日本でもだいぶ新型コロナウイルスの緊張が高まってきたようですね。
日本に住む私の妻(中国人)から
”小学校が4月まで休みだって!”
”非常食用のレトルトカレーとかカップラーメンを買って!”
とかいろいろと中国にいる私に注文が来ます。。。
でも、私は日本から中国に来て
”日本は緊張感がなさ過ぎる。中国のほうが管理されてるし安全かも?”
と思っていたので、日本は多少緊張感を高める方がよいと思います。
中国同様、生活が不便になるけどもう少しの辛抱です。
お互いにがんばりましょう!
さて今回は、中国の実際の肺炎対策事情をお伝えいたします。
しかし、いろいろとYoutubeを見ていたら
私が伝えたかった中国の新型肺炎対策のために行っている内容が
とてもわかりやすく説明した動画がありましたので、こちらをご参考ください。
参考動画
『強権?プライバシー無視? 中国 肺炎対策リポート』(約17分)
中国では現在、各村やマンションとかの単位で
”封閉式管理”と言うのを行なっていて
外部からの人の村やマンションへの出入りを制限(ほぼ禁止)しています。
さらに自分の村やマンションの住人が出入りする際は、
村やマンションが発行した”出入証”を持っていないと入れません。
![中国おもしろ珍道中,新型コロナウィルス,新型肺炎,コロナウィルス](http://happychineselife.aandm-china.com/wp-content/uploads/2020/03/477-1-1024x576.jpg)
こんな感じに村が塀で囲われています
![中国おもしろ珍道中,新型コロナウィルス,新型肺炎,コロナウィルス](http://happychineselife.aandm-china.com/wp-content/uploads/2020/03/477-2.jpg)
村に出入りするための出入証です。(ちなみに私のものではありません。。。)
さらに村に入る時(場所によっては出る時も)体温測定を行ないます。
動画内で言っている”非接触型の体温計”を使って測定します。
![中国おもしろ珍道中,新型コロナウィルス,新型肺炎,コロナウィルス](http://happychineselife.aandm-china.com/wp-content/uploads/2020/03/477-3-1024x768.jpg)
村に入る時の体温測定場所
この非接触型体温計ですけど、企業が開業するのに
この体温計を持っていることは必須条件で、私の会社でもコレを持っており
出入りする全従業員は、コレで体温測定されます。
企業も大変で従業員から1人でも感染者が出れば、即営業停止になります。
なので、企業も必死です。
現在の中国はどこに入るにしても体温測定されます。
私も普段の生活であまり出歩かなくても1日5,6回は体温測定されます。
熱が出ていないか?は自分が体温計を持ってなくても常に確認できます。 苦笑
そして、現在は町や村、マンションの出入り制限以外に
いろいろなものがウイルス対策で営業停止してます。
レストラン/喫茶店やバー、映画館など人が集まり感染しやすそうなものは
基本的に営業停止です。
レストランについては営業許可が取れれば、店での食事は不可能ですが
テイクアウトのみの営業です。
そして地下鉄に乗るには登録が必要とのことです。
さらに動画は上海の話ですが、私の住むシンセン市でも
強制的に専用アプリをインストールしなければいけなく
このアプリはGPS機能で、私がいつどこへ行ったか?
完全にシンセン市に把握されています。
![中国おもしろ珍道中,新型コロナウィルス,新型肺炎,コロナウィルス](http://happychineselife.aandm-china.com/wp-content/uploads/2020/03/477-4-576x1024.jpg)
これがそのアプリです
よって、仮に私が肺炎に感染したら、いつどこにいたか?が完全に把握され
誰からウイルス感染があったか?を捉えることができます。
そして私とであった人も捉えているので、私から誰がウイルスをもらう可能性が高いか?
その疑いの高い人も割り当てられます。
がっつり管理している!という面ではいいとは思うのですが、
人権もへったくれもないですね。。。
人権など元々あったものではない中国だから出来ることでしょうね。
(日本でコレを真似することは技術的には出来ても人権や倫理の問題で不可能でしょう)
でも、感染経路を把握したりする分には、日本よりも中国に軍配は上がります。
実を言う私は昔のSARSもここ中国で経験していますが、
あの頃は今と違いここまで管理されていなかった。
というより管理できる実力がなかった。 という方が正しいでしょう。
当時(2003年)は、世界全体のGDPの中国の割合も低かったですが、
現在(2020年)は、世界第二位になっているのでGDPの割合も大きく
世界経済に与える影響もSARSの時とは桁違いです。
早く収まって欲しいものです。
そして、無事に東京オリンピックを開催して欲しいと強く願う今日この頃でした!