オープンテラス海鮮物語
あ~お腹すいた、今日夕食は、どうする?
お魚食べた~い。 おさかな、おさかな!
ということで、”海鮮”を食べに行きました。
- 中国へ旅行に来る外国人観光客。
- (普通の)お金持ちの中国滞在する日本人。
には、無縁の”オープンテラス”の海鮮料理を食べてきました。
ごめんなさいね~。
”オープンテラス”なんて書くとなんかかっこいいでしょ?
簡単に言うと”屋台”ですわ。 ”屋台”! あはは
超チープな場所なので、普通の日本人は”無縁”なんですわ。
そう、その”屋台の海鮮料理”には、普通の日本人が味わうことのできない
”ディープな中国” があるのです。。。
オープンテラス(屋台)の海鮮料理はこんな感じです。
桶に生きている魚介類がいます。 ここから選びます。
※ おっさん=店員
まず、席に着きます。
”あれ~メニュー持ってこないな~”
お~い、メニュー!
は~い
・・・ (その後結局無反応)・・・
腹たった! 隣の海鮮屋に行こう
と言って愛妻の手を引っ張り、席を立ち上がった瞬間
ごめんなさい、メシ食ってた。
おまえのメシと客とどっちが大切なんだ。
まったく жЮα#Шё・・・
(グダグダと文句が続く。。。)
そんな状況でのスタートです。
さて、おかずが運ばれてくるのを待っている間です。
商売上手の中国人ならでは!
いろいろな”物売り”達がやってきます。
そう、そこには”物語”があるのです。
1、(バドガールならぬ) 青島ガール
・・・つまり青島ビールを売るねーちゃん
⇒基本的に若いねーちゃんなので、”からまれる対象”になりやすい
2、琵琶弾きの夫婦
・・・琵琶を弾いてお金をもらうというお商売
昔旦那の前で奥さんにからむ酔っ払い客がいた。
⇒この奥さんも結構年なのに。。。 人は酔っ払うとアホになる・・・
3、ギターを持ったにーちゃん
・・・ギターを弾いて歌を歌ってお金をもらう商売
4、サックスフォンを持ったにーちゃん
・・・何度も顔を合わせているので、もう知り合いになっちゃった。 あはは
5、歌を歌う2人組のねーちゃん
・・・歌を聞いたことあるけど、めちゃめちゃヘタクソ!
でも、”若いねーちゃん2人組”ってだけで、酔っ払いたちは、彼女達に
たくさん金を落としていきます。。。
6、手相を見るババア
7、靴磨きのガキ
8、DVDを売るおばさん
9、辞書を売るおっさん
⇒こんなのまでいます! 海鮮と関係ないじゃん!!
あげるとキリがないです。。。
こんな商売人とでかい声を上げてやりとりする。
⇒正直言って、”うるさい”!
こんなのを日本では、”活気がある” なんて言うんでしょうね。
そう。 彼らに1曲弾いてもらう ここでの相場は、
1曲=10元 (約150円強)です。
日本人なら、”な~んだ、安いじゃない!” と思うでしょうが、
現在シンセンの最低賃金が大体 日給20~30元!
⇒工場で一生懸命働く女工さんなどの給料がこれくらい。
つまり彼らは、1日3曲以上歌えば、それよりいい給料なのです。
⇒確実に3曲以上は歌ってるでしょ!
いい商売してるよな~
そんな事を思いながら、私はビールをクピクピ。
しだいにおかずが運ばれてくるんですが。。。
※ おっさん=店員
何この野菜!! いくらよコレ!
え~、 8元(約120円強) ですけど。。。
8元!! こんな(量の)少ないの見たことないわよ!
ちょっと責任者呼びなさい!!
(しぶしぶ野菜を持って帰る店員)
そして数分後・・・
量の増えた野菜を持ってきたとさ。 あはは
こーんなやり取りもありました。
私の愛妻がごねて量の増えた野菜。 あはは
つまり中国では、ごねたモン勝ちです。
(日本人だと、恥ずかしくてそんな事はしませんが。。。)
今回は、オープンテラスの海鮮料理では、さまざまなストーリー(物語)がある
というお話でした。
(2020年加筆)
なつかしいです!!
このサックスフォンのにーちゃん?(おっさん)の曲を、何度も聞きました。
私がナンリン村に住んでいた時のなつかしい思い出です。
こういったオープンテラスな海鮮料理を友達と語り合いながら
お酒を飲むと言う経験は、是非チャレンジしてみて欲しいです!