中国に数年レベル赴任するのであれば、
いろいろと考えなければいけないことがあります。
そのひとつに、
単身赴任にするか? 家族も一緒に連れていくか?
を悩むと思います。
中でも一番悩むのは、子供の学校だと思います。
ここでは中国の日本人学校など学校事情について説明いたします。
中国の日本人学校など学校事情
中国で日本の子供に行かせる学校としては、選択肢があります。
日本人学校
中国には数多くの日本人学校があり
赴任中、子供を日本人学校に行かせれば
日本に帰国後も、日本の学校の授業についていけます。
ただ、教育のレベルは、ウワサによると
日本の学校よりも少し劣るようですが、
一応、環境は整っております。
日本人学校一覧
日本人補習校+インターナショナルスクールなど現地校
せっかく中国と言う外国に行くのであれば、
子供に語学を習得させたいと思う親もおり
現地の私立学校やインターナショナルスクールに行かせる親もいます。
現地の学校の場合、中国語以外に英語を学ばせることも可能です。
(中国の英語教育は、日本以上に実践的です)
または、年100~200万円くらいと学費が非常に高いですが、
インターナショナルスクールに通わせ外国人の子供たちとともに
英語教育を受けさせることも可能です。
しかし、現地の学校やインターナショナルスクールなどに通うと
日本での勉強についていけなくなる心配もあるので
主に”国語”の授業を行う”日本人補習校”も存在します。
日本人補習校は、基本毎週土曜日の午前中に授業があり
子供の負担は増えますが、
語学習得+日本の授業にもついていく
という一石二鳥な教育を与えることも可能になります。
日本人補習校一覧
- 無錫 (ウシ)日本語補習授業校(週1制・土)
- 深セン補習授業校 (週1制・日)
- 瀋陽(シンヨウ)日本人補習学校 (週1制・土)
- 南京(ナンジン)日本語補習授業校 (週1制・土) →(メール)riosuke617(あっと)hotmail.com
- 珠海 (ジュハイ)日本人補習授業校 (週1制・土) →(メール)zhuhai_hosyuko(あっと)yahoo.co.jp
- 寧波日本人補習授業校 →(メール)ningbo-hoshuko(あっと)outlook.jp
もし家族同伴、特に子供を連れて行く場合は、
これら日本人学校や日本人補習校を活用するのも手です。
よって、中国赴任先の都市から上記学校に通わせることが可能か?
も考慮に入れ、検討してみるとよいと思います。
日本人学校/日本人補習校の注意点
注意事項ですが、日本人学校及び日本人補習校は、
小学校と中学校のみです。
上海日本人学校以外高校は基本ないので、
今回の話の対象外になります!
上記学校情報にてリンク切れになる場合もあるので、
最新情報はこちらをご参考ください
【在中国日本国大使館 ~在中国日本人学校・補習授業校一覧~】
在中国学校の学費について
それぞれの学校の費用について説明していきます。
日本人学校の例
日本人学校は、基本的に国からの補助がありますが
”私立学校”の部類に入ります。
よって、結構な金額がかかります。
ちなみに私の住むシンセンにある日本人学校の場合は、
入学金 7000元(約14万円)
授業料 36000元/年(約72万円)
(3000元/月)(約6万円)
です。
これと別に、”寄付金”という制度があります。
寄付金は、大企業に勤めている場合は、高額で
中小企業や個人の場合は、比較的安いそうです。
過去にその会社が日本人学校に対し寄付金を
支払ったことがあれば、支払いは不要です。
(1企業1回のみの支払い)
この寄付金は、会社が支払ってくれる場合もあれば
そうでない場合もあるので、
勤務先の会社に確認をする必要があります。
日本人補習校の例
そして日本人補習校ですが、
こちらは寄付金はありません。
また、週一回の学習塾のような感じなので
学費もさほど高くはありません。
我が家の娘がシンセンにいた時、シンセン日本人補習校に通っていましたが
当時(2005年)の学費は、
入学金 2000元(約4万円)
授業料 3000元/半年(約6万円)
( 500元/月)(約1万円)
さらに寄付金などはありませんでした。
※ 各日本人補習校によって金額が違うかもしれませんので
問い合わせしてみてください
現地校の学費
現地校の場合、選択肢は2つ
私立学校 か インターナショナルスクール
になります。
我が家の娘がシンセンにいたころは、平日に現地の私立校に通わせていました。
香港系のバイリンガルスクールですが、
費用は、約4万元/年(約80万円) です。
我が家は娘二人なので、学費だけで1年に8万元(約160万円)
払っていることになります。
中国は貧富の差が激しく、中国の富裕層の生活は、
普通の日本人とは比べ物にならないほど高価です。
現地の一般家庭が行かせる公立校の場合は、
基本外国籍(日本国籍)の子供を行かせることはできません。
(ワイロを渡せば行かせることは可能ですが。。。)
よって、中国の公立校に行かせるのは考えないほうがいいです。
そしてインターナショナルスクールは、
我が家の娘が行っていたバイリンガルスクールよりさらに高いです。
興味があれば見ていただきたいですが、
シンセンにある老舗のインターナショナルスクールです。
蛇口国際学校(Shekou International School)の学費のみで、
小学~中学部 179000元(約358万円)/年
高校の部では、185000元(約370万円)/年 です。
参考URL
→ 『蛇口国際学校(Shekou International School)』
子供の学費はかなり高価なので、会社が負担してくれるかどうか?
事前に確認しておくことをお勧めします。