さてさて、今日は3日前に来た奥さんの

老郷(ラオシャン:同じふるさとの人)

のお話!

まずこの老郷(ラオシャン)ってわかります?

中国は、面積が大きいので、ヨーロッパをイメージしてください。

そして各省(広東省とか、河南省とか)は、
その中のひとつの国(ドイツ、ブルガリア)を
イメージしてください。

→話す言葉や食べるものも各省で違うので
ちょうどそんな感じです。

奥さんのふるさとは、河南省(田舎です)。
↓奥さんのふるさと

中国おもしろ珍道中

今住んでいるのは、広東省・シンセン(大都会です)。
↓シンセン(地王大廈) 

中国おもしろ珍道中

→イメージ的に(田舎出身の)ブルガリア人が
ドイツの首都ベルリンに移民してきた感じかな?

片田舎の河南省から仕事の多い広東省・シンセンに
出稼ぎ希望で故郷からやってきました。

当然奥さんと奥さんの弟は、彼に対しいろいろ
”おもてなし”をします。

飯をおごったり、寝泊りをさせたり、仕事の斡旋までして、
さらには

お小遣いまで上げていました。
(私のお財布からお金は出たが。。。)

※奥さんの弟は、職場(”味千ラーメン:日本料理屋”)で
コックしてるんですけど、包丁で手を切ってしまい休職中。

職場からあてがわれた家がありますが、
休職中なので我が家に来てます。

この奥さんの弟の友達である彼(ラオシャン)は、
3日前から我が家で弟と一緒の部屋で寝泊りしてました。

もしあなたがこのラオシャンの立場だったら
どうするでしょうか。。。。

(私の想像する日本人の考え方)

1、まず家主である私に対して、
 ”数日間仕事を探すまでお世話になります~”と挨拶をする。

2、故郷から持ってきた手土産を、
 ”これつまらないものですけど~”と言って家主である私に渡す。

3、(時間が合えば)家主である私とたわいもない話
 (”今私の故郷では。。。”みたいな会話)をする。

4、(仕事が見つかったら)”おかげさまで仕事が見つかりました。
  ありがとうございました。”とお礼を言う。

 ※感謝の気持ちが大きい場合は、ささやかなお礼
 (飯をおごるなど)をする。

などなど。。。

普通の日本人は、こんな感じだと思います。
さて、このラオシャンは???

(中国人代表:奥さんのラオシャン!)

1、奥さんの弟に”これラオシャンからのお土産
  (タバコ1カートン)、お兄さんに!”と言わせる。

2、・・・・ (なし)

3、・・・・ (なし)

ん~、さすが中国!
礼儀(家主である私にお土産のタバコを間接的に渡す。)は、
まっとうしているけど。。。

確かに居候で肩身が狭いかもしれないけど、
挨拶のひとつくらいはしてもいいんじゃないの?
と日本人である私は思ってしまいました。

結局、私はそのラオシャンの顔も声も知りません。 

残ったのは故郷から持ってきてくれたタバコのみ。
あ、あと彼が食べたエビの殻と洗ってない茶碗も見た!

ま、弟の友達だからこのラオシャンは、若造なのでしょう。

”就職したいなら、もっと日本人から”礼儀”を習ったほうがいいですよ~”と一言助言がしたかった。

あと、”僕ちゃんのお気に入りスリッパ使うな~”とも
言いたかった。
(でも顔も合わせなかったので、そのチャンスもなかったけど。。。)

こんな自己中心的な物事の考え方や行動は、
ひとつの”中国人的思想”なのかもしれない。
※中国は人口13億人の国です。 
いろんな人がいるので毎回こうなるとは思わないでください。
 (いきなり私に笑顔で”まいど~!”とか言って
挨拶する人もいるかも? いるわけないか。。。)

このラオシャンが。。。
どんな背丈(めちゃめちゃ背が低いとか)
どんな顔(めちゃめちゃブサイクとか)
どんな性格で(めちゃめちゃオカマみたいとか)
などなど一人で勝手に創造するのも面白いです。 
(性格暗~い (笑))

では、また。

(2020年加筆)

この辺は文化の違いですね。

今考えれば、老郷にはいろいろと助けられたし、

タバコ1カートン持ってきていたなら、今思えばかなりいいほうだと思う。

まだまだこの頃は私も中国経験が甘かったな~ 笑