恭喜発財!!

→はい、これは中国のお正月の挨拶です。 

 日本の”明けまして。。。”のようなものです。

そうです。 今日本はなんでもない平凡な日だと思いますが、

ここ中国は1年で最大のお祭り、

”旧正月”なわけです。

※今年2007年は、昨日がちょうど”元旦”に当たる日でした。

それにしてもこの”恭喜発財”ってすごいと思いません??

直訳すると、

”共に喜びお金が発生(湧く)しますように!”

=”お互いたっぷり儲けましょう!”

と言う意味になります。

正月そうそう、”儲かりますように!”なんて、

さすが”拝金主義”の中国だけあるわ。。。

恭喜発財。。。 最低。。。

さてさてこの”旧正月”!

中国人たちはみな喜びに満ちた顔をし笑い声が絶えません。 が、

日本人の私にとってこの旧正月は。。。

”苦痛”

の一言でしかありません。

それでは、その数々をご紹介しましょう。 (ははは)

1、人ごみ

 ”中国が世界一の人口を誇る国だ!”と言うことが嫌でもわかります。

 表向きは”約13億人”と言われていますが、一人っ子政策などにより

 人口に登録できないような人々もいるので、実際は”+α”があるはず

 ですが、どれくらいいるんだろうか???

 それら全国民が、”旧正月だから。。。”という理由で里帰り、買い物、

 旅行、などなどいろいろな所に出てきます。

 よって、”どこに行っても人ごみ”という現象になります。 はぁ~

2、何もかも高い!

 日本ではお盆などに飛行機の値段が上がったりしますが、

 ここ中国はもっとそれが

 ”露骨”に表れるため、何もかもが値上げします。

 電車代、長距離バス代、タクシー代なども。。。

 (路線バスくらいじゃないかな? 変わらないのは。。。)

 タクシーに乗る時も、”正月だから。。。”と言って

 値上げを要求してくるのです。

 最低です。

3、治安の悪化

 ”正月だからたっぷりお金儲け!”と考えるのは

 一般の人以外に”泥棒さん”たちも同様に考えます。

 さらに普段より多くの人々が外出するので、

 ”カモがいっぱい!”→”商売繁盛” と言うことになります。

 頼むから泥棒さんたちは”正月くらい”お休みしてよ~

4、騒音

 日本では花火の季節は”夏”ですが、

 中国では”祭り時”と言うことになります。

 となると、中国最大の祭りである旧正月は、

 一番過激に花火をする時!なわけです。

 それもまだ、日本の子供がやる可愛らしい

 棒の花火とかならばいいですが、

 中国の花火は打ち上げ花火、ロケット花火、爆竹などなど、

 過激な物ばかり。

 (日本のそれらより火薬の量も多く、よりパワフルです。)

 中国人たちからすると、”にぎやかでいいわね~”と写るらしいですが、

 私からすると”バンバンうるさーい!!” って感じです。

 →我が家の愛犬まで一緒にワンワン騒ぎます。 とほほ
 
 なんでも農村に行けば行くほどこれが過激になるらしく、愛妻は

 ”私の故郷は大晦日から元旦にかけてみんな一睡もしないよ。

  爆竹も鳴りっぱなし!”

 。。。 最低です。

 ここシンセンでも十分うるさく、ここ最近は睡眠不足気味です。

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5、火災の危険

 上記の続きですが、まだ日本のように火災に気をつけながら

  • 海や川のそばで打ち上げ花火する。
  • 花火をやるそばではバケツを準備。

 のように注意すればまだましですが、そんな事はお構いなし!

 愛妻が”うわーあの打ち上げ花火きれい~!”なんて

 言ってるそばで私は、

 ”うわーあのマンションの最上階の人嫌だろうな。。。”
 
 (火の粉が家のベランダにガンガンに入ってる)

 それも可愛く1・2発の打ち上げ花火ならいいですが、

 15連発ぐらいのごっついやつです。

 →あー、あそこが我が家だったらどうしよう。。。
 
 警察に連絡しても相手にされないんだろうな~

  なんて考えました。

 さらに、アホなガキどもが人の家に向かって花火をしてます。。。

 →花火と言うより極めて”放火”に近い状態でした。 

  それでも誰も注意しない。。。 こわ~

6、出費がかさむ

 つまり”お年玉”を上げなければいけないということです。

 日本のお祭りでもないのになぜ挙げなければいけないの・・・

7、マグロ娘もたかりに。。。

 我が家にやっかいもの(マグロ娘+もう1人故郷の子)が

 やってきてます。

 タダメシ食らうわ、家の鍵をドアに挿しっ放しにするわ。。。
 
 百害あって一利なし!

 もう、今日で5泊目です。

 →早く帰ってくれ~!!!

 なんでも愛妻に聞いたら、マグロの両親が実家(農家)から

 わざわざマグロに電話!

 ”正月なのに何で工場の宿舎なんかにいるの!
 
 (正月なんだから)お姉ちゃん(愛妻)の

 ところに行きなさい!”

 という催促の電話だったそうです。

 日本人の私には理解の出来ない図々しさだ。。。

今、ざっと気がついたことを上げてもこれくらいはすぐに出てきます。

(たぶん、このメルマガを発行後も、”あ~、あれもあった。。。”

 のようにいくらでも出るでしょうね。。。)

とにかく、中国人たちにとっては現在の

この”旧正月”が、非常にうれしいことのようですが、

私にとっては、本当に”最低な行事”でしかありません。

あー、このメルマガを書いている今でも爆竹がパンパン。。。

うー下で爆竹鳴らしているクソガキどもの頭をドツキたい。。。

隣の部屋では、マグロ娘が中国語吹き替えの

”クレヨンしんちゃん”を見ながらニタニタ

→う~、こっちもドツキたい。。。

この旧正月で私は非常にストレスがたまっています。。。 うぉ~!!!

→本当に”うぉ~”とでかい声で叫びたい。

※ストレス発散のための”バンコク旅行”を

 すでに計画中です。(3月上旬) あはは

→1月に行ったばかりですが、ダンディー父母と一緒で、

 同様にストレスたまってたし。。。

今回は、”旧正月は最低だ!”と感じる悲しい日本人のお話でした。

(2020年加筆)

確かに異文化で育った私たちから見たらこのように思うでしょうね。

一部、特に出費がかさむなどは中国人たちも思っていることでしょう。

とはいえ、一年最大のお祭りなので祝うべきでしょうね。

私の場合は、旧正月の休暇を使って日本に帰ってしまうので

本当の意味で旧正月を祝うことは出来ないのですが。。。