チベット暴動で中国の人権問題。。。
と言うことに注目されてきたと言うことで、思い出した話。
”養子”に関すること in China です。
昔私が付き合っていた恋人の1人が養子だったので、
私は普通の人より、かなり親身になって
”養子”について考えたことがあるのですが、
中国の制度はなかなか
”養子に優しい制度だな~”
と感心したので、ご紹介します。
私の知り合いで以前妊娠したが、結局死産。
その後は子供に恵まれない夫婦がいたのですが、
結局その夫婦は、養子を迎えることになりました
しかし、びっくりです。
びっくりその1 1人 4000元(約6万円)
人権問題。。。
と思わされますが、私は
”養子”=”孤児院で子供を選ぶ”
と思っていたのですが、違いました。
孤児院の子供は、すでにある程度大きくなっている場合が多く
自分が”孤児→養子”であることがわかってしまい
あまり理想的ではないとの事。
よって、
”生活苦の農家の赤ちゃんを買う”
のが養子としてはベストなのだそうです。
(つまり人身売買。。。)
結果的に私の知り合い夫婦は、4000元で
女の子を購入したそうです。
(6万円だなんて。。。 やすー)
びっくりその2 必要書類は足がつかない
日本の戸籍では、実の子供と養子とでは区別がありますが、
中国の戸籍では、これらの区別がないそうです。
さらにご存知の通り、
”ワイロOK”のこの国ですから、
”養子を取ったから、書き添えといてよ、よろしく!”
と言ってちょっとしたプレゼントを役人に渡せば問題なく
戸籍上実の子供として記録させることが可能です。
これは、戸籍だけでなく病院で取る”出生証明”などでも同じこと。
(子供を)生んでもない病院でも
その夫婦の子供として生んだ証明を取ることも可能。
つまり、日本では100%不可能ですが、ここ中国では
養子でなく実の子供としての
必要なオフィシャルな書類は全て取れてしまうため
血縁関係がなくても、完全に実の子供として手続きできてしまうのです。
つまりDNA鑑定でもしない限り
この4000元で購入した子をいい意味で一生騙すことが
可能なのです。
ある意味、中国のいい加減で嫌な部分ではありますが、
養子にとってみたら優しい制度なのかもしれません。
少し変わった中国の養子制度に関するお話でした。
(2020年加筆)
ある意味すごい話ですよね。
でももし自分が養子になるなら中国は恵まれていますね。
いいことなのかどうかは人道的になんとも言えませんが。。。