現在新型コロナウイルスの流行で世界的にピンチな状態にあります。

各国の株安、通貨安、原油安、実体経済の衰退などなど

ここ中国でも同じく苦しんでおりますが、

他国より先にウイルスが蔓延したため

現在は他国に比べかなり良い状態だとは思います。

(第二の流行がなければ! ですが。。。)

私は常々思うのですが、何か世界的規模での問題が生じた時

つまりピンチな状態にあるとき、

中国は結果的にそれをチャンスに変えていってると

思うことが良くあります。

(逆に言うと中国が故意にそれを起こしたのでは?と思ってしまうことも。。。)

SARS

例えば、2003年にここ中国で蔓延したSARS

考えれば、今回同様中国発祥のウイルスですね。

この時も大変でしたが、結果的にネット販売 ECサイトがこの時を機に

発展したよい機会になったと思います。

このSARSの頃はまだあまり知られていなかった“タオバオ”。

中国おもしろ珍道中,中国最新情報,新型コロナウイルス,SARS,タオバオ,リーマンショック,コロナウイルス騒動,中国時事ネタ

外出が困難でできる限り外出せずにモノを購入することはできないか?

ということでECサイトが発展するよいチャンスであったと思います。

今では“タオバオ”と言えば中国人ならば知らない人はいないというほどの

有名ECサイトになりましたし親会社のアリババも今では知らない人はいないでしょう

さらに“タオバオ”は、日本でも中国輸入で転売するビジネスで有名になったため

中国のみならず、日本を始め世界中で有名になりました。

このSARS騒動は、結果的にアリババグループにとって追い風となりました。

リーマンショック

そして、次に2008年のリーマンショック

これは世界的に経済がやられここシンセンでも雇用が減少し

大都市に出稼ぎに来ていた農民工たちが職を失い故郷に帰る人たちの

人民大移動が起こりました。

しかし、今結果的に考えてみれば

都市部に集中しすぎた人口がこのリーマンショックを機に若者が故郷に帰り

今では地方都市も栄えるようになり、都市部集中型ではなく

中国全体が盛り上がるきっかけを作りました。

ある意味大ピンチのリーマンショックをチャンスに変えたと思います。

このリーマンショックは、結果的に中国政府にとって追い風となりました。

新型コロナウイルス騒動

では今回のコロナウイルス騒動はどうでしょう?

まだ終わっていないので何が良かったとまだ言い切れませんが、

SARSの時にはなかったスマホのQRコードを読み取らせ完全に人の動向を把握する

まさに中国政府がやりたかった人の管理を徹底させることができたと思います。

(普通の私たちからしてみれば、人権のない行為なので嫌なのですが。。。)

あと、今回のコロナ騒動。。。

出生率アップに貢献していると思います。

私の職場の検査員たちでもそうなのですが、なんと30人弱の検査員中

このコロナ流行期間中に6人も妊娠しました。

外出はNG 家の中ですることはない。。。 じゃーHでもするか!

ってな感じなのでしょうか?

中国は日本と同じく今後高齢化社会を迎えますが、

今回のコロナ騒動で今年の出生率は確実に例年よりは高くなると思います。

そう考えると中国政府にとっては好都合ですよね?

さらにさらに、根本原因であるウィルスを”アメリカが持ち込んだ!”なんて

責任転換までして、他国が弱っているところに支援をして

”中国は正しい!””共産主義は偉大だ!”なんてアピールまでしている始末

(ここまでくると”ふざけんな、オイ!”と言いたくなってきますが。。。)

逆に今回のコロナウイルスは武漢にある生物兵器研究所から

流出してしまったのでは?とか

中国が故意にウィルスをばら撒いた?

なんて疑いやウワサもありますが、

これは正しいかどうかはなんとも言えませんね。

まだ結論は出ておりませんが、今回のコロナ騒動。 最低でも

中国政府にとって、今まで以上に人の動向を管理し出生率UPさせた

結果的に中国政府にとって追い風になりそうですね。

コロナウイルスで外出自粛など嫌なこと、不便なことばかりに

意識が行ってしまいますが、物は考えよう!

今まで出来なかったこと、今まで気づかなかったことを見つける

よいチャンスなのかもしれません。

今回は、ピンチをチャンスに変えてきた中国に関するお話でした。

楽しい何か? 成長する何か? をこの機会に一緒に見つけて生きましょうね!