もう新年(2007年)が開始して6日たちました。
皆様いかがお過ごしですか?
私の仕事始めは、1/2でした。
(仕事って君。。。 気楽なトレーダーやんけ!)
→そうです香港市場は1/2から取引が開始し
もう4日間の労働です。
今年の年始(ここ中国では”年始”とは言いませんが。。。)は
株価の値動き(アップダウン)が激しく、その動きをズバリ的中!
その動きに合わせてバッチリ上げで儲け、下げでも儲けた。
えげつなく年始から儲けを出しました。
この4日間の勝ち分で焼きビーフン(3元:約50円弱)
を買ったら何年食べていけるだろうか。。。 あはは
豪快に勝ったので一昨日の晩、
奥さんと一緒にジャスコに行った時、
シウモークァイ(愛犬)の高いエサ (高いエサ=1袋3.8元。)
→あれ?僕ちゃんの焼きビーフン(3元)より高いやんけ~)
を10袋も買ってしまいました。
→あ~ん、僕ちゃんの生活費を削らなきゃ。。。
(やっぱり小市民な僕ちゃん)
新・馬・泰
はぁ~今年の年末年始は出費がかさみます。。。
12月下旬両親が来た時、現地通貨は日本で
親から日本円を借金した分を返す目的で
全部私持ち!
(借金返済なので実質私の父がスポンサーと言うことになりますが。。。)
よって普通のサラリーマンの月収分くらいのお金がポーン!
そして今月(1月)は旅行に行くのでさらに月収分がポーン!
もう一つおまけに ポーン! っと。 はぁ~ しんどい。。。
話は戻しますが、このタイトル”新・馬・泰”って
何のことだか分かりますか??
中国語の、、、
- 新加坡(シンガポール)
- 馬来西亜(マレーシア)
- 泰国(タイ)
の3つの国の頭文字を取って
”新・馬・泰(シン・マー・タイ)”と言います。
中国もドンドン裕福になってきて、ある程度お金を
持っている人々は海外旅行に出かけることも
多々あるようになりました。
(年々増加傾向にあるそうです)
そして、その中国人の間でポピュラーな海外旅行先が
この”新・馬・泰”の3カ国と言うわけです。
昔西洋人が日本人を少し小馬鹿にするときに、
”カメラをぶら下げて海外で写真ばかり取っているのは日本人!”
なんて言われてましたが、
いやいや、現代その姿をしているのは、
日本人→中国人 に交代です。
私と結婚してから学生になった私の愛妻の友達たちは
みんな”富裕層”の人ばかり。
→”私のパパマンション5つ持ってる~!”とか、
”夫は外国人”
みたいなのがゴロゴロ。。。
外部環境が変わると本当に人って変わりますね~。
最初は
”私とのデートで生まれて初めて麦当労(マクドナルド)に行った!”
と言ってた愛妻ですが、
今では”車が欲しい~”とか
”ホテルはやっぱり5つ星ホテルがいい”
などと普通の日本人が言うことと
同じような事言ってます。 お金がかさむ。。。 とほほ
つまりその友達達との間で海外旅行の話になっても、
この3つの国さえ抑えておけば
一応は話についていける最低限のレベルになるということになります。
そこで愛妻は、”新・馬・泰”に行きタ~イ とのこと。
ここまでならまだ納得できますが。。。 さらに
”私の両親も海外旅行に連れて行きタ~イ”
と言ってきました。
→まーびっくり、海外旅行なんて完全に無縁な
河南省の農民である愛妻の両親を
親孝行な愛妻は一度でいいから”海外”と言う物が
どんな所か見せてあげたいと言うのです。
さらに私の小さな夢である
”タイ株投資を始めタ~イ”があるので、
2007年はタイの証券会社に
口座開設のため必ずタイに行かなければ
いけないというのが重なって。。。
今月17日から 愛妻、愛妻の両親、私の4人で
”新・馬・泰”の内の第一カ国目!
タイに行ってきま~す!!
(おまけでその2日前から香港観光をする予定。)
→マレーシア&シンガポールは次の機会に。。。
(年内中が目標かな?)
※当然ですが、費用は全部私持ち! とほほ
海外旅行(香港+タイのパタヤとバンコク)に行ったら
どんなことが起こるのでしょうね~
特に愛妻の両親がどんな反応するかが非常に楽しみです。
さて、旅行の準備は済みましたが、
ここまで来るのも非常に苦労しました。。。
日本人が海外旅行に行くなんてのはものすごく簡単な事ですが、
ここ中国では。。。
普通中国人は各自”身分証明書”を持っていますが、
パスポートを持っている人は
かなり数が限られております。
ましてや河南省の農村となると。。。
(第一関門) パスポート!
まずこれを取らなければいけないのですが、
農村ではこれを取るのも大変!
日本と同じく管轄の役所で取るのですが、
汚職の進むここ中国では日本のように
普通に申請して取りに行けばいいなんて
簡単なものではありません。
(必要書類に個人情報を書き)
あれ、写真が必要だ。。。
写真はXXX(店)で取った寸法・・・の
写真でないとダメです。
→そうです。 たぶんこの店(写真屋)から
ワイロをもらっているのでしょう。。。
しかし中国では役人の言う事は絶対!
役人がダメ!と言ったらそこでパスポートなんて
取得する事は不可能でしょう。。。
仕方なくその指定のお店で普段の2・3倍のお金を
払って写真を撮ります。
そして役所で必要書類に写真を貼って書類を提出すると。。。
ここに所長のハンコが必要になります。
じゃー押してください。
所長にハンコを押してもらうには、何か贈り物をしないと。。。
→これも腹立つでしょ! でもこんな事は中国では当たり前!
場所にもよりますが、ここの役所では
”携帯電話のバリューカード”でOKだったそうです。
はいじゃあ書類は全て揃いましたね。
XXX(役所名)へ持っていけば、パスポート発行できますから!
ありがとうございます。
(その指定の場所(役所)にて。。。)
あ~この書類のこの写真。 ダメだね~。
ここの近くの写真屋紹介しますよ!
なんで~! 前の場所で言われたとおりに撮ったのに。。。
→この状態で愛妻の両親はブチ切れ!
愛妻のところに電話をしてきて、
かぁ~、もう海外旅行なんて行かなくてもいい!!
などと言ってました。
しかし結局、また2つ目の指定された写真屋で
同じく通常の2・3倍のお金を払って
写真を撮り、ようやくパスポートをGetしたとさ。
(これらは全部両親が河南省で行い、
愛妻からワイロ分も含めお金を送金してました)
(第二関門) ビザ
日本のパスポートであれば、
飛行機のチケットを買ってそれでOK.
しかし、中国の場合は国際的信用が日本ほど高くないせいか?
どの国に旅行するにしても
ビザを発行しなければいけません。
国によってそのビザの値段はまちまち。
私らの住むシンセンは大都市のため、
先ほどのワイロを渡すような事はなく、
旅行会社に頼めば簡単に作る事が出来ます。
旅行会社で見た値段は。。。
- マレーシア・ビザ代 150元(約2200円)
- タイ・ビザ代 260元(約3900円)
- フィリピン・ビザ代 450元(約6750円)
- インドネシア 550元(約8200円)
って感じでした。
昔中国のサイトで見ましたが、日本のビザは
”特価” で1000元くらい(約15000円)でした
私の愛妻は、私が保証人になり日本領事館で
200元(約3000円)で取れるのに。。。
日本はその他の国と違っていろいろと
必要書類が多く面倒ですからね~。
つまりタイは中国人にとってかなりビザ代が安く
すぐに取れる便利な国なんです。
タイの旅行ビザです。
(短期旅行目的ならば日本人は不要の物です。
しかし中国パスポート所有者は必要になります)
タイのビザを作る時も写真が必要なのですが、
両親の分はすごいすごい。
役人に散々振り回されて撮らされた
通常の2倍以上の値段の写真がいっぱい!
愛妻も旅行会社の人に
”お好きなのをどうぞ!”なんて言ってた。 あはは
このパスポート、ビザ、飛行機のチケット、ホテルの予約などなどの
準備がようやく終わり約10日後から
年末に”爆弾テロ”があったタイに行ってきます。
どんなことが起こるのやら。。。
今回は現代中国の海外旅行事情に触れたメルマガでした。
(2020年加筆)
今だとどうでしょうね?
昔の中国の田舎では、賄賂が当たり前で
上記の妻の両親のように、さんざん賄賂を取られまくってました
中国では、自分の得た権力を最大限お金に還元するよう考えるのが
普通なので、制限がなければ上記のようになります。
しかし、こういった賄賂を撲滅するため習近平さんが活動しているので
今はさすがに改善されていると思います