中国の経済発展はすごい!
そんなの世界中のみんなが知ってますよね?
特に投資の世界では、
”BRICs”(ブリックス) なんて呼ばれているぐらい。
※BRICs
→めざましい経済発展を遂げる4カ国(ブラジル・ロシア・インド・中国)の
頭文字を取って、こう呼びます。
話は変わって。。。
昨日は、”重陽節”で香港市場(株)がお休みでした。
そこで、愛妻と一緒に”ちょっとリッチなランチ”を食べようかな~
と思っていたのですが、急にお客さんが我が家に来たためキャンセル!
そう、そのお客さんは、
41歳(だったかな?)にしてつい最近リストラされたばかりの
私の知り合い(中国人男性)。
私が投資で生計を立てているのを知っていて、
”投資の事、もっと教えて~!”
と我が家に遊びに来たのでした。
(今回で私の”投資講座”を聞きに来るのは、2回目)
→えらく、私の”投資話”が気に入ったようです。
まー、考えてみれば、
”リストラ”=”無職”
↓
”収入のない不安”
↓
”投資について習いたい”
当然の反応だと思います。
しかし、今回は、投資以外のいろいろな話もしました。
(ま~前回、5時間もびっちり”投資”の話をしちゃったし・・・)
考えれば、彼もものすごく可哀想で、
来年からここ中国の”労働基準法”のようなものが
改定されるのです。
”会社は、社員を簡単に解雇(クビ)できなくなる”
と言った感じの内容だそうです。
よって、今中国で会社経営している人は、どうにかして
”給料の比較的高めの社員を解雇しようか?”
と考えているのです。
彼は、その対象にあってしまい10数年働き続けた会社を
解雇されました。
(ちなみに彼は、奥さんと小学生くらいの娘がいます。)
しかし、そんな状況で彼は。。。
”会社で働いていた時から考え続けていた”ビジネス”を
やるチャンスがついに来た!”
と、ものすごくポジティブな意見ばかりを連発。
彼の考えでは、親戚(インドネシア華僑)の商売に関連した
”ブルドーザー”内、子部品のメーカーを中国で見つけ
それをインドネシアの顧客に売ろう!と考えているのです。
さらに、私にそれを手伝って欲しい! と言ってきています。
彼の計算では、
”日本と中国の合弁会社だから、信用できますよ~”
と言うのを”売り”にして、インドネシアの顧客の信用を得る
という狙いがあるそうです。
そこで、こんな会話
大丈夫?? 私はブルドーザーの部品なんか見たこともないよ
営業だから、部品の事知らなくても全然OK!
いや~それにしても。。。
インドネシアの人は、”日本”と言えばそれだけで信用度がアップする!
でも、営業するなら多少の知識がないと。。。
う~ん、それなら資料とか持ってくるから大丈夫!
大丈夫かな~、だってまったく知識ないんだよ?
大丈夫!大丈夫! 横にいて通訳してくれるだけでいいよ。
え? 何それ?
だって俺、インドネシア語も英語もしゃべれないもん。
英語→中国語の通訳してくれればOK
それはいいけど、その前に部品の知識が。。。
私が常に ”不安だ!”
彼が常に ”大丈夫!”
こんな会話が長々と続きました。
私も結構ノーテンキなので、最終的に
”資料待ってるね~”って感じで話が解決(?)しちゃってます。
(大丈夫かな~?)
彼が帰った後に思った。
”リストラ → ショックや不安”
なんて微塵も感じない彼のパワフルさ (かなり無計画だけど。。。)
どこから、あのパワーが出てくるんだろ???
8年以上ここ中国で”焼きビーフン”を食べ続けている私でも
理解に苦しむ中国。
こんな40歳過ぎたおっさんのパワーが13億人も重なれば
今現実に起こっている
”異常なほどのパワフルな経済発展”
が少しは理解できるかもしれない。。。
(2020年加筆)
私のインドネシアの友達の親戚でシンセンに住んでいる彼!
今は何しているんだろう??
連絡してみるかな??
でも、この大丈夫、大丈夫!と考えるのはビジネスを始めるには
とても重要な思考だと思います。
日本人の場合は心配ばかりして結局なにもしないというパターンが
多いような気がする。
こういうところは、中国に長く住んで中国人から学び取ったことのひとつかな?