香港でのデモと香港の中国化

中国では、10/1から1週間くらいかけて”国慶節”という

大型連休があります。

簡単に言うと国の”建国記念日”です。

しかし、日本でニュースになっていると思いますが

香港では28日の未明より

「セントラルを占拠せよ(占拠中環)」運動(大規模なデモ)が

続いています。

しかし中国国内では、このニュースはまったく報道されてなく

ニュース通(TVをよく見てる)の私の妻も知りませんでした。(悲)

香港デモ,中国おもしろ珍道中

ある意味、中国は自分の国の記念日にデモをされ

かわいそうだと思いますが、無理もないですね。

今回の事件の発端は、

香港行政長官(つまり香港のトップ)の選挙で、

中国政府は民主派の候補者を事実上排除した。つまり

中国政府に都合のいいメンバーしか立候補させないようにした。

元イギリス領である香港の、民主主義的思想は

根強いため、当然ですが

”こんな不公平な選挙あるか!”

と抗議したわけです。

中国としても、香港は”小さいくせに存在感あり”

という存在なのであまり舐めた対応はできないと思います。

その証拠に報道規制してますからね。

香港の市民によるデモですが、

現在それを止めに入っているのは香港の警察のようです。

しかし、香港の警察は、香港市民と同じく

元イギリス領の民主的な教育を受けた人たちなので

気合を入れて押さえ込むことはしないでしょうね。

今回の問題が大きくなり、香港の警察では抑えられないと

中国政府が判断したら、次に出てくるのは

中国の軍隊(人民解放軍)や中国の武装警察に

なってしまうでしょうね。

(そうならないことを祈ります)

しかし、香港としても今回の件を譲ったら

香港がよりいっそう中国化してしまうでしょうから、

気を許せないところでもあると思います。

1997年のイギリスから中国へ返還の年。

香港の多くの市民は、中国への返還(香港の中国化)を恐れ

1997年前に香港の金持ちたちは、カナダやイギリスに

移民したものでした。

しかし、少したってから

”あれ? 香港は大丈夫そうじゃん!”

ということで、多くの移民した香港人がまた香港へ帰ってきました。

中国政府の約束では”50年は一国二制度!”

ですが、どうなってしまうのでしょうね?

こんな情況の中、私は奥さんに、

”今回の不公平な香港での選挙、どう思う?”

と質問したところ、

”どこの世界も不公平!(公平なところなどない)”

と簡単に答えていました。

不正まみれの中国で生まれ育つと、

こんな考え方になるのでしょうね。

ある意味”頼もしい”です。

今回は、香港のデモと民主化に関するお話でしたとさ

おまけ(国慶節休暇は、どうしよう。。。)

ここ最近は、長女の宿題の面倒で

私ら夫婦はバテ気味です。

そんな中、中国では、10/1~10/7まで国慶節休暇です。

私は、日本に帰りたかったのですが、

結局却下され、その後の計画を立てないでいたら

最終的に何の予定もない状態で

休暇を迎えることになりました。

中国の休暇はどこも人だらけなので

あまり出かけないほうがいいと思います。

(特に香港には。。。 悲)

まー、たまには家族とゆっくり水入らずってのも

いいかもしれませんね。