2児の母が結婚??
私の職場での話なのですが、びっくりした出来事だったので
ここで紹介いたします。
私の所属する部門は、40人の女工さん(ワーカー)を
抱える部門なのですが、びっくりすることが時折あります。
Aさん(私の部門のワーカーさん)が、結婚休暇を申請してきました!
※ Aさんは、2児の母です。
私)”え? 子供が二人もいるのに今更結婚休暇ってどういうこと?”
A)”結婚してなかったので、結婚しました。”
私)”え? 子供2人も産んだのに籍入れてなかったの?”
A)”はい!”
日本だとこの時点で非常にびっくりする話なのですが、
この裏にある中国らしいロジックに、もっとびっくりしました。
”一人っ子政策”の国ここ中国では、
2人目の子供を産んだら戸籍のある省によって金額はさまざまですが
罰金を支払わなければいけません。
しかし、場所によってはそれだけでは済まないそうです。。。
今回のAさんの場合、
子供がどうしても二人欲しかったので、
今回のように入籍せずに子供を産んで、
産み終わってから入籍ということを計画的にやったそうです。
Aさんの省の場合は、
通常通り、まず結婚して第一子を産んだ場合、
政府の”計画生育部”の人が家に来て
”子供が産めなくなる為の手術をしろ!”
と言いに来るそうです。
それも、手術をするまで何度も来るそうです。
(さすがに病院が強制的に手術をするという事はないとのことです)
→病院にはそこまでの権力がないため。
しかし、未婚の状態で子供を産みかつ子供を戸籍に載せなければ
政府も子供がいることはわからないのです。
(”計画生育部”の人が来ることもないわけです)
よって、第二子も産むことが可能になります。
そして、最後に産み終わったら、結婚して入籍し
二人の子供の籍を入れて子供二人分の罰金を払う。
ちなみにAさんの省では子供一人で5万元(約82.5万円)
二人戸籍を入れてなかったので、
合わせて10万元(約165万円)
の罰金になるそうです。
別の方法で二人の子供を産むことも可能なようです。
例えば、”計画生育部”の人が来たときにワイロを渡すなど。
しかし、この方法だと、10万元よりもっと高くつくので、
今回の方法
(未婚→2人出産→入籍→罰金10万元)
が一番リーズナブルだそうです。
非常によい情報ですね
(しかしこの情報を日本人が知ったところで何も得はしないか。。。)
ちなみに我が家は、中国でも入籍していますが
長女: 中国籍+日本籍
次女: 日本籍のみ
つまり日本の戸籍上は、私ら夫婦は2人の子供がいることになっていますが
中国の戸籍上では、長女のみの一人っ子なわけです。
※中国に罰金払いたくなかったので、次女は中国籍がないわけです。
今回は、中国で2児出産する方法に関するお話でしたとさ
おまけ(れりごー♪)
れりごー♪ れりごー♪~
我が家の長女が、散々歌い続ける歌です。
コレなんだかわかりますか?
日本でもヒットしたと思うのですが、
ディズニー映画『アナと雪の女王(Frozen)』
の主題曲『 Let It Go 』の事です。
↓↓↓
中国でもこの映画が特に子供を中心に大流行!
毎日のように歌っています。
これで長女は英語が上手になるかな?