関東煮にケチャップかい
前回9/4の和僑会の企画は、
落語以外にもうひとつ企画がありました。
それは
『中国(深セン)モニター&バイヤー試食会』
という、日本食関連の企業が中国に日本食を
売り込むためにシンセンへやってきて
・モニターさん(中国の一般の人)
・バイヤーさん(中国の買い手企業の役員さんたち)
に日本食を試食してもらい
中国で、それらを売り込むことが可能かどうか?
を日本企業の人たちがサーチすると言う企画でした。
私は、中国語がしゃべれると言うことで
急遽通訳として、バイヤーさんたちの間に入って
質問を聞いたり、商談の通訳をしたりすることになりました。
いや~、おもしろかった!
私は、最初女性ばかりのバイヤーさんのテーブルのそばで
通訳をしていました。
うーん、企業の役員になるおばちゃん(おねーさん?)たちなので
どことなくお上品な感じの人が多かったです。
そして、日本食に対する反応は私にとってすごく新鮮でした。
試食で扱ったのは6品目
1、海鮮せんべい
2、ラスク(洋菓子)
3、(健康食品の)味噌汁
4、青汁
5、おでん
6、そうめん
さて問題です。 この中で、中国人(バイヤーさんたち)にとって
どれが好評でどれが不評だったと思いますか??
私がついたバイヤーさんたちの意見を聞くと
答えは以下のような感じでした。
1、海鮮せんべい
→これは結構好評だった。
しかし。。。 (値段が)たかーい! とのこと
2、ラスク(洋菓子)
→これは意見が割れていた。
中国にも似たようなのがあるけど、値段が高すぎるわ とのこと
3、(健康食品の)味噌汁
→味が薄すぎる。 高い。 具が少ない。。。
など、基本的に不評だった。
4、青汁
→どんな味か知らずにがばーっと飲んだ人がいて吐き出しそうになっていた。笑
でも別の人は、”うーん、まだ私は飲める”と言ってた人もいました。
”これは味は悪いけど、日本では体によいと言うことで有名ですよ”と
私がフォローを入れておきました。
(でも、買う気にはなっていませんでしたが。。。)
5、おでん
→”何これ?? 物足りない。。。” ”ケチャップが欲しいわ~”だって。。。
おでんにケチャップかいな!
6、そうめん
→これが一番好評でした。
”おみやげに持って帰りたい!”なんて意見もありました。
確かにこれは納得ですね。
私の愛妻もそうめんとか、日本そば大好きですからね~
こんな感じだったのですが、
私にとって、一番興味深かったのが
おでん(中国語で言うと”関東煮”)ですね~
中国のバイヤーさんたちは、
”ケチャップつけたい~” と言ってました。
生粋の日本人からすると、
”おでんにケチャップ? アホかいな!”
と思うのが普通ですが、
でもこれ、中国人的には普通の感覚だと思います。
こっちのセブンイレブンとかに売ってる
魚丸(ユーワン:魚団子のこと)というのがあるのですが、
これが日本のおでんに似ています。
そしてそれには普通、ケチャップかチリソースをつけて食べるので
日本の”関東煮”(おでん)+”ケチャップ”
と言うのは、中国人的には普通の発想なんです。
冬のおでんの季節になったら、一度
”おでん with ケチャップ”を試してみてください。
(誰がやるんじゃい。 笑)
今回は、中国人と日本食のお話でした。
おまけ(待ちに待った。。。)
ここ中国では、もうじき”国慶節(中国の建国記念日)”を
控えております。
私にとっても、連休になるので大歓迎です。
すでにインドネシア行きのチケットも買ったし
あとは、国慶節を待つばかりです。
わーい!