以前お話しした、コロナ禍のここ中国では
外国人がとても不便というお話
今回もバスや地下鉄に乗れない以外に外国人が不便な目に合う事に
対する対応策のお話です。
場所コードのスキャン
コロナが始まってから中国政府が人の流れを把握する動きは
活発化しており、ハイテク技術を用いて人の流れを
完全に把握できるようにしています。
仮に”あるコロナ感染者”が出たとします。
現在ではその人の数日間の行動の軌跡を追跡できます。
そのからくりですが、”場所コード”というものが
ありとあらゆる場所に設置されていて、そのコードをスキャンすると
そのスキャンした人が、その場所にいつ(何日の何時に)来たかが
記録されるのです。
バスや地下鉄はもちろん、デパート、レストラン、公園、村の検問所など
ありとあらゆる場所で、この”場所コード”のスキャンを要求されます。
そしてスマホ側での表示についてですが、
1) 場所コードをスキャン
→これでその人がその場所にいつ来たかが記録され追跡できるようになる
2) スキャンしたあとは、画面が変わり健康コードが表示される
→グリーンコードであればPCR検査陰性であると証明でき、
この健康コードを確認されます。
これは、iシンセンのグリーンコードとは表示が少し違いますが、
表示される内容は全く同じです。(表示の色が違うなど)
このような流れになります。
コロナ禍でこの”移動場所を追跡できるシステム”は
素晴らしい事のように思えます。
しかし、、、 自分がいつどこに行ったかを完全に把握されること!
人権のないここ中国では、これが許されることですが、
日本をはじめ、欧米諸国では、このシステムの導入は
ありえないと思います。
当然、中国政府はこのシステムをコロナの追跡のためだけに
利用しているとは到底思えません。
場所により外国人が立ち入りを拒否される
この”場所コード”のしくみ。
スキャンしなければならない一般の人にとっては、
何のメリットもありませんが、ここは中国なので”強要”されます。
しかし、その場所コードを設置している場所にいる人
(一般的にガードマン)
この人(担当者)の性格によって、スキャン要求の厳しさは
ものすごくバラツキがあります。
その場所コード付近にいる担当者が
・神経質な人
・性格の悪い人
・機嫌が悪い人
これらの場合は、最悪で”絶対にスキャンしないと許さない!”
みたいな人である可能性が高いです。
逆に、担当者が
・のんびり屋の人
・性格のいい人
・いい加減な人
これらの場合は、スキャンなどせずに通過できる場合が多いです。
なぜ、ここまで私はこの担当者の事を気にするのでしょうか?
それは。。。
この場所コードは、”中国大陸籍”の人しか使えません。
つまり、以前のお話と同様、
中国大陸の身分証を持っていない、外国人、香港人、台湾人などは
場所コードをスキャンするとエラー画面が表示されます。
上記で述べた担当者が”絶対にスキャンしろ!”と要求してくる場合は、
”外国人だからスキャンできない!”と言わなけばならないのです。
その後、担当者によっては
”外国人はスキャンできない事”を知っている人は、話が早いです。
スキャンなしで通過させてくれるのですが、
”外国人はスキャンできない事”を知らない人の場合は厄介です。
目の前で、スキャンしてエラー画面を見せて
”ほらね。 外国人はスキャンできないんです!”と
証明しなければなりません。
大体の場合は、スキャンできないことを証明すれば
通過させてくれますが、中には性格の悪い奴がいて、
”スキャンできないなら通過させない!”と言いはる奴がいます。
私ら外国人からすると。。。
”お前らの作ったシステムが外国人を拒否してんだよ、バカ!”
と言ってやりたいですが、これって。。。
私の大好きなブルース・リーの映画【ドラゴン怒りの鉄拳】の
”犬と中国人は通行不可!”
の看板で、日本人が中国人を侮辱するというシーンがありました。
これは作りもの(映画)ですが、
今の”場所コード問題”は、現在の現実の話です!
私のシンセン在住の友人(日本人)がお客さんに頼まれて
工場へリモート通訳をしに行ったのですが、工場のガードマンに
”場所コードをスキャンしろ!”と要求され
”外国人だからスキャンできない!”と答えたら
工場に入ることを拒否された事が何回かありました。
本当に困りますよね。。。
対策(ミニプログラムを用いる方法)
しかし、それに対する対応策を、私の台湾人の友達に
教えてもらいましたので、シェアします。
1)Wechatのミニプログラム”粤省事”を開く
2)”GHC”をクリック
3)”立即申領”をクリック
4)(初回のみ)電話番号を入力しSMS承認をする
5)緑コードが表示される。
この5)の緑コードが、”場所コードスキャン後の表示”に
類似(※)しており、外国人はこのコードを見せれば代わりになるそうです。
(台湾人の友人が地下鉄の職員に聞いた話です)
※ 場所コードとの相違点は、場所の名前が表示されない事。
このコードを場所コードがスキャンできない事の代わりに
見せれば、問題解決のようです。
中国政府は矛盾してないか??
今回のように、外国人はいろいろと面倒なのですが、
よくよく考えると、、、
”中国政府は矛盾してないか??”
と思います。
外国人である私らからすれば非常に腹立たしいのですが、
中国では、”コロナは外国人や外国から帰国して来た人が持ち帰る!”
という認識です。
いつも感染者数は、”外国から来た人に陽性者が多い”というデータを
公表しています。
(わざとそのようなデータを作ってる??)
逆の見方をすると、中国内部で感染した人はとても少ない!
というデータになります。
とくに香港に隣接しているここシンセンでは、
”シンセンでの感染の大部分は、香港人ドライバーが持ち込んだもの”
というデータを公表しているので、香港から荷物を運ぶ
トラックドライバーは、病原菌のような扱いを受けています。
もしこの”外国人が持ち込んでいる”が正しいのであれば、
なぜ、場所コードの管理を、中国大陸人には行い、
外国人を対象外にするのか???
本来であれば、外国人に対して中国大陸人以上に
場所コード管理を厳しくするべきところを。。。
なぜでしょう???(矛盾してませんか?)
考えられる可能性は2つ
1,本当は外国からの持ち込みの方が少ない
(つまり感染者の外国からの持ち込み者数データは、ウソ!)
よって、外国人は厳しく追跡する必要がないという解釈
そして外国からの持ち込みが本当に多いとしたならば、、、
2,外国人にコロナウイルスをバラまかせる
(外国からの陽性者にウイルスを拡散してもらう)
これが正しいのであれば、コロナ拡大を願う製薬会社や
大物政治家など利権者が潤うために、故意に感染拡大させるため。
そして責任は、”外国人のせい”という理想的な原因を作るため
どちらが正しくても、いいことはないですね。
第三者的に考えても、外国人に”場所コードをスキャンできないようにする”
というのは非常におかしな現象だと思います。
まったく、いつまで、このアホな”ゼロコロナ政策”に
我々は付き合っていかなければならないのでしょうね?
今回の”ゼロコロナ政策”中国に嫌気がさした外国人は
とても多いと思います。
今回は、コロナ禍・追跡管理の外国人問題に関するお話でした
おまけ(飲酒運転は辞めましょう)
私のインドネシアの大親友 Eくんが交通事故に遭いました。
飲酒運転+居眠り運転 だったようです。。。
幸い、対人、対物とも被害はなく、
Eくん本人がハンドルに顔面をぶつけたのと、
Eくんの乗る車が故障した以外の被害はなかったようです。
Eくんの顔は右目が腫れ上がっていましたが、
不幸中の幸いで、命に別状はありません。
コロナに2回感染して、2回とも感染3日目から
お酒を飲んでいたEくんですが、”お酒をやめよう”と
言ってましたが、禁酒できるのかね。。。
さらにEくんは、無免許運転がバレなくてよかった!とのこと
※ Eくんは、昔、運転免許の更新を忘れ現在無免許状態。(笑)
命が無事でよかったですが、飲酒運転はやめましょうね~