毎年この時期になると話題に上るのが、「労働節(メーデー)」の大型連休。

2025年の今年も、ついにやってきました!

しかも今回はちょっと特別。

中国政府が打ち出した「休日経済」政策の影響で、今年の労働節は。。。

5月1日から5月5日までの5連休という時間たっぷりの豪華な連休になっています。

今回は、労働節休暇の背景や、どんな経済効果が出ているのか、

そして旅行に行けない人のためのおすすめの過ごし方をご紹介します!

そもそも「休日経済」って何?

2024年11月、中国政府は法定休日を11日から13日に増やすという政策を発表しました。

具体的には、春節(旧正月)と労働節にそれぞれ1日追加され、

国民全体にもっと休んでもらおうという試みです。

この背景には、「休日を増やせばみんなお金使ってくれるでしょ?」という

経済的な狙いがあります。つまり、、、

休ませて、遊ばせて、消費させる!

それが「休日経済(Holiday Economy)」の基本的な考え方。

国内旅行、レジャー、飲食、小売など、広範な業界にお金を回すことで、

内需拡大につなげようというわけです。

中国の経済成長が鈍化する中で、このような内需主導の成長モデルへのシフトは

極めて重要です。

また、国民の「幸福度」や「ライフクオリティ」向上にもつながるため、

政治的にも評価されやすい政策といえます。

2025年労働節:5連休のインパクトは?

今年の労働節は5月1日(木)〜5月5日(月)の5連休!

祝日が木曜日スタートということで、多くの企業や学校でもその前後に調整が入り、

実質10連休にしている人も多いとか。

この5連休、やはり旅行・観光業界には大きな影響を与えています。

【マクロ的視点】

観光収入が急増!:

各地の観光地は大賑わい。2025年は国内旅行者数が前年同期比15%増とも言われています。

飲食業・交通機関も好調:

鉄道、飛行機、高速バス、ホテル、レストラン、どこも予約が取りづらく、価格も高騰。

地方経済に恩恵:

大都市から地方への旅行客が増加し、地域経済が潤う好循環が生まれています。

ECやライブコマースの売上増:

実店舗だけでなく、ライブ配信による商品販売も好調。

連休中に「おうち消費」も盛り上がっています。

【ミクロ的視点】

家計にとっては痛手?:

飛行機代・ホテル代が通常の2〜3倍になるケースもあり、

「高すぎて旅行を断念した」という声も多い。

観光地の混雑:

有名スポットは大行列&入場制限。ゆっくり観光どころではないという声も。

消費格差の拡大:

一部の富裕層は海外旅行や高級リゾートへ。

中間層以下はコスト重視で近場や自宅で過ごすという二極化傾向も。

つまり、経済は回るけど、財布はキツい…

そんなジレンマが今年も全国に広がっているようです。

旅行行けない人必見!労働節のおすすめ過ごし方

「旅行代高すぎて断念…」「どこも人だらけで行く気が失せた…」そんなあなたに!

労働節のおすすめ過ごし方を紹介します。

  1. 近場で“プチ旅行”

・市内の郊外にある農村体験や温泉地に日帰り旅。

・人が少ないローカル市場や古鎮(歴史ある町)をのんびり散策。

・公園でのピクニックやサイクリングも人気急上昇中。

  1. ご自宅エンタメ充実プラン

・中国ドラマ一気見、映画マラソン、読書デー。

・新しい料理に挑戦!餃子パーティーや火鍋など家庭で楽しめるごちそう。

・家族や友人と一緒にホームパーティーやボードゲーム大会も楽しい!

  1. オンラインでバーチャル旅行

・VRで万里の長城や敦煌を散策!?最近は中国の観光局も公式でVRツアーを配信中。

・小紅書や抖音で人気観光地の「リアルタイム混雑状況」をチェックして疑似体験!

・世界中の美術館や博物館もオンラインで無料公開しているコンテンツが増えています。

今後も続く?「休日経済」の未来

中国政府は「消費こそ景気回復のカギ」として、今後も休暇制度を使って

経済を刺激する可能性が高いです。

ただし、今回のような価格高騰や混雑、都市部と地方での格差、

さらには「休んだ分の出勤振替がキツい」といった働き手側の声も無視できません。

長期的には、休暇をうまく活用して生活の質を高める「レジャー教育」や、

企業の柔軟な労働環境づくりなどが求められます。

また、観光インフラの整備(交通・宿泊・チケットシステムなど)や、

地方の観光資源の発掘・育成も重要なテーマとなっていくでしょう。

まとめ:中国の5連休、使い方次第で“天国”にも“地獄”にも!?

2025年の労働節5連休は、まさに「チャンス」と「試練」が混在する連休となりました。

旅行に行くもよし、家でまったりもよし。

大事なのは、自分なりの過ごし方で“満足”を得ること。

そしてこの大型連休の動向は、私たちの日常だけでなく、

中国全体の経済の行方にも影響していくのです。

「休むこと=贅沢」ではなく、「休むこと=経済貢献」となる時代が

来ているのかもしれません。

今回は、休日経済政策と今年の労働節休暇に関するお話でしたとさ

おまけ(コロナの流行?)

先週、どうも体の節々が痛く、微熱が出始めたので病院に行ったら。。。

”コロナ!” と診断されました。

どうやら医師の話では、最近またコロナが再流行しているとのこと。

しかし、現在では普通の風邪やインフルエンザとほぼ同じ扱いなので、

”マスクつけてくださいね~”と言われたくらいでした。

ちょっと前まで、ロックダウンして、囚人のような非人間扱いされていたのとは

大きな違いですね。。。

(もう二度とあんな経験はしたくありません)

あの地獄のロックダウン生活を思い出してしまった

人生2度目のコロナ罹患経験でしたとさ