーマニア
日本語サポートありありありありありあり

おススメ有料VPNサービス1・カベねこVPN

現在私が使用しているVPNサービスです。

有料VPNの後発組で大規模ではない会社ですが、後発組がゆえの

かゆいところに手が届いたサービスだと思います。

他社にない特徴は、ポイント制で日本一時帰国などでVPNを使用しなかった場合、

ポイントを繰り越すことができる良心的なところ。

しかし、接続デバイス数が最大4台なので、家族帯同で使用デバイスが多い場合は

不向きなサービスかもしれません。

【かべねこVPN 詳細情報+10%割引クーポン】

おススメ有料VPNサービス2・Surfshark VPN

1年、2年の契約で値段が安価な【Surfshark VPN】もおススメです。

また、接続デバイスが無制限なので、家族帯同での赴任生活でも

気にする必要がない点。

(スマホのみですが、)無料で7日間のお試しができるので安心

Surfshark VPN

おススメ有料VPNサービス3・Millen VPN

1年、2年の契約で値段が安価な【Millen VPN】。

アプリをインストールするだけで難しい初期設定不要。

接続デバイス数も最大10台なので家族帯同でも十分なデバイス数がある。

そして30日間返金保証があるので、ノーリスクで試すことができます。

日本が本拠地であるため、安心できるVPNサービス。

Millen VPN Millen VPN

おススメ有料VPNサービス4・Nord VPN

ウィルスソフトで有名な大企業 Nordが提供するVPNサービス

料金も比較的安価。

接続デバイス数も最大10台なので家族帯同でも十分なデバイス数がある。

そして30日間返金保証があるので、ノーリスクで試すことができます。

NordVPN