現在日本は猛暑に襲われ大変な状況のようですが、

ここシンセンもとても暑いです。

夏休みで一家がシンセンに集結した今年の夏休み、夏バテ対策に関するお話です。

老婆、孩子 熱炕頭

中国語の俗語で”老婆、孩子 熱炕頭 (laopo haizi re kangtou)”という言葉があります。

老婆:妻

孩子:子供

熱炕頭:温かいオンドル

ここでいう”オンドル”とは、

中国北部(特に東北地方)や朝鮮半島で伝統的に使われている床暖房システムのことで

床下に煉瓦や土で作られた空洞の煙道(排気路)に

かまどで薪・石炭などを燃やし、その熱気と煙を床下の煙道に通し

煙は床全体を温めるという構造です。

私の妻の故郷では、このオンドルを使っていないため話でしか聞いたことがありません。

寒い冬に家族が温かいオンドルに集まる情景から、物質的には質素でも、家族が一緒にいる

平穏な幸せを象徴していて「家庭円満」を最高の幸せとする価値観を表していることから

この”老婆、孩子 熱炕頭 (laopo haizi re kangtou)”という言葉の実際の意味は、

”平凡ながらも温かい家庭生活の幸せ”を表しています。

つまり、この夏休みに我が家の妻子たちがシンセンに来て、

我が家が勢ぞろいし、一緒に過ごした。

そんな状況を表すのにちょうどよい言葉だと思いここで紹介しましたが。。。

妻子がシンセン滞在中は、大雨か猛暑のどちらか?という天気で

昼間家を出ると、暑くて夏バテなので、

夜に少し涼しくなったタイミングに家を出るという感じが多く、

”老婆、孩子 熱炕頭”というより

”老婆、孩子 開空調(クーラーをつける)”という感じでした。

来月の電気代の請求が怖いです。(苦笑)

夏バテ対策薬( 藿香正気水:かっこうしょうきすい)

私も昼間は会社で仕事をしていたのですが、

それでもひどい暑さのせいか?

夜ぐっすり眠れないせいか?

体がだるくてとてもつらかったのですが、

妻からの勧めで” 藿香正気水(Huoxiang zhengqi shui)”という薬を

試した見ましたが、だるさが一気に吹き飛びよく眠れるようになりました。

この” 藿香正気水(Huoxiang zhengqi shui)”について調べてみると

中国の伝統的な漢方薬で、夏の暑さによる体調不良や消化器系の不調に用いられる、

非常にポピュラーな薬とのことでした。

特に夏バテや食あたりに効く「夏の定番薬」として、中国では家庭常備薬のひとつとされているらしく、

確かに効果抜群でした。

以下の効果、効能があると言われています。

・夏バテ(暑気あたり)

・食中毒(特に冷たい物の摂りすぎ)

・胃腸炎(吐き気・下痢)

・感冒(風邪)による悪寒、発熱、頭痛、吐き気、胸のムカつき

・二日酔い

さらに調べてみると

軽い 夏バテ や 軽度の胃もたれ・吐き気 ならば、1回で効果を感じることが多く

下痢や嘔吐を伴う胃腸炎や風邪による発熱・寒気・頭痛の場合は、

複数回服用しないと効果を感じられないと言われているそうです。

私の場合、1回服用してから夜寝たら次の日に

今までのつらさが嘘のように、回復していました。

ちなみに私が買った 藿香正気水は、10mlの小瓶10本入りで

25元(約500円)でした。

もし、夏バテでだるい場合は、一度試してみてはいかがですか?

今回は、 中国の夏バテ対策薬と一家団欒に関するお話でしたとさ

おまけ(家族団欒)

月曜日、シンセンに来ていた我が家の妻子が日本へ帰国する予定です。

シンセンにいた際は、有休を使って大梅沙のホテルに宿泊した以外は、

飲み食いして終わっちゃった滞在期間中でした。

とはいえ、家でゲームして遊んだり、猫のラッキーちゃんと遊んだりと

それなりに家族だんらんを楽しめたのではないでしょうか?

さー、残りの数日間、有意義な時間を過ごしたいと思います。