ここシンセンでも冬で乾燥しているせいか、しょっちゅう静電気が起こります。
そのたびに、はぁ~この電力をためて少しでもいいから電気代が安くならないかな~等と
アホなことを考えているのは私だけなのでしょうか?
価格といえば、ここ中国で一番気になるのは不動産価格!
中国不動産市場は、かつてのバブル時代から大きく変化を遂げています。
「不動産は永遠に上がり続ける」という神話が崩れ、
価格の下落や市場の冷え込みが注目される中、
多くの中国人が購入をためらう状況にあります。
今回は、中国不動産市場の変化を、
主要都市の価格動向、中国政府の政策、
そして日本との比較を交えてお伝えします。
目次
主要都市別の不動産価格動向
まず、主要都市の不動産価格の変化について見ていきましょう。
北京の不動産価格動向
中国の首都である北京は、不動産価格が常に高値を
維持してきた都市の一つです。
しかし、近年中古物件の価格が10~15%下落しており、
高級物件では20%以上の値下がりも確認されています。
需要の減少と経済全体の停滞が影響を及ぼしており、
投資物件としての魅力が低下しています。
上海の不動産価格動向
経済の中心地である上海でも不動産価格は下落傾向にあります。
新築マンションの売れ行きが鈍化し、
開発業者が値引き販売を行う場面が増えています。
一部地域では完成在庫の問題が顕著です。
広州の不動産価格動向
広州では中古物件を中心に価格が8~12%下落。
一方で、新興エリアでは取引が徐々に回復しており、
都市整備が進む地域での需要増加が期待されています。
深センの不動産価格動向
かつて“中国のシリコンバレー”と呼ばれ、
急成長を遂げた深センでも、
高級物件市場の取引が減少し、
平均価格も下落傾向です。
一時期の過熱した需要から、
より冷静な市場へと移行しています。
中国政府の不動産政策
“住宅は住むためのもの”政策
「住宅は住むためのものであり、投機の対象ではない」
という基本方針が、不動産市場の過熱を抑える要因となっています。
この方針は、過去の価格高騰を反省し、
投機抑制に重点を置いたものです。
金融緩和と規制緩和
2023年以降、政府は不動産価格の急激な下落を受けて、
金融政策を緩和しています。
住宅ローン金利の引き下げや購入制限の緩和が進められていますが、
消費者の心理的な抵抗は根強いです。
開発業者への支援
資金不足に直面する開発業者への救済措置も実施されています。
政府は不良債権の再編や大型プロジェクトへの融資を通じて、
開発業者の経営安定を目指しています。
私の経験と意見
中国不動産市場を振り返ると、
「不動産は永遠に上がり続ける」という神話が広がり、
投資熱が異常に高まっていた時期がありました。
たとえば「1缶1万円のコーラでも需要があれば買う」
(値段が上がり続けるならば、買う!)
というほどの熱狂ぶりでしたが、
現在ではそのような話を耳にすることはなくなりました。
また、中国人の慎重な性格も市場冷え込みの要因だと思います。
価格が下がっても「もっと下がるかもしれない」と考え、
購入を控える心理が働いています。
日本では完成済み物件の購入が一般的ですが、
中国では未完成物件を購入するのが主流です。
日本の報道では、”未完成物件を購入するなんて中国はおかしい”
という印象を持ってしまう人が多いですが、
中国以外にも東南アジアや中東でも見られる文化であり、
特に珍しいことではありません。
ただ経済低迷により未完成物件の工事が止まってしまい
物件は完成していないのにローンだけを払い続ける人が増え、
不満がたまってしまっているのも事実です。
中国不動産市場の変化は、
中国のみならず、世界の経済全体への影響も大きいため、
引き続き注目していきたい必要があります。
今回は、中国の不動産価格動向に関するお話でしたとさ
おまけ(ヒーリング体験)
お友達の誘いで、今回初めて”ヒーリング体験”をしました。
全て中国語でやったので、ところどころわからないところもありましたが、
自分に向き合う瞑想などとても有意義な経験ができました。
殺傷事件が増え続けるストレスフルな中国の現代社会では、
このような心を癒すためのケアって
ますます重要度が高くなっていると思うので、今後も体験していきたい。
そしてできれば、自分もその一助に携わることができたらいいな~と思いました。
もうじきクリスマスイブ!
妻と次女が中国に遊びに来る予定です。
わくわく