中国・深圳と聞くと、まず思い浮かぶのは高層ビルやドローン、電気自動車などの「未来都市」かもしれません。しかし実際に暮らしていると、街の面白さは技術だけではありません。仕事や国籍を越えて、好きなことを一緒に楽しむ人たちの距離が近いのも深圳の魅力です。

今回は、私Rabbitの飲み友達・荒井さんが、深圳の「軽音部」ライブにギタリストとして初出演するということで、応援と撮影を兼ねて会場へ行ってきました。

@shenzhen_rabbit 飲み友達がギターで初参加!深圳の日本人×中国人バンドライブ 中国生活27年、深圳で飲み友達のライブを応援してきました。いつもの荒井さんとは違うギター姿と、トラブル後の一言に注目です🎸  #深圳 #深セン #中国生活 #バンドライブ #ギター #日本人おじさんin深圳 ♬ オリジナル楽曲 – shenzhen_rabbit

深圳の軽音部ライブとは?

「軽音部」と聞くと、日本では高校や大学の部活動を思い浮かべる人が多いでしょう。今回の軽音部は学校の部活ではなく、深圳で暮らす日本人と中国人の音楽好きが集まり、それぞれバンドを組んで出演するライブイベントです。

これは「中国の軽音部は全部こうだ」という話ではなく、深圳に暮らす人たちが趣味を通して作ったコミュニティの一例です。日本人だけ、中国人だけで固まるのではなく、音楽という共通語で自然につながっているところが印象的でした。

飲み友達がステージでは別人に

ライブ前は「まだビールを飲んでいない」

本番前、荒井さんに「緊張しますか?」と聞いてみると、答えは「全然」。さらに「でも、まだビール飲んでない」と続きました。さすが飲み友達。緊張より先にビールの話が出てきます。

ところがステージに立つと、普段一緒に飲んでいるときとは雰囲気が一変。ギターを構えた姿は真剣で、特に指の動きは思わずアップで撮りたくなるほどでした。正直、「この人、本当にいつもの飲み友達か?」と思ったくらいです。

演奏中にまさかのトラブル

順調に見えた演奏中、トラブルが発生。いったん演奏が乱れ、荒井さんが周囲に「すみません」と声をかける場面もありました。

失敗を隠さず、それでもすぐに立て直して演奏を続ける姿は、今回の一番の見どころです。会場の空気も悪くならず、メンバーも観客もそのまま音楽を楽しんでいました。ライブは完璧さだけを見る場所ではなく、その場で何が起きるか分からないところも面白いのだと改めて感じました。

私が特に面白いと感じたのは、トラブルが起きても誰かを責めるような重い空気にならなかったことです。荒井さんはすぐに謝り、メンバーは演奏を続け、観客も再び盛り上がる。言葉が違っても、ライブを成功させようとする気持ちは共通していました。こうした自然なやり取りは、深圳で暮らしているからこそ見られる場面だと思います。

日本人が驚きやすい深圳の一面

深圳には仕事をきっかけに各地から来た人が多く、会社とは別のつながりを作る交流会や趣味のコミュニティに出会う機会があります。今回のように日本人と中国人が同じステージに立ち、客席も一緒になって盛り上がる光景は、観光だけではなかなか見えない深圳の日常です。

中国と日本の違いを探すことも面白いですが、音楽が始まれば国籍を気にせず体が動くところは同じ。私も客席でしっかりノリノリになっていました。今回は荒井さん以外のバンドも次々登場し、会場全体が最後まで熱気に包まれていました。

「次回は絶対リベンジします」

ライブ後に感想を聞くと、荒井さんから返ってきたのは「最悪だったけど、次回絶対リベンジします」という言葉。うまくいかなかった部分があっても、次へつなげようとするところが荒井さんらしい締めくくりでした。

私は中国生活27年、深圳在住26年になりますが、今でもこうした新しい人や体験との出会いがあります。未来技術や中国グルメだけでなく、深圳で暮らす人たちの素顔も、この街を知る大切な要素です。

実際のトラブル、荒井さんのギター演奏、そしてライブ前後の表情は、文章より動画のほうが伝わります。日本向けTikTokでは、中国・深圳でRabbitが実際に見て、食べて、試して、驚いた日常を紹介しています。ぜひ動画でも、深圳の熱い夜をのぞいてみてください。