中国のカラオケルール
昨日、私の所属する課の忘年会でした。
(中国的には、まだ旧正月:2月上旬が来てないので
今は中国のカレンダーで言うと”年末”にあたります。)
普通に中国人部下たちの”ビール一気攻撃”を受けた一次会。
二次会は、カラオケと言った感じでごく普通の忘年会でした。
※中国の飲み会では、”一気攻撃”がすごいです。
ほとんど休むまもなく10数杯連続とかは当たり前の世界です。
カラオケも純粋に歌を歌うだけのカラオケです。
(中国で”カラオケ”と言うと日本で言う”スナック”の事を
指すことも一般的なので。。。)
中国生活に慣れた私にとって、昨日のカラオケは
ごく普通なのですが、日本から来たばかりの人だと
少し違和感があるかもしれません。
私が日本にいた学生時代の頃、友人とカラオケボックスに
行ってカラオケを楽しむときは、
暗黙の了解で”日本のカラオケルール”があったと思います。
例えば、
・歌う順番を必ず決め、その順番通りに歌い
行ったメンバー全員がほぼ同じ曲数歌っている。
・誰かが歌っているときは、いかなる理由があっても
歌っている曲を途中で切ってはいけない
・曲は予約した順番に従い、決して曲の割り込みをしてはいけない
・他人が選んだ曲も好きだからと言って、横からマイクを奪って
歌ってはいけない。(但し一緒に歌うのはギリギリ可)
などなど
私の世代の私の友人たちとの間ではこのようなルールが
スタンダードでした。
今の日本ではどうかわかりませんが、そう大差はないはずです。
しかし、海外に出てみてわかったのですが、
この日本のカラオケルールは、非常に独特で変わった
ルールである事を知りました。
香港や中国大陸の知り合いには、
”え~日本ってそんなルールで歌ってんの? おもしろ~い”
とよく言われました。
ちなみにここ中国のカラオケルールでは
・歌う順番などない
(歌いたい人が好き勝手に曲を入れて歌う)
→つまり1曲も歌わないでカラオケボックスを出る人もいれば
何曲も連続で歌いほぼマイクを独占してしまう人もいる
・(多少気を使うが、酔った勢いで)他人の歌っている歌を
歌っている最中に切ってしまうこともOK。
・自分の歌う順番を待ってられない場合は、強引に曲の割り込みを
してしまってもOK。 (バレなきゃOKさ~)
・他人が選んだ曲が好きなら、選曲した人を無視してマイクを奪ってもよい
と簡単に言うと、平等さのかけらもなく好き勝手にやって
自分がよければよい!
というルールなわけです。
(中国らしいでしょ?!)
日本のルールは、
”恥ずかしがり屋で歌いたいけど自分から歌い出せない人”に
対して非常に優しいルールになっています。
逆に
”ガンガン歌いまくりたい人”にとっては物足りない
”歌いたくない人”にとって見れば苦痛
かも知れませんが、とにかくルールの基本は”平等!”
中国ルールも日本ルールも一長一短なわけです。
今回は、中国のカラオケルールに関するお話でしたとさ。
(2021年加筆)
私は、こっちの中国のルールに慣れてしまってますね。
なので、人からマイクを奪ってまで歌いたいとは思わないので
中国でカラオケに行くと比較的静かな部類の人になってしまいました。
ここ中国では、当然日本より日本の歌の曲数は少ないですし、
日本のカラオケを入れているような店(おねーさんがつくようなカラオケ)は
値段が高いので、カラオケからドンドン疎遠になっていきますね。
日本に一時帰国して、昔の友達とワイワイやりたいな~