昨日見終わったテレビドラマですが、まーびっくり
中国の”打拐”を取り扱った事実を元に
作られたドラマでした。
”打拐”とは、出稼ぎに来た若い娘たちを
だまし人身売買をする事なのですが、
実際に何度も起こっていた事件だけにおそろしい。。。
→ドラマの合い間にモザイク入りで本当の被害者達への
インタビュー映像がたくさんあった。
基本的に悪者たちは、2通りの方法で稼いでいました。
1、売春宿やお水系商売を娘たちにさせる。
→これは説明が要らないと思います。
2、農村の嫁にする。
→これがびっくりした。
農村部では若者はみんな都市部に出稼ぎに
行くため農家は嫁不足。
つまり悪者たちは、さらって来た娘たちを農村部の
人に売りつけるのです。
値段はさまざまなようですが、
ドラマでは女主人公が8000元(約12万円)で
売られてしまいました。
(やす~、まー農民の稼ぎから言ったら大金でしょう)
当然主人公の娘は無理やり農民と結婚させられるが、
村から脱走を図ります。
しかし、農村は大きく交通の便も悪く脱走は難しい。
さらに村ぐるみで人身売買をしているので農村に住む人は
みんなが協力して脱走しようとする娘がいたら
捕まえて連れ戻すのです。
”なんちゅう神経してんだ!”と思うけど、
それだけ農村の人からして見たら
農村の嫁不足は切実なのでしょう。。。
さらに公安(警察)が誘拐されてきた娘たちを
農村に救いに行くのですが、すでに時遅し!
娘たちはすでに子供を生んでおり、自分の故郷に
帰ることを拒みます。
(親に合わす顔がないので。。。)
→日本人だと
”農村と自分の故郷を行き来すればいいじゃん!”と
思うでしょうが、そんなのはこの広い中国では
不可能です。
ある程度稼ぎのある家ならばまだしも広い中国で
バスや電車の交通費すら払えない人たちが
いっぱいいるのです。
都市部と農村部の経済格差! ものすごく大きい中国!
こんな感想を持ちました。
→中国の経済格差は切実な問題。
胡錦涛くんはがんばらないとね!
あと、
”経済格差が大きい”→”中国はまだまだ発展の余地あり!”と
私の投資魂もメラメラ燃え上がりました。 あはは
中国人は大きいの、日本人は小さいのが好き
テレビドラマの説明が長くなりましたが。。。
このタイトルの通りだと私は思います。
だから、私の愛妻は私と結婚したのでしょう。。。
(なんちゃって)
これは、いろいろな事に言えると思いました。
例えば、私がシンセンのとある日系企業で
中国人たちと仕事をしていた時、
作業員各位の教育用資料を私が作り、
それをプリントアウトし
私の部下に見せたところ。。。
部) ”何この小さい字! あとこの表も小さい。。。
もっと大きくした方がいい!”
私) ”なんで? 別にいいじゃん。
見えないわけでもないし。。。 紙がもったいない。”
部) ”小さいくてイヤじゃん!”
私) ・・・・・
などという些細な事もそうですが、その他いろいろな所で、
中国人の”大きいのが好き!”を感じる機会があります。
よく中国人が日本を馬鹿にする時、
”シャオリーベン(漢字で書くと”小日本”)”と
言いますが、これはまさに”日本は小さい国だ!”と
いう部分を馬鹿にしたところから
来ているみたいです。
さらに、経済的な面でもこのことが当てはまります。
”小さいのが好き”な日本では、
フランスの大手デパート”カルフール”が倒産したそうですが、
これはまさに、日本にたくさん存在する
”小さい(コンビニ)”に”大きい(カルフール)”が
負けた事によると思いますが、
しかしここ中国では、”カルフール”や、
アメリカの”ウォールマート”など”大きい”ものが
大人気!! 倒産するどころか大繁盛です!
小さな相撲取りと大きな相撲取りが相撲を取っていると、
ついつい小さい方を応援する日本人。
それと対照的に、”こっちのほうが大きくて強そう!”と
大きな相撲取りを応援する中国人。
中国にもコンビニはありますが、
お弁当、おにぎりなど冷たい食べ物を置くコンビニは
中国人の感性からしてもあまり向いているとは思えません。
※中国の人は、冷たいご飯(お米)を食べる事はしません。
(”お腹を壊す”と思っているため)
→だから学生たちは、日本のようにお弁当を持たないため
必ず外食か家に帰って昼食を取るようです。
経済格差、国土の大きさと好みが同じなど
興味深い点に関するまじめなメルマガでした。
(ふざけたタイトルだが。。。)
(2020年加筆)
とはいえ、中国にもコンビニはたくさんあります。
しかし、ここで話したとおり
大手のカルフールとか日本のイオン、アメリカのウォールマートなど
大きなお店はやはり強いです。
お国柄なんですかね?