マグロの嫁入り?(中国サブプライムローンの影響)
全世界を悩ますアメリカ発のサブプライムローン!
驚異的な経済成長を遂げるここ中国でもその影響は大きい。
本来中国での人民大移動は、旧正月(春節)が近くなると
始まります。
この時期は、あらゆる交通機関(飛行機、電車、長距離バスなど)に
人々がごった返し、値段は普段よりは値上がり
とんでもない状態になるのですが、
この前愛妻の弟が用事があり故郷へ帰ったのですが、
すでに電車は満席。
弟は、席なしで20数時間の電車に乗って故郷へ帰りました。
なぜ、旧正月でもないのに電車が満席なのか???
それは、
サブプライムローンの影響!
だったわけです。
そう、BRICsの代表選手で著しい経済成長を告げる
ここ中国は、”世界の工場”と呼ばれる
生産拠点であるのですが、そのメインの客先であるアメリカの
大不況は、当然打撃を受けてしまいます。
各工場も客先でアメリカ比率の高い工場とそうでない工場で
経営状態の差が著しく開き、倒産する工場もどんどん増えております。
工場の倒産
↓
失業者増加
↓
失業者たちの里帰り
ということで、季節はずれで電車が混んでいたわけです。
中国人は”拝金主義”の方が多く、
就職しスキルを磨く
↓
さらによい条件(給料)の職場を探す
↓
転職し、さらにスキルを磨く
↓
さらによい条件(給料)の職場を探す
↓
・・・・・
と言った感じに、簡単に仕事を辞めて
転職をし続ける人が多く、今までは景気がよかったので
企業も実力ある人間は、ヘッドハンティングして
高い給料を約束するというのが当たり前であった。
しかし、今はサブプライムの影響か状況はかなり変わった。
現在就職につけない大卒の人口が100万人を突破。
昔と違い学歴だけでは簡単に就職できなくなってしまったのです。
よって、昔と違い今は
”できるだけ現在働いているところに長く勤める!”
と言う判断が一番賢明なわけです。
そんな中国の新しい経済環境の中、頭のよい人は
その変化を捉えて何らかの策を打つのですが、
アホな人は、その変化に気づかず昔と同じ考え方を
貫き通すのです。
ここで、タイトルの話に行くのですが、
農村にいるマグロ両親は、マグロ姉に
”結婚相手を探すために故郷へ帰ってきなさい!”
とのこと。
※中国では、故郷のもの同士を結婚させるのが一般的なのです。
親が結婚相手を決める
↓
本人が同意する(生理的に受け付けないレベル以外はほぼ決まり)
↓
訂婚(エンゲージ)
↓
結婚
と言う流れです。
相手が見つかるかどうかはわかりませんが、そういうことなので
マグロ姉は現在の仕事を辞めて、故郷へ帰るのです。
それだけなら、まだ理解できるのですが。。。
マグロ姉得意のわがまま、”一人で故郷へ帰るのイヤだ~!”
と言うことで、結婚とは無関係のマグロ妹まで仕事を辞めて
里帰りすることに。。。
うーん、マグロ妹自体は、現在仕事が探しづらいことを
知っていたのに、姉のわがままのために。。。
もう少し、自分の幸せのために考えて行動すればいいのに。。。
まー、この不景気で仕事が探しづらい環境でも
マグロ妹は、しっかり者なのでどうにかなりそうだが、
マグロ姉は。。。
ちゃんと結婚相手を探せるのだろうか?
さらに相手を探した後、また就職できるのだろうか??
また我が家に居候することにならなければよいのだが。。。
今回は、マグロ娘の嫁入りを通じて中国サブプライムローンの
影響に関するお話でした。
(2020年加筆)
う~ん、けなげなマグロ妹。。。
10年後には、あなたたち姉妹の差がグーンとつくので
がんばってね。
まー、実力の差がはっきりついただけなんですけどね。。。