実をいうと、日本の冬休みに約4年ぶりに私の妻と次女が中国に来ておりました。

中国の厳しいコロナ政策で妻は、中国訪問をずっとあきらめていましたが、

コロナ規制がなくなり、かつ時間が取れるという事で、今回久しぶりに

中国に来ました。

いろいろなことをやりましたが、やはり今回の中国訪問のメインは、

  • 久しぶりの里帰り(奥さんの故郷・河南省へ行く)
  • シンセンの友人たちに会う

の2本柱でした。

特に、今回の河南省への里帰りは私の2023年の有給休暇残り全て(4日間)を使って

恐怖の“冬の河南省”へ私も行ってきましたので今回はその辺のお話をしたいと思います。

冬の河南省の苦い思い出

私が“冬の河南省”に行くのは今回で2回目。

1回目は、私と妻が結婚した時。(2004年末)

参考記事

この記事では、

・マイナスの気温でも暖房がない

・暖房がついているタクシーが唯一の温まれる場所

・マイナス8℃で結婚初夜を迎えた

といった、”河南省の冬は死ぬほど寒い!!”というお話でしたし、

私はトラウマになってしまいました。

そして、今回が2回目! (冬以外にも河南省へ行ったことあるので、誤解しないように。笑)

正直言って、1回目の苦い経験から、

“たとえ誰かが私にお金をくれたとしても、冬の河南省には行かない!”

と思っていました。

(本当に、前回がつらすぎたので。。。)

しかし、今回は、長期間にわたりコロナで里帰りできていない妻のために、

お金を払って(3人で往復の飛行機代約3000元:約6万円)、

恐怖の“冬の河南省”へ行ったのでした。

しかし、、、

発展した中国農村部

思いのほか、中国の農村部は発展していました。

まず、今回居候することになった奥さんの弟の家!

立地ですが、農業を行う場所から少し離れた小さな町の中心部に

バンバンと団地が建っており(現在建築中のものもあり)

羊とかがいるような場所ではなくなっていました。

その団地のエリアのある場所には、一応ガードマンなんかもいました。

そして弟の家はエレベーターのない6階だったのですが、普通の家です!

(家の中で焚火とかはできません。 笑)

弟の家で飼っている犬と猫。 ゆとりある生活ですね~

さらに暖房はなかったけど、エアコンで多少部屋を暖めることができます。

そして、この団地のそばで弟は小さなお店(飲食店)を開業しており、

家とお店の往復をし、朝から夜まで働いているという感じでした。

弟の開いたお店

そのお店のメニュー(中国南部の食べ物が多い感じの店です)

そしておススメの”腸粉(ライスクレープ)”:中国南部の食べ物 を食べる我が家の次女

さらに、この団地のある小さな町ですがその周りには、

・洒落っこいたレストラン

・バー

・マッサージ店

・ヨガ教室

などがあります。

正直、“普通の町じゃない!“と思いました。

普通にきれいなレストランもあります

聞いたところによると、農村からこの小さな町に移り住むように勧められており、

約20年前に見た、奥さんの親戚(マグロ娘など)もほとんどの人がこの小さな町に

家を買って住んでいました。

参考記事

【マグロ娘】記事集

ちなみに今回マグロ娘には会いませんでしたが、優秀なマグロ妹には会いました。

それ相応に年は取っていたけど、やはりお姉ちゃんと違い優秀で

赤ちゃんグッズなどを売るお店(チェーン店らしい)の店長さんになっており

収入もある程度高いらしいです。

私から見ても“まとも”な生活をしておりました。

習主席が多くの人々に支持されているワケ

日本の報道を見ると、

“なぜ中国の人は、自分勝手な独裁者である習主席を支持するの?”

と思う人も多いと思います。

中国共産党の悪い行いなどを言論統制で完全に情報をシャットダウンしており、

それに関する情報を耳にすることがないこと

そして田舎が誰が見てもわかるくらい発展している現実を併せて考えると、

“習主席のおかげで私たちの生活は向上した!”

と素直に思える人がいてもおかしくありません。

習体制は、2012年から始まっているのですが、客観的な情報のある私ら日本人からすれば

ちょうど中国の経済発展した時期と重なっているだけじゃん!と思いますが、

それは習主席の運がよかったというのもあるのかな?

日本では、中国共産党、特に習体制の悪行ばかりを報道しているし、

それに関した情報やニュースばかり見せられているので、

“悪の権化!”という印象が強いですが、中国の農村部で生活している人から見たら

何か直接的な被害を被っていない人であれば、“生活が向上した恩人!”

と思われているかもしれないということを肌で感じました。

しかし、現在の中国経済は懸命にごまかしていますが、低迷しているので、

政府に不満を抱く人も少なくないと思います。

中国共産党、特に習主席は、難しいかじ取りをしなければならなくなると思うので

どんなことが起こるか?

今後も目が離せないと思いました。

今回は、中国農村部の発展と人々が思う習体制の考察に関するお話でしたとさ

おまけ(いよいよ正月だ!)

正月はもう過ぎたよ! と日本の普通の人なら思いますが、

ここ中国では、これからが正月本番!

そうです、中国最大のお祭り・旧正月がやってきます。

今年2024年の旧暦だと

2/9:大晦日  2/10:元旦 にあたります。

よって、私の働く会社でも長い旧正月休暇があるので

また、日本に一時帰国する予定です。

去年の国慶節(10月)以来の日本ですが、とても楽しみです。