現在世界をにぎわせているアメリカ・トランプ大統領のトランプ関税!

直近では、”中国以外の”国の相互関税を90日間一時停止するとのことで

世界中の株式市場が二転三転している中、明確になったのは、

中国に対してだけは、関税を引き上げることを確定させております。

今回は特に注目すべき「報復関税」に関する中国政府の公式見解や、

それが中国の生活さらに日本にどう影響するのかをお伝えいたします。

米中貿易戦争、再び激化!

アメリカが中国からの輸入品に対して関税を大幅に引き上げたことに対し、

中国政府は猛反発!

中国政府の公式見解では、今回の関税引き上げは「誤った行為の上塗り」であり、

中国の正当な利益を深刻に侵害し、国際貿易ルールに反しているとのこと。

そのため、中国側は対抗措置として、アメリカからの輸入品に対して

125%の関税(2025年4月12日現在)を課すというド派手な対抗策に打って出ました。

さらに中国は、「アメリカは早急に誤りを正し、対中関税をすべて撤回し、

平等かつ相互尊重の精神で話し合おう」と冷静に呼びかけています。

まぁ、口調は丁寧でも拳は振り上げてる感じですね(笑)。

中国は戦う気満々!?

戦略的な応戦、感情ではない!

    一見「以牙还牙(やられたらやり返す)」のように見えるこの報復関税ですが、

    中国政府は「これは国家の利益を守るための戦略的対応だ」と主張しています。

    つまり「感情的にムカついたからやり返してるわけじゃないよ!」ということ。

    アメリカに対しては「やりすぎるなよ」と無言の圧力をかけつつも、

    毅然とした態度で対応しているように見えます。

    経済への影響は承知の上

      中国メディアでは、今回の関税引き上げが中小企業や輸出業に一定の打撃を

      与えることは明言されています。

      でも政府としては「内需を拡大すればいいし、ASEANなどの友好国と

      もっと関係を構築していける!」とリスク分散の姿勢。

      脱ドル化やサプライチェーンの多様化に自信

        一部の専門家は「むしろチャンス!」とばかりに、アメリカ依存から脱却する

        絶好の機会だと前向きな分析をしています。

        人民日報系メディアでは、

        「美国越施压,中国越独立自主(アメリカが圧力かけてくるほど中国は自立する)」

        という強気な言葉も出てきました。

        とはいえ。。。

        本音は「摩擦の長期化は勘弁して…」

        中国政府は「やるときはやるけど、できれば対話で解決したい」というのが本音のようです。

        現状、中国にとっても経済回復が急務。

        国内消費を盛り上げて、景気を戻したいというタイミングで、

        貿易戦争が長引くのは痛手です。

        だから、表向きは強硬でも、「うまく話し合って落としどころ探したい」

        という空気が見え隠れしてます。

        中国生活にも影響!?値上げが気になる品目たち

        中国に住んでいる我々日本人や中国人の一般生活にも、

        当然ながら影響が出てきそうな分野があります。

        以下は、特にアメリカからの輸入依存度が高く、値上げの可能性がある品目です:

        ◎ 大豆(輸入依存度:約21%)

        豆乳、豆腐、食用油の原料となる大豆。さらに家畜の飼料にも使われている。

        → 豚肉や鶏肉などの値段にも波及!

        ◎ 石油・天然ガス(輸入依存度:約8%)

        燃料価格の上昇は物流や電力料金に直撃。

        → 配送料、電気代、工場コストもジワジワ影響。

        ◎ 電子機器・半導体(輸入依存度:約10%)

        スマホやPC、家電の値段に直結。

        → 電子製品買い替え、ちょっと我慢が必要になりそう。

        ◎ 航空機(輸入依存度:約35〜40%)

        ボーイング機の輸入が主。関税で航空会社のコストアップ懸念。

        → 航空券や物流の価格が高くなる可能性あり。

        ◎ 自動車(特に高級車)(輸入依存度:約7〜9%)

        ベンツやキャデラックなどの高級車に影響。

        → 一般庶民よりお金持ちが痛手?しかし中古車市場も動くかも?

        ちなみに直近、中国ではこんな写真が流出しています。

        KFCの”クレイジー木曜日”(木曜日は割安になるキャンペーン)が

        アメリカの関税により中止になっちゃいました!

        という内容なのですが、実際にはこのような事はなく、誰かが作った画像のようです。

        こんな皮肉なものを作ってそれがいろいろなところに出回る。

        中国の一般人も今回の件を気にしているのでしょうね。

        日本への影響もゼロじゃない!

        日本は米中どちらとも深い経済関係を持つ国。

        今回の関税合戦によって、以下のような間接的影響が考えられます。

        ◎日本企業のサプライチェーン混乱

        中国で生産して米国へ輸出している製品が関税対象になることで、

        日本の製造業や輸出企業にも影響。

        ◎原材料や部品の価格上昇

        電子部品や機械部品の仕入れコストが増えることで、最終製品の価格も上がりがち。

        ◎中国国内の景気減速が日本の対中輸出に影響

        特に自動車、精密機器、化学製品などの輸出業界が打撃を受ける可能性。

        ◎投資マインドの冷え込み

        グローバル経済への不安が高まると、日本の株式市場や為替にも影響が及ぶ。

        つまり、日本に住んでいても「米中の喧嘩は、日本にまで火の粉が飛んでくる」わけです。

        まとめ:米中貿易戦争は“対岸の火事”ではない!

        ニュースで聞くと「またやってるな〜」くらいで流しがちな米中関税合戦ですが、

        実はじわじわと私たちの生活にも影響を与えてくる存在です。

        スーパーの食品、ガソリンスタンドの値段、家電量販店の価格表示に

        「アレ?高くなった?」と気づく頃には、

        ひょっとしたら米中バトルの余波かもしれません…!

        そして日本に住んでいる皆さんも無関係ではいられません。

        サプライチェーン、物価、企業業績などを通じて、あなたの財布にも影響が…!?

        今回は、米中貿易戦争と関税バトルの影響に関するお話でしたとさ

        おまけ(花粉逃避)

        清明節(4月上旬)付近は日本に一時帰国しており、満開ではなかったけど

        どうにか桜を楽しめました。

        そして、ここシンセンに戻ってきて、何がうれしいかというと。。。

        花粉から逃避できたこと!

        日本ではずっと目がかゆくてかゆくてしょうがなかったけど、

        シンセンに帰ってきてピタリとかゆみが止まりました。

        日本の春は桜がきれいで素晴らしいと思いますが、

        花粉症の私にとっては、あまり滞在したくない時期です。(泣)

        さー、花粉のないシンセンで普段の生活に戻ったので、がんばるぞ!