今日、広州から帰ってきました。
(無事奥さんの日本のビザも取って来ました。)
しかし、私が広州に住んでいた6・7年前と現在では
だいぶ変わりました。
私のいた頃は、地下鉄1号線が出来たばかりでしたが、
今では4号線まで走っています。
特に今回感動したのが、”公園前駅”!
この”公園前駅”は、広州一番の繁華街(北京路)の
最寄り駅でかつ1号線と2号線の乗換駅なのです。
当然ものすごい人なのですが、
混雑しないための配慮がすばらしい!
地下鉄が駅に着くと降りる人+乗り換えの人用に
右側のドアが開きます。
そして少ししてから左側のドアから地下鉄に乗る人が
乗ってきます。
つまり人の流れる方向が違うので
人と人がぶつかり合うことなく、
非常にスムーズに人の移動が可能なのです。
上海の地下鉄で私も降りる人を構わず乗り込んでくる
にーちゃんを肩で突き飛ばした経験がありますが、
ここ中国では、礼儀や道徳を守らない人が
非常に多いので、この”公園前駅”のように
人の流れをよく考えた構造になっていると
問題なくてスムーズですよ!
読者の皆さんで地下鉄の駅を設計する人がいましたら、
ご参考ください。
(いないかな。。。)
命の恩人・中国大酒店
今回広州に行ってきたので、
私の命の恩人”中国大酒店”について語ります。
![中国おもしろ珍道中,中国最新情報,中国国内旅行,広州,中国大酒店](https://happychineselife.aandm-china.com/wp-content/uploads/2020/03/66.jpg)
今回の広州訪問でもこのホテルに泊まったのですが、
それにはワケがあります。
今から約7年前、私が一切中国語を話せなかった当時、
まず日本を出発して香港・マカオをブラブラしてました。
香港・マカオでは当時英語が話せたので、
なんら問題はありませんでした。
しかし。。。
日本を出発する前、中国語を勉強するために
広州の語学学校を予約していたのですが、
今考えれば恐ろしいことに。。。
香港から国境を越えてシンセンに入り、
そこから広州までバスに行くことにしました。
漢字が読める日本人+英語が話せる!
→”これだけの条件が揃っていれば、問題なく学校に行けるだろう!”
と考えていました。(あま〜い!)
漢字が読めるので、”シンセン→広州”のバスを
探すことが出来るのですが、
バスガイドのねーちゃんに英語で
”僕ちゃん、この学校に行きたいんだけど、
このバスで着く? どこで降りればいいの?”
と中国語で学校の住所の書かれた紙を持ちながら言いましたが、
返ってくるのは当時わけのわからん中国語のシャワー。。。
とりあえず、広州行きのバスに乗り込んだのですが、、、
結局当時の終点までバスは向かい、そこで私はバスを降りました。
(というより降ろされました。)
降りたはいいのですが、自分が広州にいる事はわかるのですが、
広州のどこにいるのか? また学校までどのように行くのか?
全然知りませんでした。
バスターミナルなので人はいっぱいいるのですが、
誰が英語をしゃべれるか???
途方にくれておりました。。。
このままお金を取られて、この広州の地で物乞い
でもしなければいけないのか???
など変な想像までするようになりました。
かなり長いことボーっとしてましたが、
非常に運のよいことに私の降りたバスターミナルは
ちょうど向かいにこの
”中国大酒店(チャイナホテル:5つ星ホテル)”があります。
ごっついバックパックを抱えた僕ちゃんは、
この中国大酒店のフロントに泊まる訳でもないのに向かい、
”僕ちゃん、この学校に行きたいんだけど、
どうやって行ったらいいのか。。。”と英語で聞いたら、
なんと! 日本語が返ってきました。
(5つ星ホテルなので日本人スタッフもいるのです! すばらしい!!)
そして、その日本人にタクシーに乗せてもらい無事学校まで着きました。
この中国大酒店がなかったら、もしかしたら今でも私は広州で
物乞いをしているかもしれませんでした。
よって、収入がある現在は、広州に行く時は
必ずこの”中国大酒店”に泊まるようにしています。
(当時はこのホテルの前に長距離バスが止まりましたが、今は止まりません。
しかし、地下鉄2号線”越秀公園”駅から歩いてすぐです。)
もし、広州に行く用がある方は、ぜひこのホテルに泊まってください。
(交通の便もいいし、値段も5つ星ホテルの割りに安いしいいですよ!)
”中国の街中で英語が通じる”などと勘違いをすると
大変な目に会うという広州の思い出話でした。
では、また
(2020年加筆)
この話、今でも鮮明に覚えています。
現在だと広州に行った時、別のホテルに泊まることもありますが、
”中国大酒店”へのご恩は一生忘れないでしょう。