昨年8月に中国政府が福島原発の核処理水を海洋放出する事を反対するため
日本海産物の輸入禁止処置を取りました。
これにより日本の海産物、特にホタテの輸出が減少したという事がありました。
中国にあるお寿司屋さんは客が激減し、さらには一般の中国人が海鮮を食べなくなり
中国の海産業者にまでその悪影響を与えるということまで起こりましたが、
その後の動きはどうなったのでしょうか?
今回は、中国の日本水産物輸入禁止のその後に関するお話です。
中国は水産物輸入解禁を検討
中国側でのその後の状況ですが、日本水産物の輸入解禁を検討しているそうです。
参考記事
【日本記者の質問:中国は日本産水産物の解禁を検討している?】
この中文の記事を私がポイントだけ要約すると
・2023年8月末に中国政府は食の安全と環境保護、福島原発の排水から生じる可能性のある
リスクに対応するため日本産水産物の中国市場参入の全面禁止の決定を下した。
・中国は世界最大の食品消費市場の一つで、日本の水産業に大きな影響を与えた。
・この政策は日本の養殖業と関連企業に莫大な経済的損失をもたらしただけでなく
国際的な懸念と議論を引き起こした。
・日本国内でも強い反発があり、政界、財界の著名人も懸念を表明し、
中国側と問題解決したいという意向を示している。
・原材料を中国の水産加工企業に依頼していた日本企業の中には、
タイなど東南アジアに加工拠点を移す代替え案を模索する動きも出始めている。
・中国の呉建豪駐日大使は今年1月、社民党の福島瑞穂代表と会談し、
中国が日本の水産物の輸入を全面的に停止する措置の解除を検討している。
・毛寧・中国外務省報道官(※)は、福島原発汚染水の海洋放出問題に対する
中国の立場は一貫しているとだけ答えた。
(中国は最後まで対抗処置を取るという事を示している)
・日本は中国に何度も代表団を送っており、この問題の追及し続けているのは
日本が現在深刻な経済的困難に直面しているからである。
・日本のGDPはドイツに抜かれ世界4位になり円も急落。今後はインドにも抜かれる見込み。
・日本経済が困難に直面すると、重要な貿易相手国である中国が経済を押し上げる事がよくあった。
※毛寧・中国外務省報道官
私も知らなかったのですが、日本では一部の人に”この人かわいい!”と言われる
中国外務省の報道官の女性
こんな感じですが、日本人がこの記事を見て、どう思うか??
間違ったことは言っていないけど。。。
いいところだけを切り抜いて、つなげただけ感がすごいですよね
話題の松本人志さんじゃないけど、”切り抜き禁止!”と言いたくなりますね~
日本のホタテは実は好調?
それでは、実際の日本の海産物の輸出はどうなのでしょうか?
先ほどの中国側の記事のように、
・日本は経済が低迷して困っている
・何度も中国に輸入を解禁して~と頼んでいる?(日本のことは見捨てないで~と言わんばかりに)
というような感じなのでしょうか?
日本ではどのくらいこのことがニュースでやっているのかがわかりませんが、
私が調べる限り、日本の水産物輸出、ホタテの輸出は好調のようです。
参考記事
【農林水産部る輸出入概況 2023年(令和5年) ~農林水産省~】
【道内輸出額 中国以外へのホタテなどの輸出増で去年同月上回る ~NHK~】
・2023年の水産物の輸出は 対2022年比で +0.7%
・中国以外でホタテなどの甲殻類及び軟体動物の輸出は去年同月を上回っている!
新しい情報を調べると、中国の輸出は大幅減だが、その他が増加して結果影響を受けていない!
というのが結論のようです。
いまさら中国政府にドヤ顔で”解禁を検討してやるぜ!”と言われても
”別に中国には依存しなくて大丈夫になりました!”というのが日本の本音でしょうね。
しかし、日本のホタテは強い!
私の時代の昭和の人なら、ホタテマンが出てきて
”ホタテをなめるなよ~!”と言っているのを思い出しますね。 笑
今回は、中国の日本水産物輸入禁止のその後に関するお話でしたとさ
おまけ(中国医学ってやっぱりすごいな~)
どうも年のせいなのか? 首回りや背中が最近とてもコリやすく、痛いです。
いつもの力が強いマッサージ屋(おっさん)に行ってはみたものの痛みは取れません。
しかし、最近同僚から”試しに使ってみて”と言われて渡された
サロンパスみたいなもので、なんかわからない液体をそれにたらす。
その貼りものの効能は、それを貼ることにより患部を温めてくれるものでした。
結果は、痛みが和らぎました!
さらに、毎朝ストレッチもしていて、まだ痛みはありますが
だいぶ楽になりました。
中国医学ってやっぱりすごいな~ と改めて感じさせられた今日この頃です。