今年2024年は、旧暦でいうと2/10が元旦にあたる日でした。

そこで、私は恒例の旧正月で日本一時帰国をしました。

今回の一時帰国でもいろいろなことがありましたが、

基本的には親の介護関連の事でほとんどの時間を費やしました。

しかしその中で、日本の介護はすごいな~と思うことが多々ありました。

今回は、その辺のお話です。

老老介護だが、介護制度が充実した日本

我が家は、両親が千葉市美浜区に住んでいます。

私が中国に単身赴任状態。

私の家族(妻と娘二人)が両親の住む場所から徒歩数分の場所に住んでいます。

そして、妹が同じく千葉市中央区に住んでいます。

(妹は、実家まで車で30分くらいのところに住んでいる)

そんな状況下、父は83歳。 母は76歳。

つまり老人二人で住んでいるのですが、

現在は父が“要介護2”。 母が“要支援1”。

という状態で老老看護している状況です。

私としては、中国に住んでいて手伝うことができないので

非常に心苦しいのですが、日本の介護保険のおかげで

“デイサービス”を1割負担で使用できます。

父と母の介護レベルが違うため、同じサービスを受けることができませんが、

特に母のサービスのところでは、毎日誰かが来て

・血圧測定

・薬を正しく飲んでいるか?

・生存確認

を行ってくれます。

普段一緒にいることができない私からすると非常にこのサービスは心強いです。

そして、今回の滞在中も母が誤って数日分の薬を飲んでしまったのですが

それをすぐに報告してくれたりと非常に頼もしいサービスです。

こんなサービスを非常に安価で利用できる日本はとてもいい国だと

今回の滞在でつくづく思わされました。

私が現在住む中国にも“老人ホーム”はありますが、

日本のデイサービスのようなものはあるのだろうか?

あったとしても、日本と同じような低額で手厚いサービスはないと思います。

税金が高くなっていく日本ですが、やはりこのようなよくできた制度の存在を知ると

“しょうがないのかな~”と思わされます。

ちなみに介護のことが最初はわからないと思いますが、各都市には

介護に関する相談に乗ってくれる施設があります。

ちなみに私の住む千葉市では、

【あんしんケアセンター】

というところに相談すれば、いろいろと教えてもらえると思うので、

あなたの町にもこのような施設があると思うので活用してみてください。

かかりつけ病院のチェックを!

今回の滞在中、一番の大きな事件は救急車に乗ったことでした。

自分がケガして救急車に乗ることはありましたが、自分以外の人を救急車に乗せる

という行為は実をいうと私にとって初めての経験でした。

(海外でも救急車に乗る経験がある私ですが、他人の乗せるのは意外にも初めてでした)

まず、なぜ父を救急車に乗せることになったのかというと

コロナにより極端に外出しなくなった私の両親。

特に父は、家の中でベッドとトイレを往復するくらいしか体を動かさなくなったため

極端に筋力が衰え、今ではトイレに行くのもフラフラしながら一苦労という状態であったため

私が日本滞在中はできるだけ父のそばにいようと付き添っていました。

ある日の夜、父が胸が苦しく呼吸が少し難しい状態になったことに気づき

私の判断で救急車を呼びました。

(そのころ同居している母は、ぐっすり眠っていた。悲)

今回初めて自分以外の他人(父)を救急車に乗せたのですが、

まず、“保険証とお金、お薬手帳の準備”をしなければならない。

→病院に行くので当たり前ですが。。。

しかし、私が日本にいたころには存在しなかった

服用しているお薬を把握するための“お薬手帳”の重要性には驚きました。

そして、一番あせったのが、

“父のすべての病気とかかりつけの病院”がわからないといけないこと。

→救急車の搬送先病院を決定するため。

救急車は、適当に家のそばの病院に連れていくのではなく、

本人の病状を一番理解した主治医のいるかかりつけの病院に搬送することがベストなので

何の病気を持っている→その病気をどの病院で見ている

というのを救急隊員は把握した後、その病院に受け入れてもらえるかを確認するという作業を行います。

父は、高血圧、糖尿病、心臓病などいろいろな病気を持っているため、それらすべてをこたえるのは

なかなか簡単なことではありませんでした。。。 悲

病院に無事搬送になったのですが、不整脈がひどく、ドラマや映画でよく見る

心臓に電気ショックを与える機械まで登場し、どうにか父は安定してきて入院することになりました。

言い方を変えると、私が救急車を呼ばなかったら、父は天国に行っていたのかも?と思うと

とても運がよかったと思いました。

(私が中国に帰国後、父は無事退院し、いまではまた実家で母と暮らしております)

もし、私と同じように両親が年老いてきている場合、

・日本の介護制度をフル活用にすること!

・いざという時のためにかかりつけの病院などの把握をすること!

などの準備をしておくことが必要だと思いましたので、今回情報をシェアさせていただきました。

しかし、日本の介護制度は本当に素晴らしいと思いました!

増税などあまりよくないことが日本では起こっておりますが、まだまだ日本はいい国だし、

老後は日本で過ごしたいな~と思った今回の滞在でしたとさ。

今回は、日本の介護制度に関するお話でしたとさ

おまけ(暑くて寒いシンセン。。。)

私が日本滞在中は、一度雪が降りました。

とても寒かったのですが、沖縄より南のここシンセンに戻ってきたら、

暑い暑い!

20℃台後半で長袖のシャツでも暑いな~と感じました。

しかし、シンセンの2月後半から3月は、”三寒四温”の季節で

暑い時は、最低気温が20℃くらい。 最高気温で30℃近くになる。

しかし寒い時は、10℃以下の気温にもなります。

中国では風邪とかが流行っている?みたいなので、

風邪引かないように(特に変なウイルスに感染しないように)気を付けなければ。。。

と思う今日このごろです。