日本のニュースでは、たぶん“ロシア・ウクライナ戦争”の戦況や被害に関する
報道が多いと思います。
さらに、その“ロシア・ウクライナ戦争”と関連づけて
“台湾有事”(つまり中国が台湾を攻めたら。。。)という報道も同じく多いと思います。
でも、私は“台湾有事”つまり中国の武力侵攻よりももっと怖いものがあるな~
と気が付いてしまったので、そのお話をシェアしたいと思います。
なぜ日本では台湾有事やロシア・ウクライナ戦争の報道が多いのか?
つくづく思いますが日本の報道は、同じことを何度も繰り返す!
それは、あまりニュースがなくて平和だから!
とよいほうにも受け取ることはできますが、それ以外に“反復して”報道し
人々の脳裏にそのニュースを植え込むと言ったある意味“洗脳的効果”も
あるように感じます。
台湾有事やロシア・ウクライナ戦争の報道がなぜ日本では繰り返されているのか?
それは台湾有事やロシア・ウクライナ戦争報道で恐怖をあおり
防衛費増大(増税)の正当性をアピールするためだと思います。
確かに、日本は、中国、ロシア、北朝鮮と
核を保有した“何をしでかすかわからない国々”に囲まれているので、
防衛費を増大しなければならないと思います。
私個人としては、増税は反対(他にもっと方法あるでしょ?)ですが、
防衛費増大には賛成です。
しかし恐怖をあおりすぎるのもどうなんだろう?
さらに、嫌中、嫌ロシアの傾向が強くなりすぎてしまうことや
考え方が武力侵攻への備えが必要!ということばかりに偏りすぎてしまうのは
問題ではないか?と思うようになりました。
私は、別に中国やロシアを好きになったほうがいい!と言っているわけではありません。
考え方が偏りすぎることが危険だよ!というのが持論です。
なぜかと言うと“台湾有事”(中国の武力侵攻)よりも
怖いことがあると気が付いたからです。
台湾有事よりももっと怖い事
現状の中国人民解放軍の実力では、台湾有事の際、日米が協力して台湾を助けたら
台湾を武力侵攻しても成功する確率が低いと言われていますよね?
(日本の報道では。。。)
たぶん、それは正しいと思います。
さらに、もし中国が台湾に武力侵攻したら勝っても負けても大きな被害を被ることに
なることは容易に予想されます。
では、中国が主張する“1つの中国/台湾統一”を行う上で一番理想的な方法は、
武力侵攻ではなく、“平和的解決”になります。
つまり無血で台湾統一すること。
戦わずして勝つ(平和的に台湾統一すること)が一番理想です。
中国はよく他所の土地の有力者にお金をバラまくとか、スパイ行為など
いろいろな手段を使って、その国の世論を操作しようと試みると思います。
(というか、すでにガッツリやっているでしょうね)
来年1月は台湾の総統選挙の年です。
現在の与党・民進党は、現蔡英文総統のいる反中親米の政党ですが、
最大野党の国民党は、親中路線なので、まず中国としては国民党から
総統が選ばれることを望んでいると思います。
それは平和的統一の第一歩だと思いますが、そこから世論を変えるような
動きがあれば中国の思うつぼになると思います。
現在の一般的な台湾人の考え方は、
・台湾人であることを誇りに思う
・中国とは距離を保ち、現状維持が理想!
だと思うのですが、それが変わる時が一番怖いです。
中国は裏で何をしでかすかわからないので、とても怖いです。
まだ、中国が武力侵攻するならば、世界の多くの国は批判するでしょうし、
アメリカや日本も“武力には武力で!”という対応することが可能ですが、
もし、中国が武力を使わずに無血で台湾を統一する場合は、
武力攻撃されているわけではないので、日本もアメリカも手を出すことができません。
もし台湾が今の中国側と同じ考えを持ってしまったら。。。
台湾の最大の魅力である“最先端の半導体”を中国が牛耳る!
そんな状況で、“沖縄は元々日本ではなかった!”なんて台湾の人まで言い出したら
それこそ、日米にとってとても恐ろしいことになります。
まー、さすがに台湾の人を洗脳するのは非常に難しいと思いますが、
中国は台湾に爆弾を落としたいと思う気持ちよりも、
そっちのほうを強く望んでいるはずです
中国がどのような秘密工作を台湾に対して行うか?
来年の台湾総統選の結果はどの政党が取るのか?
目が離せない状況だと思います。
(いろいろな意味で、、、)台湾の人、がんばってね~
今回は、台湾有事に関するお話でしたとさ
おまけ(処理水放出)
ついに2023年8月24日。 日本は福島の処理水を放出しましたね~
私の住むシンセン市を管轄する広州日本領事館から
”不測の事態が起きないように注意してください!”というメールが届きました。
IAEAがいいって言ってんだからいいじゃん! と思うけど中国だけが
猛烈に反発してますね~
今回の話にもつながるけど、本当に最近中国はたくさん”敵”を作ってますね。
そんな中、何もなく普通に過ごしていますが、中国生活もリスキーですね。
空手の練習をがっつりしなくちゃ!(苦笑)