ご無沙汰しておりました。 久しぶりの更新なります。

今回は、日本でも大きく報道されている「高市早苗新総理の台湾有事発言」について、

中国現地の反応や実際の空気感、そして中国視点からの理解などを交えて

お伝えしたいと思います。

高市新内閣に高まる期待感

まず個人的な感想ですが、高市新総理の発足した新内閣には

「今までの政権とはちょっと違う」というスピード感と改革意識を感じます。

特に経済政策には大いに期待していて、長引くデフレ脱却やインフラ整備、AI・半導体分野へ

の投資など、実行力のある政策が見られることを楽しみにしています。

ただ、そんな中で話題になったのが「台湾有事」に関する発言。

「台湾有事=存立危機事態」発言に中国が猛反発

高市総理が、「台湾有事は日本の存立危機事態になりうる」と明言したことに対し、

中国政府はかなり過剰な反応を示しました。

中国外交部はすぐさま抗議声明を出し、官製メディアでは日本を非難する論調の記事が

連日掲載されています。

実際、私の知り合いで日中間の旅行関係ビジネスをしている方からは、

「高市発言の報道後、日本行きの旅行予約が次々とキャンセルされた……」

と愚痴をこぼす声も聞こえてきました。

中国の視点から見た「台湾発言」の意味

この問題、我々日本人からすると「台湾有事=中国と米国の問題でもあるし、

日本に影響があるのは当然」と考えるのですが、中国の視点はまるで異なります。

簡単に言えば、

「台湾は中国の一部。なぜ他国(日本)がいちいち口を挟んでくるのか?」

という感覚です。

たとえば、仮に日本が津軽海峡を一時的に封鎖した場合に、

他国に「勝手なことをするな」と言われたら「お前に言われる筋合いはない」と

思いますよね?

中国にとっては、台湾に関する一切は“内政問題”であり、

外国が干渉すること自体が許せないという価値観なのです。

これは正しい・間違っているという話ではなく、

「そもそもの立ち位置がまったく違う」ことが原因で、

日中間での意見のすれ違いが起きやすくなっています。

しかも、中国国内ではこの「台湾=中国の一部」という考えは、

義務教育から徹底的に教え込まれているため、国民感情として揺るがない前提が

存在しているのです。

現地在住の私が感じる「過度な心配は不要」

日中間のこうした緊張が高まると、日本国内では「中国にいる日本人は大丈夫か?」

といった声が出てくることもあります。

私自身、2012年の尖閣諸島国有化の際の大規模な反日デモなどを

現地で体験していますが、その経験から言わせていただくと、

「確かに多少の緊張感はあるが、過度に心配する必要はない」

というのが本音です。

もちろん、個人としては以下のような最低限の注意はしています。

・日本語を大声で話さない

・政治的な話題は避ける(話を振られることはよくあるが。。。)

・SNSなどで過激な発言は控える

ただ、一般市民レベルでは、私の周囲の中国人はいたってフレンドリー。

むしろ、報道とは異なる優しさや好奇心を感じる場面が多いです。

中国国内の情報統制と「世論誘導」

中国では、こうした日中関係にかかわる報道は、政府による“検閲”や“世論誘導”が

かかることも少なくありません。

特に最近では、微博(Weibo)や微信(WeChat)などSNS上でのコメントや投稿も

監視・削除の対象になることがあり、特定の話題が一気にトレンド入りするなどの

「情報の操作感」も否めません。

一方で、「反日」的な論調を煽る記事がメディアに出ることがあるのも事実。

こうした背景を理解した上で、冷静に情報を受け止めることが大切です。

最後に:冷静さと配慮を忘れずに

今回の台湾有事に関する発言は、日中の立場の違いを浮き彫りにしたものとなりました。

中国側の過剰な反応にも見える部分はありますが、それだけ「台湾問題」が

中国にとって重要かつ敏感なテーマであることも理解しておく必要があります。

そして最後に一言。

日本国内でも、中国出身者への差別的な言動が出ないよう願っています。

私の妻も中国人ですが、合法的に日本に住み、真面目に働いています。

国と国の間の問題で、一般市民が攻撃されるべきではありません。

在中日本人も、日本在住中国人も、お互いの立場や文化を尊重しながら、

冷静に日々を過ごしていきたいものです。

おまけ(香港の大規模ビル火災)

その他で大きなニュースというと、香港の大規模なビル火災があると思います。

高層ビルが立ち並ぶ、人口密度が高い香港でビル火災になると

被害がとても大きくなってしまいますね。

被害にあわれた方ができるだけ、早く日常を回復してほしいと思うとともに、

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り板さいます。