今回はちょっとシリアスな話題を、中国メディアの報道をベースに

“わかりやすく&ちょっと面白く”解説していきたいと思います。

舞台は東シナ海、話題は「尖閣諸島」。

そう、あの“モメてる島”です。

2025年5月、中国の国営メディア各社が一斉に報じた

「日本の民間機による中国領空侵犯事件」をめぐり、

両国の主張が真っ向からぶつかり合いました。

参考動画

【尖閣領空侵犯 「日本の民間機が領空を侵犯した」と中国側が反論 

 日本は厳重抗議 再発防止強く求める】

事件の概要:中国側の発表によると…

2025年5月3日午前11時19分。

中国海警局の発表によれば、日本の民間航空機が、尖閣諸島(中国名:釣魚島)上空の

中国領空に“違法に”侵入したとのこと。

中国側の主張では、

・中国海警の艦載ヘリコプターがすぐに出動。

・無線で警告を発しながら該当機を追尾。

・約5分後の11時24分に日本機は釣魚島空域を離脱。

この一連の対応について中国側は、「合法的な管控措置」であり、

日本に対して『違法行為を直ちに停止せよ』と厳重抗議したとしています。

この報道は、「ザ・バオバオ(The Paper)」や「スプートニク中国語版」をはじめ、

多くのメディアに転載され、SNSでも一気に拡散されました。

国防部も即応:中国の“強いメッセージ”

さらに同日、中国国防部の報道官もコメントを発表。

日本の行為について次のように強く非難しています:

「事実を歪曲した無責任な発言であり、釣魚島および

 その付属島嶼は中国の固有の領土である」

そして、

・「日本の民間機による侵入は、中国の主権を深刻に侵害する」

・「海警局の行動は完全に正当かつ合法な措置だ」

と主張。

一見“民間機のフライト”という軽めの案件に見えるものの、

中国側はあくまで「領土主権への重大な侵害」として国家レベルで

対応しているのが印象的です。

この発言は「シナ・ファイナンス」や再び「スプートニク中国語版」にも

大きく取り上げられ、国内外で注目を集めました。

一方、日本側は…「遺憾」だけ?

この件について日本政府は「民間航空機の通常の飛行であり、違法性はない」

との立場を表明。

しかし一部の日本メディアでは、中国側の強い対応に比べて、

日本政府の反応は相変わらず「遺憾の意」止まりで、

抑止力としては弱いのでは?という疑問の声も上がっています。

実際にSNS上では、

・「いつも“遺憾”しか言ってないよね?」

・「そろそろ毅然と対応すべきでは?」

というようなコメントが相次いでいます。

外交問題において“強く出る”ことが必ずしも得策ではありませんが、

日本政府の反応が国民の“もどかしさ”を呼んでいるのも確かでしょう。

尖閣諸島をめぐる日中の温度差

今回の報道で浮かび上がったのは、尖閣諸島(釣魚島)をめぐる

中国側の強い姿勢と、日本側の慎重姿勢のギャップです。

中国ではこの島々を「歴史的にも法的にも中国の固有領土」と断言し、

それを覆す動きに対しては、たとえ相手が民間機でも即座に対応。

一方の日本は「わが国固有の領土」であるという立場を維持しつつも、

実効支配の現状維持に徹しており、軍事的・外交的圧力を

避けようとしている傾向が見てとれます。

このような“静と動”の外交スタンスの違いが、

国際社会にどう映っているのかも今後注目されるべきポイントです。

まとめ:ニュースの裏側を読む力を持とう

今回の「尖閣領空侵犯」問題。

中国国内では大きな注目を集め、日本では一部報道にとどまりました。

しかし、こうした「小さな火種」が、外交問題に発展するケースは

少なくありません。

中国の報道を読むと、主権や領土に対する“本気度”が

ひしひしと伝わってきます。

一方で、日本の慎重な対応にも「平和外交」の意図があるのかもしれません。

いずれにせよ、我々としては、表面的な情報だけでなく、

その背後にある“立場の違い”や“戦略的意図”に目を向けることが重要です。

今回は、2025年5月の尖閣諸島領空侵犯問題に関するお話でしたとさ

おまけ(テニスがうまくなる?)

ここシンセンは、気温が20℃代後半で気分はもう夏です。

よって、私の住む家も”蚊”が出現し、時折”蚊取り線香”が出動します。

しかし、蚊取り線香をつけると判断する前は、

中国南部の生活に欠かせない”あれ”を使います。

参考記事

【デング熱とテニス??(メルマガ第106話)】

”テニスラケット型殺蚊マシーン”をフルに使い

蚊を殺した時の、”パチン”という音に快感を覚えている

今日この頃です。