大事件が起きてしまいました。

あ~、生きててよかった。

本題以外のイベントとして、

8/11に愛妻帰国! (香港で涙の再会です。)

8/5~6 と8/9~10 ”おっちゃん”中国に来る。

タイ旅行に一緒に行ったおっちゃんは、

中国経由でバンコクに行きます。

そこで、おっちゃん中国滞在中は、旅のお供です。

 ということで、私は”おっちゃん”とあってきたので、

その珍道中をネタにしてメルマガを書く予定でしたが、

ものすごい事件が起きてしまった ので

予定を変更して。。。

公安沙汰

はい、日本では”警察沙汰”と言いますが、

ここ中国は”警察”⇒”公安”なので、

このように”公安沙汰”と言うのでしょうね~

それは、おっちゃんをバンコク行きの飛行機に

乗るためマカオ国際空港へ送りに行った

帰りのシンセン駅のバス停(106号線)での出来事でした。

バスに客がぞろぞろと乗りはじめましたが。

私はすでに席に座れてごきげん!

(ここらへんまでは、いつもの何でもない生活と同じでした。)

窓の外側を見ながらボーッとしていると、

乗ってるく客で女同士で口喧嘩していた。

”あ~、女同士の喧嘩かいな~ うっとうしい!”と思いながら、

無視して窓の外を眺めていた。

不運なことにその口喧嘩している女の一人は、私の後ろ。

もう一人は私の前に座り、口喧嘩したふたりの女は私を挟むように

すわったのでした。

(いや~な、女のサンドイッチ状態になってました。)

激しく怒鳴り散らしよだれを私の短パンに飛ばす後ろの女。

隣の夫に止められながらも激しく応戦する前の女。

おまけに私の席の隣に関係ない女まで座ってきた。 (関係ないか。。。)

私は、”あーうんざりじゃ!”と女どもを気にせず

窓の外を覗いていた。

私は一切後ろを振り返らず窓側か前を見ていたのですが、

何か少し様子が変わってきた。

私の横に座る”関係ない女”をはじめ、

周りの客がさーっと席を開け始めた。

私は、

”何で女同士の喧嘩ぐらいで席をどくの?! この席は僕ちゃんの!”

とばかりに意地でも私は席をどかないでいました。

すると。。。

私の右側に 

”なが~い、包丁が一本!”

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(後で分かりましたが、刃渡り40cmでした。)

そうです。 私の後ろの女が包丁を出していたのです。

⇒そりゃ、周りの人はさーっと引くわな!

そこで、私はとっさにその包丁を跳ね除けようとした。

その時、後ろの包丁女は包丁を引き、私の指はザックリ。

その後、包丁女の横に座っていた男が、女を説得。

そんな事をしている矢先に公安登場!

公安が包丁女の包丁を取り上げ、関係者はみんな

バスを降りる事に。。。

そのバスは、当然発車せず、私の座っていた付近は

私のO型の血液がボタボタ。

バスを降りるとたくさんの野次馬。

私の前に座っていた女は、

公安に

”この人(僕ちゃん)が助けてくれなかったら

私は、殺されていたかもしれない!”と説明。

野次馬連中の中では、私は”英雄”になってしまい、

知らんおねーちゃん が、ボタボタ血を流す私の手を見て

バンドエードをくれた。

公安のにーちゃんは、”はい、身分証出して!”

私が日本人パスポートを出すと、

”あれ? 日本人なの?”とビックリ。

その後関係者は公安局へ。。。

(私はパスポート取られたし、行かないわけにはいかなかった。。。)

公安局では、事情聴取!

いろいろと細かいことを聞かれた。。。

しっかし、この時も事情聴取する時の人が若い女の子。

(ショートカットで可愛い子だった。)

何でも、この包丁女は、田舎から出稼ぎに出てきた16歳の女で

職に就けずにいた。

広州でレイプされかけた事から、

護身用に包丁を携帯していたそうです。

公安の人は、

”この子は少し精神的に病んでいる”と言ってた。

この刃渡り40cmの包丁は、

中国の銃刀法違反にあたり所有してるだけで

牢屋に行かされるレベルだそうだが、包丁女は16歳なので、

”注意”のレベルで処理されるらしいです。

私は、指を切られたけど、特に文句も言わずに前に座っていた女と

そのダンナと共に公安を出ようとした矢先、包丁女が

”なんでお前が先に帰るのだー!”と前の女の髪の毛を後ろから

わしづかみ!

さっきのショートカットの事情聴取のねーちゃんが止めに入った。

(かわいいけど、すごいな~この子!)

そして前の女夫妻に家までタクシーで送ってもらいましたが、

私の手を消毒しないといけないと思い、いつもの診療所へ!

すると診療所の先生(女医さんです)は、

”こんなにパックリ切れてるのは

消毒だけじゃダメ! 縫わないと!”と

いうことで、村一番の”ナンリン医院”へ

”ナンリン医院”では、案の定”縫いましょ!”ということで、

手術室へ。。。

ちなみに、私の指を縫ったのも若い細身の女医さん。

私は愛妻のいない独身生活中に、、、

1)包丁女

2)前の席に座った女

3)私の横に座った関係ない女

4)バンドエードくれた見ず知らずの女

5)ショートカットの事情聴取の公安女

6)いつもの診療所の女医さん

7)指を縫った細身の女医さん

バラエティーに富んだものすごい女運。。。 

(最低です。。。)

こんな女運は、いらないから早く愛妻に会いたいよ~

教訓!

”中国の包丁は、よく切れる!”

じゃなくて。。。

”争いごとがあったらすぐにその場から離れましょう!”

それでは、また

あとがき1)

  考えれば私は、包丁女が包丁を振り回している時も

  ボーっと椅子に座っていたのか。。。 と思うと

  ”よく命落とさなかったな~”と思いました。

   (私も本当にアホです。。。)

あとがき2)

  愛妻が心配するといけないのでこの事件は愛妻に

  秘密にしてます。

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公安局事情聴取時撮影。

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手術後の包帯と止血したちり紙

(2020年加筆)

この事件、今でも覚えています!

指に出来た傷も、今でもありますね。

本当に命を落とさなくてよかったな~

と思います。

かなり長いこと中国で生活してますが、

命の危険を感じた事件って余りないですからね。

そう考えると中国はかなり治安がいいと思います。