アホらしい中国の“ゼロコロナ政策”は撤廃され、コロナ感染爆発を引き落とした中国。
とはいえ、中国在住の私としては中国のコロナ水際対策として行われていた
（非人道的な）隔離処置が完全になくなったは喜ばしい事！
これで中国から自由に海外へ行くことができるようになりましたが。。。
日本の水際対策への対抗処置（ビザ発給停止）に対する中国人の反応
まー、当たり前と言えば当たり前なのですが、日本は韓国同様
“中国からの入国者に対して水際対策を強化！”する対応を取っています。
そして中国政府は、
日本のコロナ水際対策に対抗して日本→中国のビザ発行を停止しました。
【参考】
『「差別的な入国制限措置に対抗」中国が日本・韓国に渡航ビザ発給停止措置 “よくやった！”とのコメント多数｜TBS NEWS DIG』
日本側からすると、コロナの感染爆発を起こしている中国からの入国者に対し
対策強化するのは当たり前のように感じますが、
(当然ですが)中国政府の意向を反映させた中国の報道を見た上での
一般の中国人の反応は違います。
・他国からのコロナ流入の危険性もあるのになぜ中国だけ対策強化？
・黄色の札をつけさせるなど差別的。（これは韓国だけで日本はやってない？）
・タイは中国からの入国者を歓迎しているのに日本はなぜ？
(タイは比較対象として挙げられているようです)
と思うようです。
※ タイは大麻解禁など相当経済的に切羽詰まっていて観光業に力を入れたい？
私の正直な感想ですが…
“中国政府が統計を取らなくなるなど無責任にゼロコロナ政策をやめ、
感染爆発を起こしてるんだから、日本が水際対策強化するのは当然でしょ？”
と思うのですが、その部分(無責任に解放した)という部分は中国では当然報道されてない
はずなので情報の少ない一般の中国人からみたら上記のように思うのはしょうがない
のかもしれません。
コロナワクチンと中国のコロナ感染爆発の深読み
中国の私の同僚が言うには、日本に帰ったら欧米のコロナワクチンを打った方がいいと思う。
と言ってくれました。
中国の人々は、効果の薄い(効果のない？)中国製ワクチンしか打ってません。
さらに習政権はかたくな欧米ワクチンを拒否しています。
(中国製ワクチンの効果がないことを認めたことになるので…)
しかし、人々は効果がないことに気がついているので、欧米ワクチンを打ちたがっています。
現在中国大陸では欧米ワクチンを打つことができないが、香港かマカオに行けば
1000香港ドル強（約20000円）くらいの高額を払えば打つことができるようです。
(かわいそうに…)
そのような中、
・欧米のワクチンは不活性ワクチン。
・中国のワクチンは活性ワクチン(生のウイルス)
などとブラックなジョークを言う人もいました… 苦笑
さらに中国の報道で中国でのコロナ死者数が“４人”と言ってた頃、日本の報道で
“中国にいる日本人のコロナ死者数が４人になった”と言ってたので
“政策緩和後コロナで死んだのは、全員日本人なんかい！”
と、これまた冷ややかな笑いを浮かべていました。
（一般の中国人も中国の報道が嘘であることは十分わかりますね。）
さらにデータから今回の中国でのコロナ感染爆発を他国と比較して深読みすると…
【海外】
・日本をはじめ外国は、中国のような厳しい隔離処置はなかった。
・マスクはちゃんとつけていた。(特に日本)
・欧米ワクチンを打っている。
・日本のコロナ感染者数累計 3100万人
(日本の人口は1億2400万人なのでコロナ罹患率は約25%)
参考URL
→『厚生労働省 データからわかる－新型コロナウイルス感染症情報－』
【中国】
・厳しい隔離処置を行なっていたが、それを一気に解放した。
(これで諸外国と同じ環境になった)
・マスクはちゃんとつけている。（解放後もつけている人は多いので）
・中国製ワクチンを打っている。
現在中国の感染者数の統計は取らなくなったし、あっても正確ではないので参考にしませんが、
信用できるデータとして私の働く会社内での罹患率は、
ゼロコロナ政策解放後（12/8）から１か月間で、
217/247＝87.9％ （※ 感染者数には、無症状感染者含んでいない。）でした。
なぜ日本(25%)と中国（87.9％）とではこんなに罹患率が違うのか？？
中国では感染力の高いオミクロン株だけでのデータと言えますが、
同じく他国（日本）でもオミクロン株は広まっているし罹患率（感染者数累計）なので
条件は同じです。
しいて言えば大きな違いは、やはり使っているワクチンだと思います。
“日本では欧米ワクチンを打ったけど感染した→欧米ワクチンは全く効果がない！”
とも思ってましたが、中国ワクチンと違ってだいぶ効果があるのかもしれません。
私の周り(中国)でさすがに死んだ人はいないので死亡率の比較はできませんが、
私は中国ワクチンを２回接種して後に日本への一時帰国した際、抗体検査を実施し、
抗体ができていなかったので、私の1例のみで言うと中国ワクチンは効果がなかった
と言えますが、上記の罹患率から言っても、ワクチンの差は大きいように読み取れます。
よって、私の同僚は、欧米ワクチンを打ったほうがよいのでは？と言ってくれたのでした。
しかし、もう感染したからいらないかな～
こんな変な事は習政権になってから！
最近つくづく思う事なのですが、私は時事ニュースについて
正直に中国人の前で自分の意見を述べます。
当然、欧米寄りのニュースを聞く私と、中国寄りのニュースを聞く中国人たち。
意見が正反対であることも多々あるのですが、今までは中国側の意見を聞いて
“なるほど～、そういう見方もあるのか～”と感心することもありましたが、
今は、“いやいや全然状況がわかっていない！！”と私が憤慨したくなる機会が
昔に比べて大幅に増えたと思います。
それも、習政権になってからそう思う事が増えました。
考えれば、このメルマガ/ブログもスタートした最初のきっかけは、
日本（欧米寄り）と中国の考え方の違いやカルチャーギャップを面白おかしく
解説しちゃおう！
というものでしたが、最近の特に習政権になってからは、
中国在住者である私の“愚痴”が増えたように感じます。
一部の（頭のよい）中国人は感づいていますが、
習近平政権の前の江沢民政権や胡錦涛政権は、今考えればかなりまともだったんだな～
とつくづく思うようになりました。
ゼロコロナ政策が解除されたのはうれしいですが、今後もまだいろいろとありそうですね。。。（悲）
今回は、日本の水際対策への対抗処置（ビザ発給停止）と中国製ワクチンの効果に
関するお話でしたとさ
おまけ（旧正月が迫っているが。。。）
中国最大のお休みである“旧正月（春節）”が迫っています。
今年2023年の旧暦で言う“元旦”は、1/22（日）になります。
いつもであれば（コロナ前）、日本に一時帰国する時期なのですが、
ゼロコロナ政策解禁したのが遅かったせいで、今年の旧正月は中国に留まることに
なりそうです。（チケットが取れない。。。悲）
４月の清明節には日本に一時帰国するチケットを押さえましたが、
５月の労働節はまだです。（空席待ち状態）
はぁ～、旧正月は何をしようかな～ 何か有意義な長期休暇にしたいな～
と思う今日この頃です。
