日本で報道されていると思いますが、現在では日本から来た人も

中国から来た人と同じように入国を制限する国が増えてきました。

それは、コロナウイルスの震源地であるここ中国でも同じで

現在ガッツリ肺炎対策しているのだから、外国からウィルスを逆輸入したくない!

ということです。

参考サイト『在広州日本国総領事館
広東省における日本からの入国者に対する自宅又は指定施設等での隔離措置の開始』

この在広州日本国総領事館の記事にもありますが、

”日本から来た人は、隔離されることもある!”

ということなのですが、私の住むシンセンでも

ここ最近日本から中国に入国した日本人が、隔離されたり

すでにシンセンにいる日本人も強制的に検体採取されたと言う情報を聞きました。

場所によって、この辺が厳しいところもあれば、緩いところもあります。

では、私の村では。。。

ゆるゆる でした。 笑

中国おもしろ珍道中,新型肺炎,コロナウイルス,湖北省脱出
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Wechatで

1、年齢と携帯電話番号

2、2/10にシンセンに来たの? 他の場所に行った?

3、今、健康で異常はないよね?

と、これだけ聞いてきたのみ。 (ゆる~い)

日本に対しては扱いが厳しくなりましたが、

逆に地元中国での管理は以前に比べ緩くなってきたように思えます。

閉まっていたレストランも営業を始めたし

床屋も開き始めたし

(営業許可がようやく下りた?)

さらに私の湖北省に帰った部下も出勤開始しました。

今までは、湖北省に行った人は、発熱の有無にかかわらず

無条件で出勤不可の強制自宅待機でしたが、現在は少し条件が緩くなって

シンセンに帰ってきて14日以上経ち、発熱や自覚症状がないこと

そして医者が発行する”健康証明書”を持ってくれば出勤可能になりました。

今でも湖北省から出ることが出来ない部下もいる中、

なぜ彼は湖北省で隔離されず、シンセンに帰ってくることが出来たか?

その話をしたいと思います。

【1月上旬 情報を集め危機を感じる】

まだ中国では小さなニュースとして取り上げられていた新型コロナウイルス!

しかし、彼は日本のニュースをみている私や

”財新”という中国では珍しくリアルなニュースを報道している有料サイト

のこの情報(香港が武漢の新型肺炎を警戒)を1/4に見ており

武漢の肺炎はヤバイかも?? と思うようになりました。

参考にした記事
 『財新 香港武漢肺炎懐疑病例増至7例港府启動”厳重”応変級別』

この情報を得て彼は武漢にいる弟や湖北出身の同僚とかに

注意したほうが良いと話していたが、まだ警戒感がなかった時期なので

それを信じてくれる人はあまりいなかったと言ってました。

しかしせっかくの旧正月休みなので予定通り彼は里帰り(湖北省の田舎)しました。

【1/23 武漢が閉鎖される】

彼はこの情報を得て、早く湖北を出てシンセンに戻らないと!

と強く思い始めたそうです。

【1/25(初1) シンセンへ戻る決断】

”初1”とは旧暦の元旦。

中国では”初1”(元旦)は、外に出ず一家団欒するもの

外に出るというのは縁起がよくないと言われています。

しかし、武漢が閉鎖されたし、シンセンに戻れなくなるかもしれない

と強く思い、周りの反対を振り切って帰りの列車の日付を変更して

シンセン行きの列車に乗りました。

【1/26(初2) 翌日。。。】

彼の予想はあたり翌日にはシンセン行きの列車をはじめ全ての列車がストップ

帰りたくても帰れない状態になりました。

(この日に彼はシンセンに無事到着しました)

つまり彼の判断が1日でも遅れていたら、たぶん他の湖北の人同様

今でも湖北省で隔離され湖北省から出ることができなくなっていたと思います。

とはいえ、彼はシンセンに帰って来てから”湖北に行った”ということで、

シンセン側でずっと自宅待機せざるを得なかった。。。

最終的にシンセンに帰って40日間自宅待機したそうです。。。

とにかく彼は、頭がよく中国だけの偏った情報だけを信じるのでなく

取るところから必要な情報を取り、冷静に判断したのだな~と思いました。

この考え方は、中国だから。。。 と思うのではなく

偏った報道の日本にいる人も身につけたほうがよい考え方だと思います。

新型肺炎の問題が早く収束することを祈っています。