今日、広州から帰ってきました。

(無事奥さんの日本のビザも取って来ました。)

しかし、私が広州に住んでいた6・7年前と現在では

だいぶ変わりました。

私のいた頃は、地下鉄1号線が出来たばかりでしたが、

今では4号線まで走っています。

特に今回感動したのが、”公園前駅”!

この”公園前駅”は、広州一番の繁華街(北京路)の

最寄り駅でかつ1号線と2号線の乗換駅なのです。

当然ものすごい人なのですが、

混雑しないための配慮がすばらしい!

地下鉄が駅に着くと降りる人+乗り換えの人用に

右側のドアが開きます。

そして少ししてから左側のドアから地下鉄に乗る人が

乗ってきます。

つまり人の流れる方向が違うので

人と人がぶつかり合うことなく、

非常にスムーズに人の移動が可能なのです。

上海の地下鉄で私も降りる人を構わず乗り込んでくる

にーちゃんを肩で突き飛ばした経験がありますが、

ここ中国では、礼儀や道徳を守らない人が

非常に多いので、この”公園前駅”のように

人の流れをよく考えた構造になっていると

問題なくてスムーズですよ!

読者の皆さんで地下鉄の駅を設計する人がいましたら、

ご参考ください。

(いないかな。。。)

命の恩人・中国大酒店

今回広州に行ってきたので、

私の命の恩人”中国大酒店”について語ります。

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今回の広州訪問でもこのホテルに泊まったのですが、

それにはワケがあります。

今から約7年前、私が一切中国語を話せなかった当時、

まず日本を出発して香港・マカオをブラブラしてました。

香港・マカオでは当時英語が話せたので、

なんら問題はありませんでした。

しかし。。。

日本を出発する前、中国語を勉強するために

広州の語学学校を予約していたのですが、

今考えれば恐ろしいことに。。。

香港から国境を越えてシンセンに入り、

そこから広州までバスに行くことにしました。

漢字が読める日本人+英語が話せる!

→”これだけの条件が揃っていれば、問題なく学校に行けるだろう!”

と考えていました。(あま〜い!)

漢字が読めるので、”シンセン→広州”のバスを

探すことが出来るのですが、

バスガイドのねーちゃんに英語で 

”僕ちゃん、この学校に行きたいんだけど、

このバスで着く? どこで降りればいいの?”

と中国語で学校の住所の書かれた紙を持ちながら言いましたが、

返ってくるのは当時わけのわからん中国語のシャワー。。。

とりあえず、広州行きのバスに乗り込んだのですが、、、 

結局当時の終点までバスは向かい、そこで私はバスを降りました。

(というより降ろされました。)

降りたはいいのですが、自分が広州にいる事はわかるのですが、

広州のどこにいるのか? また学校までどのように行くのか?

全然知りませんでした。

バスターミナルなので人はいっぱいいるのですが、

誰が英語をしゃべれるか???

途方にくれておりました。。。

このままお金を取られて、この広州の地で物乞い

でもしなければいけないのか???

など変な想像までするようになりました。

かなり長いことボーっとしてましたが、

非常に運のよいことに私の降りたバスターミナルは

ちょうど向かいにこの

”中国大酒店(チャイナホテル:5つ星ホテル)”があります。

ごっついバックパックを抱えた僕ちゃんは、

この中国大酒店のフロントに泊まる訳でもないのに向かい、

”僕ちゃん、この学校に行きたいんだけど、

どうやって行ったらいいのか。。。”と英語で聞いたら、

なんと! 日本語が返ってきました。

(5つ星ホテルなので日本人スタッフもいるのです! すばらしい!!)

そして、その日本人にタクシーに乗せてもらい無事学校まで着きました。

この中国大酒店がなかったら、もしかしたら今でも私は広州で

物乞いをしているかもしれませんでした。

よって、収入がある現在は、広州に行く時は

必ずこの”中国大酒店”に泊まるようにしています。

(当時はこのホテルの前に長距離バスが止まりましたが、今は止まりません。

 しかし、地下鉄2号線”越秀公園”駅から歩いてすぐです。)

もし、広州に行く用がある方は、ぜひこのホテルに泊まってください。

(交通の便もいいし、値段も5つ星ホテルの割りに安いしいいですよ!)

”中国の街中で英語が通じる”などと勘違いをすると

大変な目に会うという広州の思い出話でした。

では、また

(2020年加筆)

この話、今でも鮮明に覚えています。

現在だと広州に行った時、別のホテルに泊まることもありますが、

”中国大酒店”へのご恩は一生忘れないでしょう。