大陸人の影響を受ける香港、マカオ

今週、仕事で上司と共に中国人スタッフを連れて

香港に出張しました。

いや~、つくづく感じたのが、

”昔と違って香港又は香港人の大陸人に対する対応の変化”です。

※大陸人:中国本土(中国大陸)出身の人で、台湾人や香港人と

比較するため、このように区別して呼びます。

昔はものすごく露骨に香港やマカオの人は大陸人を見下していました。

例えば、マカオのカジノでディーラーは

必ず彼らの現地語である”広東語”を使い、

大陸人が”普通話(中国標準語/北京語)”で

質問したり話しかけたも絶対に返事は”広東語”!

さらには、”普通話なんか話すな!”といったような横柄な態度で

接するのをよく見かけたものでした。

もっと言うと私の独身時代、香港のおねーちゃんをナンパするとき

普通話で話しかけたら、煙たがられたのをよく覚えています。

そんな時友達(香港人)は、

”ダメだよ普通話でナンパしちゃ! 英語で行け英語で!”

なんてアドバイスを受けたこともありました。

(今はどうなんでしょうか?)

さらに香港、マカオ、大陸とも使用する通貨がそれぞれ

香港ドル、マカオパタカ、人民元と違うのですが、

人民元はものすごく毛嫌いされていました。

中国の時代変化,中国おもしろ珍道中

しかし。。。

世界中の誰もが認める現在の中国(大陸)の発展!

今では、大陸人が普通話で話しかけたら、

必ず普通話で返してきます。

(香港やマカオの人は、普通話を勉強しているのです。)

昔知り合いになった香港の銀行マンが

”大陸の客は、ケチケチせず豪快でいいお客さん!

逆に香港人はセコセコしてあまりいいお客ではない”

なんて言ってたくらいだし

最近、私の愛妻のご近所さんの大陸セレブなミセスたちは、

シンセン(大陸)と香港の物の値段比較が話題の的!

大陸セレブたちは、大陸で売っているものより香港のほうが

安いものを香港まで行って買いあさっているのですが、

この前は、ニュースで

”香港の粉ミルクの値段が上昇したのは、大陸の客が買うから”

と言ってました。

つまり大陸人が香港の物価を押し上げたのです。

(昔では考えられない。。。 ものすごい影響力です。)

さらに通貨もアメリカドルと連動している香港ドルは

ドンドン弱くなり、人民元はぐんぐん価値が上昇!

私が中国に来たばかり(10年以上前)の時は、

100香港ドル=114人民元

でしたが、今では逆転しさらにその差を大きく開いて

100香港ドル=85人民元

です。

(あ~、香港ドルを全部人民元に変えておけばよかった。。。)

特に現在私の住む香港との国境の町シンセンは、

その変化をありありと見ることのできる面白いエリアです。

中国(大陸)の経済発展は、そういった面からも

ものすごく明らかに見て取れるのです。

すでに香港やマカオにとって大陸人は、最高のお客さんであり

”大陸人を拒否する=死” と言っても過言ではないのでしょうね。

今回は、変な視点の中国経済発展に関するお話でしたとさ

おまけ(わくわくわく。。。)

ものすごくわくわくしています。

なぜかと言うと。。。

4月の清明節(4/5)の連休に有給休暇をくっつけて

ドーンと1週間お休みを取り

またまた

インドネシア・ジャカルタに行ってきまーす。

今回は、中国で知り合いになった元同僚の日本人と

一緒に行く計画なんです。

わーい、楽しさ2倍? 10倍? いや 100倍!

になりますね~