今回のコロナ騒動で開催が延期になっていた
全国人民代表大会(全人代)が 5/22~28に開催されました。
今回の全人代の最大のポイントは
【国家安全法】の採決でしょう。
では、【国家安全法】とは一体何か? こちらのニュース動画をご確認ください。
『香港の自由 最大のピンチ 「国家安全法」に“女神”も怒り』
【国家安全法】とは
国家分裂・政権転覆 組織的なテロ活動などを禁止する法制度のことです。
この言葉だけ聴くと、ふ~ん、いい事ジャン!
と思いますがこれが中国となると。。。
返還から50年間(2047年まで)”一国二制度”が約束された香港では、
言論・集会の自由などが認められた高度な自治が認められていました。
しかし、この今回の新たな法制度で実質香港の高度な自治は無効化されてしまう!
という事を恐れ、大規模なデモにまで発展しました。
直近の香港での行事と言えば
- 6/4 天安門事件 追悼集会
- 6/9 大規模デモから1年
- 7/1 香港返還記念日
- 9月 立法会選挙
があるのですが、現在のコロナ禍で香港では
9人以上人が集まることを禁止している
つまり9人以上でデモするということは警察に逮捕される
という状況下でした。
しかし、このような状況下、先日6/4の天安門事件から31年目になる
追悼集会は逮捕者を出しながらも行われたそうです。
ある意味、コロナの影響で9人以上の集会は違法!と言えることは
中国政府にとって非常に好都合なわけです。
(ある意味中国はコロナを味方につけている。。。)
このような中国の香港問題!
中国政府は国民に対しどんな思想教育をしているか?
人民日報で伝えたイラストがあります。
このイラストの中の中国語の意味は、
”今こそ虫を駆除する時だ!”
という意味で、3匹の虫がいますが上からそれぞれ
- 上 アメリカのポンペオ国務長官
- 中 香港の民主派
- 下 台湾の蔡英文大統領
ということです。
アメリカのポンぺオ国務長官、香港のデモ隊(民主派)、台湾の蔡英文大統領は
自分たち(中国)の敵! ということで中国国内の安定化を測ろうとしております。
アメリカ寄りかつ自国は民主主義の日本では、
なんで中国は世界各国から反対されているのに”香港たたき”をするのか?と
不思議でしょうがないように思いますが、中国からしてみれば
全て敵なわけです。 殺虫剤で一気に排除したいわけなのです。
こんな自由主義・香港が崩壊の危機にある中、
- アメリカの中国制裁(トランプ大統領)
- 台湾の香港移民の受け入れ宣言。(台湾 蔡英文大統領)
- イギリスの香港人300万人の市民権配布など
(すでに台湾へ移民した人も少なくないそうです。)
このような感じで各国とも香港に救いの手を差し伸べております。
さー今後の香港も目が離せませんね。
今回は、中国の国家安全法決議と香港の状況について!というお話でした。
おまけ
先週、メルマガ配信をお休みしましたが、それには理由が。。。
私のメルマガ連動ブログというより私の使っているレンタルサーバーから
アクセス規制を受けており、サイトが全て見れなくなっておりました。悲
バックアップを取って、一旦ブログを全て消して、再度作り直し!
でもWord Pressってデータベースさえ残っていれば、
比較的簡単にブログを復活させられました。
まー、でも慣れない事をやったのでなんか精神的に疲れました。
しかし、無事復活できたので、また、バリバリ更新していくぞ!