ビットコイン暴落と中国政府の規制について
ビットコインが暴落していますね。
日本ではかなり仮想通貨投資熱が高く、そのことは世界的にも有名ですね。
今回の暴落がいつ完全に終わるのか?
いつ完全なる”底”を形成するのか?
非常に関心が高いと思います。
今回のビットコイン暴落は、何が原因なのか?
よく言われるのは、
1、コインチェック(日本)の580億円不正送金問題
2、”テザー(USD連動の仮想通貨)”の米商品先物取引委員会の捜査
3、インド財務相の仮想通貨取引の全面的禁止を連想させる発言
4、(以前から続く)中国政府のビットコイン規制
など
いろいろありますが、仮想通貨に関していうと
中国は非常に大きな影響力を持っています。
仮想通貨のマイニングでは、世界一のシェアを持っています。
さらに中国政府は、ICOや仮想通貨取引の規制をしたことにより
値段にも大きく影響を与えました。
現在、日本で仮想通貨を持っている人は、みな
”なんで仮想通貨取引を規制するんじゃい、殺すぞ!”
と中国政府に対してご立腹の方が多いと思いますので、
そのへんについて私見たっぷりでご説明いたします。
まず、今回の”テザー”についても
中国(中国マネー)が、ものすごく絡んでいます。
中国は、”世界の工場”ということで著しい経済成長をしてきました
そして、経済が成長しきってしまったので、次なる政策が必要なわけです。
その次なる政策が、”一帯一路”政策です。
この”一帯一路”ですが、簡単に言うと
21世紀版のシルクロードを陸と海に作りましょう! っていう政策です。
つまり、このシルクロードを完成させるために
鉄道などのインフラ整備が必要になる (投資と雇用が生まれる)
完成させれば、貿易面、経済面で国家の発展に寄与する
というわけで
投資、貿易、経済、雇用 など 一石二~四鳥な政策なわけです。
でも、これを行うためには莫大なお金が必要なわけで
中国は、今まで以上に 人民元の国外流出を規制しています。
今までは、”1口座につき年間10万元(約170万円)”
という資金の国外持ち出し規制がありました。
※ じゃあ、たくさん銀行口座作ればええやん! (笑)
しかし、前回のお話
『マイルの貯まる中国のクレジットカードほか』
にもあるように銀行口座開設に規制をかけ、非常に面倒くさくしています。
さらに新しい政策で
”1人につき年間10万元(約170万円)”にルールが変更になり
1口座ではなく”1人” になりました。
※ だけど中国政府はそれを見つけられるのだろうか????
そんな感じに”人民元の国外流出”を避けようと必死になっているのですが、
そこで一番の脅威は、”仮想通貨”なわけです。
中国人富裕層が、今回のUSD連動の”テザー”を使って
資産を国外に持ち出そうとする動きがある中での、今回の捜査なので、
やはり、中国も関係しているということになります。
今のこの仮想通貨の時代、どこまで中国政府は規制しきれるかわかりませんが、
中国政府としてもこの”一帯一路”政策を失敗させたら、
経済低迷→国民の怒り爆発→大暴動やデモ→共産党の崩壊
と言った最悪のシナリオにならないよう
規制できるところは、規制しまくるでしょうね
仮想通貨の投資を行う方でしたら、
中国政府の動向はチェックしておいたほうがよさそうです。
今回は仮想通貨暴落と中国政府の規制に関するお話でした。
おまけ(刺されそう。。。)
非常に仮想通貨が熱いですが、実を言うと
情弱な私は非常に遅いですが、仮想通貨の取引口座を開設しました。。。
口座開設し、入金して、さーいざ取引開始!
と話題の仮想通貨取引を始められるとワクワクして
初めて仮想通貨のチャートを確認してみたのですが、、、
下降トレンドやん!
ビットコインを買って儲けるぞ!
と思っていたのですが、買うタイミングがない。。。
ということで、私は、予想に反して
売りポジションを持ってみました。
そしたら、利益が伸びる伸びる。。。
無理なレバレッジをかけて、買っている人
今回の暴落で評価額ががっつり減ってしまっている人
が多い中、売りを入れて儲けちゃった私は、
非常に申し訳ないと思いつつ、あまり言いすぎると刺されそう。。。
と複雑な心境です。
本当は、反転してみんなと一緒に
買いポジションで儲けたいんですけどね
ま、仮想通貨もその他の投資も原理は同じなんですね。