結婚は親がするもの!

今日、愛妻と一緒にシンセン市内の

”蓮花山公園”へ行ってきました。

この公園、高層ビルが立ち並ぶ近代都市シンセンにある

緑多き公園として名高く、まさに”都会のオアシス”的な

存在の公園である事は有名。

よって、

  • ちょっとしたハイキング
  • 散歩
  • 凧揚げなどの(子供たちの)あそび
  • 若者がスポーツ
  • カップルがルンルン

などなど

いろいろな楽しみ方があるのですが。。。

シンセン在住の方にとっては非常に有名なのですが、

もう一つの活用法が非常に有名なんです。

この公園内の一角はこのような感じに

じーさん、ばーさんがたむろする場所があります。

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日本ならば、老人たちはゲートボールなど

老人が楽しむスポーツをしているものですが、

ここ蓮花山公園にいる老人たちは違います。

ズバリ、自分の息子(娘)の花嫁(花婿)探し

に来ているのです。

よーく見ると、このぶら下がっている紙の数々は

自分の息子・娘の履歴などです。

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”うちの息子はXXX大学卒業で

 XXX会社に勤めてX年です。 えっへん”

といったアピールをしているわけです。

さらに履歴だけでは表現しきれない部分

(外見的な魅力など)は

写真まで貼り付けてます。

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そうです。

仕事で忙しい中国の若者たちは出会いも少なく

結婚相手を探すのも困難

そこで立ち上がるのは、両親!

(何で両親やねん! と言いたくなりますが。。。)

農村部など田舎では、

”結婚は本人同士でなく、親の面子のためにするもの”

的な考え方が根強い部分がありますが、

結局都市部でも、親がしゃしゃり出てくる辺りは

やはりまだまだ中国は”結婚は親のため”

的な考え方が根強いみたいです。

※しかし、そうでないカップルもたくさんいますので

 誤解のないように。

シンセン”蓮花山公園”のちょっと変わった行事に関する

お話でした。

四川大地震の裏側

もう日本では四川大地震について

あまり報道されなくなった頃だと思います。

しかし、ここ中国では当然いまだに地震の報道ばかりです。

日本側の報道から、

・簡単に崩れた学校の被災跡にて外国人記者たちが

 中国政府の報道規制にあった。

・中国での報道は、上記の件を報道せず

 ”国の一致団結”的な報道ばかりだ。

ということを聞いていて、

非常に冷めた目でこっち(中国)の報道を見ている

私なのですが、こっちにいるともっと。。。

まず、募金!

こっちのやり方なのか? 私は非常に…

募金をした人の名前と金額を紙に書いて貼り出すのです。

さらに、”地震救済!”といやと言うほど

繰り返し流し続ける報道。

なんか精神的に追い討ちをかけるような募金収集の仕方。

募金した額が少ないと恥をさらさせるようなシステム。

ものすごく不愉快です。

(こんなことは誰も言ってませんが。。。)

パスポート発行とか、そういった公の仕事で

ワイロがこれだけはびこるここ中国で

募金。。。

多かれ少なかれ、どこかで横領してるんじゃない?

と個人的に思ってしまいます。

もし私が100元募金したら、いくら被災者の手元に

届くのだろうか???

そんなことを考えると、寄付する気にはなれません。

さらに、寄付をもらう側の被災者ですが。。。

家や家族、仕事も失い、散々な目にあってる被災者は

本当に気の毒だと思います。

しかし、そんなさなか

親戚が都市部(上海やシンセンなど)に出稼ぎに行っており

彼らを頼って仕事を探せば、まったく問題ない!

なんていう人もいっぱいいます。

しかし、”せっかく国からの保障があるんだから”

という感じで、

その保証金目当てに被災地に留まっている人たちも

たくさんいるのが現実です。

こういう人たちがいると、本当に保障が必要な人たちの

支給される額も減るし。。。

まーしょうがないのかもしれません。

(どこの国でもこれくらいのことはあるか。。。)

さらには、需要と供給の関係をよく理解した

商売上手の中国人です。

これはこっちのニュースで見たんですが

普段は1碗1元のラーメンが、今は3元です。

ひどい。。。 

被災した人からでも儲けようだなんて。。。

そんなこんなで四川大地震で

本当に助けが必要なかわいそうな人々がたくさんいるのは

事実ですが、その人たちにする寄付や援助の妨げと

なる人々も少なくないというのが現状です。

今回は日本で報道されている内容からではわからないであろう

四川大地震の裏側的なお話でした。

(2020年加筆)

今でも親たちが公園で婿/嫁探しをしているかどうか走りませんが

たぶん今でも続いていると思います

まー、いつの時代も親の愛は不滅ですからね