現在日本では“BIGMOTOR不正事件”がニュースをにぎわせていますが、
中国在住がもう24年目になる私からすると。。。
“日本って本当に平和だな~”と思ってしまいます。
だって、不正したら大々的にニュースになるでしょ?
中国だったら“不正”なんて日常茶飯事だからニュースにすらならない。(悲)
でも場合によってはニュースになりますけどね。
つまり政府が目的を持った意図的なニュースは報道します。(悲2)
さてさて、今回は日本で報道されている中国では報道されないニュース
【中国16~24歳の失業率20%】についてのお話です。
【中国16~24歳の失業率20%】はウソ?
日本で放送されたニュースがこちらになります。
動画はこちら ↓
中国政府が表立って報道している内容は、【中国16~24歳の失業率20%】
しかし、北京大学の張丹丹副教授が“失業率は46.5%の可能性もある”と
言ったというのが日本のニュースになりました。
(ちなみにこのニュース記事は、中国では削除されてしまいましたが。。。)
”寝そべり族”や”農民工”をカウントしていないから失業率は正確ではないとのこと
さらに、就職につくために“偽のインターン証明書”を作る人がいる!
という内容まで付け加えられています。(笑)
中国歴の長い私からすると“こんなの中国では当たり前!”と思います。
私が昔務めていた中国の日系工場のそばは、工場地帯だったのですが、
そのエリアには、“ニセモノ証明書屋さん”が常にいました。
これは、工場で仕事を探すワーカーさんたちが学歴を不正し高くするために
ニセモノの“高校の卒業証明書“を安価で作ってくれるお商売です。
つまり中学中退の学歴の人でも“高卒”になれてしまうのです。
中国ではこのような証明書類は、ニセモノがあるのが当たり前です。
そりゃ、インターン証明書のニセモノがあるのも当然でしょう。(悲)
それでは、この問題をさらに深堀してみましょう。
中国の統計・失業率のウソの裏側
日本のニュースで話題になった張丹丹副教授の、“失業率20%→46.5%”の言及。
ニュースの動画の中でインタビューを受ける学生が
“失業率は50%以上”と言っていますが、少し頭のいい中国人なら
報道されていなくても肌感覚で報道されている数字が違うことくらいわかっています。
(だけどそれを言ったら、捕まってしまうというのも知っています。。。)
さらにこの“学生の失業率”について深堀してみますが、
私がとある中国人から聞いた話では、かなり昔から大学では“卒業者数が正しくない“
と言っていました。
どういうことかと言うと、
大学が、就職が内定した人にしか卒業証書を発行しないのです。
“はぁ? なぜ?“ と思いますが、これにもカラクリがあります。
なぜ就職内定者にしか卒業証書を渡さないか?
→“大学の就職率を上げるため!“です。
大学としても、“私の大学は就職率が高いですよ!”と宣伝したいからです。
就職内定者にしか卒業証書を渡さなければ“高い就職率“を謳えます。
逆に言うと就職内定していない人には、卒業証書を発行せず、
“当大学の就職率に載せない“というわけです。
そうなると就職内定していない人は、大学の卒業証書がもらえるかどうかわからない
という不安な状態になるため、就職できていないけど、卒業証書をもらうために
学生はどうするか???
↓
↓
(答え)ニセモノの“就職内定書”を作る。 (苦笑)
(就職内定してないけど)ニセモノの就職内定書を持って大学の卒業証書を
発行してもらうという現象が起こります。
この現象は、今回の失業率が話題になる10年以上前からある問題です。
正しくは“あり続ける問題“です。
つまりニュースになる前から、中国の若者の失業率は実際より少なめに統計される!
というのが当たり前になっているのです。
このことによって、
“若者の失業率”だけが不正なのではなく、“大学の就職率”も不正なのです。
→一体中国の統計の中には、正しいものがあるのだろうか???
日本でニュース番組などに出る日本一中国の事を知る”石平さん“が言っていた
中国の統計は、
よいものは、よりよい数字に笠増しされて発表される
悪いものは、数字を減らして発表される
と言ってましたが、まさにその通りです。
日本のように不正があったら大騒ぎするというのは、
普段は不正がない中、不正が発覚したから!
中国のように、不正だらけの中で、不正が発覚しても大した騒ぎにはならない
という悲しい現実があるのです。
今回は、中国の若者の失業率の深堀りに関するお話でしたとさ
おまけ(SONYすげー!)
私は生活が大きく変わりました!
お恥ずかしい話なのですが、ワイヤレスイヤホンを使うようになりました!
え?使ったことないの?とバカにされるかもしれませんが、
当然使ったことあります。 しかし、私は運動するときに音楽を聴きながら
運動したいのですが、中国で“防水”と呼ばれているイヤホンを何度か
買って使っていましたが、毎回すぐ壊れるので、嫌気がさしていました。
(ちなみに中国ブランドのある程度値段のするイヤホンでした)
そこで知り合いに“SONYのイヤホンがいいよ!”と聞いたので
試しにSONYの防水機能のあるワイヤレスイヤホンを買ってみました
これです。↓
“WI-C100“という型番で、ニセモノが少ないと言われる
中国のECサイト”京東“で割引価格で買いました。(ちなみに179元:約3500円)
今まで中国ブランドですぐ壊れるので、ワイヤレスイヤホンに嫌気がさしてましたが
さすが世界のSONY! 30分のウォーキング+ジムでの筋トレで
汗だくになっても、まったく問題なくイヤホン使えています!
“ワイヤレスイヤホンってすっごい便利~” と2023年になって実感しました。苦笑
まーそれよりもSONY=“日本クオリティー”のすごさを実感できた出来事でした。