前回の記事

『中国コロナ禍ロックダウン体験記 その1』

の続き的内容になります。

今回はロックダウン中、私がどんな生活をすごしているか?

少し視点を変えて表現した内容になります。

ロックダウン生活日記

村のロックダウン0日目(ロックダウン確定前)

隣村でロックダウンが始まりました。。

私の村では、検問所の管理が厳しくなったりゆるくなったり。

厳しいときは、前日PCR検査なしは村を出ること禁止ですが、

ゆるいときは、何も見られず村の出入りができました。

つまり検問所の管理の厳しさが変わるのみで、その他は普通でした。

 

村のロックダウン1日目

急に村がロックダウンされ、完全に村を出ることができなくなりました。

予告なしに朝から村を出れなくなったので、会社に出勤できなくなりました。

そして半日後にようやく正式な通知が来ました。

簡単に言うと要求事項は

1、村を出ることができない

2、毎日PCR検査を受けろ

です。

村を出れないとはいえ、村の中は移動が自由なので

スーパーやコンビニで買い物したり、食堂でご飯を食べることができました。

村を出れないのは不便ですが、それを除けば

さほど生活の影響はありませんでした。

しかし、つらいのが”PCR検査を毎日受ける”という要求!

この日は10度以下の雨の降る寒空の中、PCR検査待ちの長蛇の列に

並ばなければなりませんでした。

私は長く並びたくないので、列の様子見を2時間毎に行い、

列が短くなってきた23:30に並び始めましたが、

”もう閉めるから明日来い!”と言われました。

(私が根を上げる前に、検査する側が根を上げました。笑)

 

村のロックダウン2日目

村のロックダウンは継続中。

昨日PCR検査を受けなかったので、仕方なく長い列に並びましたが、

3時間弱、列に並びPCR検査検査を受けました。

中国政府のアホな政策(ゼロコロナ政策)に付き合って

なんでこんな寒い日に外で並ばなきゃいけないんだ! と

切れていました。

私の飼っている猫のラッキーちゃんも寒いせいか

在宅勤務中の私のパソコンの上に載ってきます。。。(かわいい)

しかし、まだ村内の食堂でご飯が食べれるのは不幸中の幸いでした。

村のロックダウン3日目 建物のロックダウン1日目

午前中PCR検査に行こうとしたら私の住む建屋の周りが塀で仕切られていた。

防護服を着た人に”PCR検査に行きたいんだけど…”と聞いたら

”行かなくていい”と言われた。

”PCR検査の列に並ばなくていい?ラッキー!”と思いましたが、

これは私の住む建屋自体のロックダウンが開始した恐ろしい生活のスタートでした。

つまり、ロックダウンされている村の中にも出ることができなくなりました。

家を出れなくなると何が怖いか?

ズバリ、食事です!

食堂やレストランのデリバリーが基本使えなくなったので、

食材を取り寄せ自炊しなくてはいけなくなります。

そこで紹介された食材を運んでくれるサービスを頼んでみたら、

卵500gとソーセージ8本で46.5元:約800円強(ぼったくり)でした。

(これは普段の2倍以上の値段です)

村のロックダウン4日目 建物のロックダウン2日目

建物のロックダウン継続中。

当然家から出れず、防護服を着た人が1日1回来てPCR検査をします。

列に並ばなくてよいのはいいのですが、家から出れないのは大問題。

しかも普段の二倍以上払わなければ食材は買えない。。。

しかし、この状況を見かねて私の同僚や友達が

すぐ食べれるようなカップラーメンやレトルトカレーなど食べ物を

送ってくれました。 (本当に感謝です)

しかし、これらも村はロックダウン。 さらに私の建物もロックダウン。

普通であれば、私がそれらのものをとりに行けばよいのですが、

ロックダウン状況下ではそうは行きません。

私の友達や同僚は、私に届ける荷物を村の入り口(検問所)までしか

持ってくることはできません。(村がロックダウンなので)

よって検問所付近は届け物でいっぱいになります。

そして、それらをボランティア(?)がそれぞれの建物まで届けます。

友人や同僚の届け物のおかげでどうにか数日間は食べ物を自炊すれば

食べていけるようになりました。

そんな苦労は知らない我が家のラッキーちゃんは届けてもらった

ラーメンの箱の上に乗ってくつろいでいます。。。 (泣)

村のロックダウン6日目 建物のロックダウン4日目

まだまだ建物のロックダウン継続中。

家から出れず、防護服を着た人が1日1回来てのPCR検査は継続中。

気がつけば、デリバリーサービスなどがほぼ完全に使えなくなってきました。

食材デリバリーのHema、朴朴は、基本品切ればかり

タオバオもコロナ感染拡大中のシンセン市福田区では配達拒否されます。

→ロックダウン前から頼んでいたものでしたが、シンセン市福田区まで運ばれたら

拒否されて送り返されました。。。

そんな中、私の住む村からボロボロとコロナ感染者が見つかり始め、

外に出てないので自分の目では確認できてませんが、ロックダウンの対象が

どんどん広がっていってるようです。

そんな中、気づいたのですが私の家のドアの外に、勝手にセンサーが取り付けられてました。

さすが人権のない国、中国!!

日本一時帰国してホテル隔離後の自宅隔離の時もこのセンサーを勝手に

取り付けられていたので今回で2度目です。 (自慢することじゃないか。。。)

 

村のロックダウン8日目 建物のロックダウン6日目

政府から無料の支援物資(お弁当)が夜配られました!

久しぶりに自分の作ったもの以外を食べれて感動しました!

村のロックダウン9日目 建物のロックダウン7日目

今日の支援物資は、朝昼晩+ブランチぐらいの時間と合計4回

食べ物の配給がありました。

朝:マクドナルド

ブランチ:りんごと菓子パン

昼:お弁当

夜:ピザハットのピザ

村のロックダウン10日目 建物のロックダウン8日目

今日は配給がないので、自分でラーメンを作りましたが

夜に今度は政府から支援物資が届いたのですが、、、

全て調理しなければならない”食材”が届きました。。。

中には豚肉の塊が入っていましたが、どう調理すればよいのだろう???

そこで、奥さんからアドバイスをもらいどうにか調理できました。

村のロックダウン11日目 建物のロックダウン9日目

今日の支援物資も”食材”でした。

これ、1人分じゃなくて、1世帯分だな。。。

無料でもらえるのはうれしいけど、食べきれない。。。

ロックダウン生活考察

現在は、ロックダウン中でも政府からの支援物資が届くから

どうにか生きていくことはできそうです。

この政府からの支援物資ですが、

他のロックダウンされているところは我が家と同じく配給のあるところ

もあるのですが、支援物資がないところがあるらしく

うらやましがられこともしばしばでした。

そして皆、声をそろえて支援物資に関し

”党と政府に感謝!”

と言っております。

確かにそうなのですが、、、

元をただせばアホな政策(ゼロコロナ政策)がなければ

こんな苦労をする必要もないことを人々は気づいているのだろうか?

まー、気づいていたとしても、それを言うわけにはいかない国ですから。。。

 

ゼロコロナ政策は正しい!というプロパガンダ

そんなゼロコロナ政策は正しい! という政府の方針を

援護するニュースがあります。

【香港では毎日5万人以上の伝染病が「浸透」、シンセンでは密入国者逮捕で100万円の報酬】

(ニュース元:新浪網)

簡単に言うと、お隣香港ではコロナの感染爆発が起きており

大陸側に香港の人が逃げてきている。

それも違法に大陸側に入っている人がいる!

というニュースです。

つまり”現在シンセンでコロナ感染が増えているのは香港人のせい!”

ということです。

昔は富を求めて、大陸の人が香港に違法に入国していたが、

現在は、香港の人が大陸に違法に入国している!

という現実。

さらに深読みすると、大陸は安全でいい場所!

香港はコロナが蔓延する危険なところ!(=中国政府の政策は正しい!)

といいたいのでしょう。

そして人々は、それを信じきっています。

違法入国はあると思いますが、それをここまで大々的に取り上げるのは、

確実にプロパガンダだと思います。

どうなることやら。。。

そして、私のロックダウン生活はいつ収束するのだろうか??

ロックダウン生活をすると、普段の当たり前にできることが

とても貴重に思えてきます。

 

おまけ(あなたのほしい物は???)

今日は、5日なので楽天で買い物するとお得な日!

期限の切れそうな楽天ポイントがあるので、

奥さんに”何か買ってほしいものある?”と聞いたら。。。

”庭付きの家” だって。。。 苦笑

まいった!

ロックダウン中の私が今欲しい物といえば、

塩コショウ、醤油以外の調味料ですね。 苦笑

あなたが今ほしい物は何でしょうか?