新年あけましておめでとうございます。(だいぶ遅いですが。。。)

かなり長いことご無沙汰してしまいましたが、元気にしています。

今回は、少し前まで中国で話題になっていた

(日本でも話題になっていたのかな? Youtubeでは見たことあるけど、ニュースにはなっていない??)

中国迷惑系インフルエンサー退治法(西太后事件)についてです。

中国迷惑系インフルエンサー退治法(西太后事件)の流れ

私はこの事件を、中国人の同僚から聞いて知りました。

聞いた後、いろいろと調べてみて最終的には納得がいきました。

事の発端から流れを整理してみたいと思います。

1,中国料理屋“西太后”が中国人入店お断りの張り紙を張る

とある中国料理屋に“中国人、韓国人入店お断り”の張り紙が張られていた!

まず私は、そんなこと普通の日本人がするかな?と疑問に思った。

でも調べてみたら、この店の主人の奥さんが闘病中であるため

中国のコロナやインフルエンザなどのウィルスを持ち込まれたら、奥さんも高齢であるため

困るから、このような張り紙をしたとのこと。 ということで、もう少し内容を考えるべきでは?

とも思いますがまあ、納得はできた。

しかし、理由はどうあれこの言葉は、中国人をものすごく刺激します。

なぜかというと、以前も取り上げましたがブルースリーの映画で使われたことだからです。

参考URL

反日やその他ほかの国がむかつく!と思うときに、中国人がよくやる手段の一つなんです。

だから、逆に言うとこれをやられると中国人は、ものすごく“人種差別された”と感じるようです。

2,中国迷惑系インフルエンサーの嫌がらせ対象になる

この中国人が“差別を受けている!”と強く感じる行動を

日本人店主の中国料理屋“西太后”にされたため、中国で流行っているSNS

ドゥーイン(Tiktok)や小紅書など在日中国人インフルエンサーがこぞって

この店に来て迷惑行為を繰り返すようになりました。

なぜかと言うと、在日中国人インフルエンサーにとって、

日本の普段の生活の様子などを動画にしたところで対して再生数は伸びませんが、

今回の店に対し迷惑行為をすることは、再生数を伸ばしやすい!

わかると思いますが、日本のインフルエンサーでも同じですが、

過激なタイトルをつけやすいし、注目を集めやすいからです。

再生数を稼いでバズりやすいこの事件を在日中国人インフルエンサーも見逃さないわけです。

このような理由から、今回の中国料理屋“西太后”は、

中国迷惑系インフルエンサーの嫌がらせ対象になってしまったのです。

3,インフルエンサーの嫌がらせに対し日本の警察は役に立たず

中国迷惑系インフルエンサーは、日本の警察を呼び張り紙をはがすように言うが

警察としては、はがす権利はない!

もめごとにならないように、店から出ていくように!

くらいしか言えません。

逆に中国迷惑系インフルエンサーが店で嫌がらせしているから逮捕してくれ!

と日本人店主が訴えても、それをする権限がない警察。

つまり、日本の警察は、こういう問題に対し中立すぎて、役には立ちません。

ということは中国人インフルエンサーがやりたい放題やってしまうわけです。

4,救世主は、台湾人のアドバイス

中国迷惑系インフルエンサーの嫌がらせにより、店を閉めなければいけない事態になってしまった

中国料理屋“西太后”。。。

しかし、そこに救世主が!

中国をよく知り、親日でもある“台湾”の人が、アドバイスをして

中国迷惑系インフルエンサーを一掃しました!

そのアドバイスとは。。。

中国の報道規制されるものを準備し、店中にそれらを張りまくる!

というものでした。

具体的に言うと

・プーさんのイラスト (習主席に似ているという事で規制の対象になる)

・“台湾独立、香港独立、ウイグル独立”など文字 (これは直接的な規制対象)

・“64”とか“8964”などの数字 (天安門事件:1989年6月4日関連なのでNG)

・タンクマン(戦車の前に立ちはだかる男)の写真 (天安門事件関連なのでNG)

などです。

この台湾人からのアドバイスを素直に受けてこの“西太后”の主人は、

店中にこれらのものを張りまくりました。

そして、中国迷惑系インフルエンサーが再度来店した時、動画を回せば

当然これら規制対象のものが映り込みます。

そして、この中国迷惑系インフルエンサーの動画は、中国で規制対象となり、

アカウントはBANされて中国迷惑系インフルエンサーが近寄らなくなりました。

中国迷惑系インフルエンサー退治法(西太后事件)の考察

確かに、これは効果絶大ですね。

台湾人は当然中国の事をよく知っています。 

しかも日本の良き味方!

と日本では伝わるでしょうね。

ここまでなら、日本のYoutuberとかが伝えていそうな内容ですが、

このニュースを中国国内ではどう伝えているか?

多分、国営テレビのニュースとかでは報道することはできないと思いますが、

中国でもネットのニュースで見ることができます。

例えばこれ

https://mp.weixin.qq.com/s/isvHjR8_Ney1MgU4U6H4xw

ここで伝えていることは、

3人のインフルエンサーの経歴や“悪意のある翻訳(テロップ)”をつけていたこと

などを伝えており、中国国内でもこの事件に対し

冷ややかな見方をしていることが伝わってきました。

上記の説明でも書きましたが、

美食系インフルエンサーでは、再生数が上がらずにいたが、

福島での処理水放出で関心が高い時期に、

“食材は全て福島沖から仕入れます”みたいな居酒屋の動画を撮影したら

再生数がバズったことをきっかけに反日の感情を活用すれば、再生数が上がることを

経験してしまった後に、今回の中国料理屋“西太后”事件に発展してしまった。

ということを説明しています。

しかし、驚いたことは、今回のこの事件について

中国人の同僚がものすごく正確に事実を把握していたことにびっくりしました。

これだけ便利な時代に、中国共産党はどこまで中国内での言動を規制できるのでしょうか?

もしかしたら現状を把握できていないのは共産党のお偉いさんだけ??

日本もそうですが、年寄りはネットなど最新のものや便利なものについて詳しくありません。

新しいものを吸収し続け使いこなせるようでいたいですね。

今回は、中国迷惑系インフルエンサー退治法(西太后事件)に関するお話でしたとさ

おまけ(あけおめ from シンセン)

2024年の新しい幕開けですが、正月気分の味わえないここ中国シンセンにて

年越したのですが、今回は日本から妻と次女がシンセンに来ておりました。

(長女は、受験生なので今回中国に来れませんでした。。。)

私と次女の二人で日本料理屋でオマケでくれた“ミニ年越しそば“を

食べたくらいで年越し気分は終わってしまいましたが。。。

さて、日本ではこの時期、“能登半島地震”が起こってしまい

長女が日本(千葉)にいたのですが、特に被害はなかったとのこと。

その他3人の私たちは、ここ中国におりましたが、奥さんのスマホから

地震警報が何度も鳴り、地震の頻度の高さはだけは体感できました。

被災された方々には頑張っていただきたいと思うと同時に、

ご不幸に会われた方のご冥福をお祈りしたいと思います。

あと、大きな出来事は台湾総統選で与党・民進党が勝利したこと。

そして、アメリカ大統領選も控える今年2024年はどんな年になるのでしょうね? 

平和であることをお祈りいたします。