厳打にご注意あれ~

今回は、日本滞在時の話をしようとしたのですが、

急遽、時事ネタがあるので、予定を変更して

”厳打(イェンダー)”に関するお話をします。

各種報道によると2月9日夜に、

広東省東莞市において大規模な”厳打(イェンダー)”が実施されました。

??? 何のことでしょう??

中国事情に詳しい人なら、この”厳打(イェンダー)”と言う言葉を聴くと

意味がわかると思いますが、

”厳打(イェンダー)”とは、

”治安強化運動”のことです。

そしてその”治安強化運動”とは、具体的に言うと

麻薬、売春、暴動、デモ、など違法行為の取り締まりを指します。

今回の東莞市において行われたのは、

大規模な売買春の摘発を含む風俗犯罪の一斉取締と言うことになります。

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この東莞市は、広東省の省都・広州市と香港との国境の町・シンセン市との

間に位置する場所で、

元々日系や香港、台湾系など多くの工場がひしめき合う

中国華南地区の製造業の工場地帯として有名ですが

裏では、”性都”の異名を持つ風俗密集地帯でもあります。

そこに、今回広東省公安庁が大規模な取締りを行いました。

また、2月10日には、広東省公安庁は、今後3ヶ月間、

風俗犯罪に対する徹底的な取締り等を行うことを明らかにしています。

この事は、中国国内ではかなり有名な話なので、

中国在住者や赴任者は、当然知っていることだと思いますが、

日本にいる方はどうでしょう???

もし近日中に売春目的で中国に遊びに来ようとしている人が

いるのであれば、あきらめたほうがいいと思います。

それか、コスト的に上がってしまいますが売春が合法であるマカオ旅行に

計画を変更しなければならないと思います。

まず、この”厳打(イェンダー)”の期間中は、

いかがわしいお店は、警戒して店を一時的に閉店しているケースが多く

”昔行ったXXXX(風俗店)に行こう!”

と思っていても、店が閉店している事が多いですし

仮に営業していたとしても、自粛しているはずなので

過去と同じような良いサービスを受けれる可能性は非常に低いです。

そして逮捕されるリスクが非常に高いので

ソレが好きな方は、当分自粛したほうがよさそうです。

当然、私は経験ないのですが

仮に売春で逮捕された場合についてですが

表向きの法律では。。。

「中華人民共和国治安管理処罰法第66条」

売買春を行った場合には、10日以上15日以下の拘留に処し、

5,000元以下の罰金を併科することができる旨を既定しています。

(情状が比較的軽微である場合には5日以下の拘留又は500元以下の罰金)。

↓ ↓ ↓
こういった何だかよくわからない、あいまいな部分が多いのは中国の法律の特徴です。

あまり大したことない処罰のように思えますが、処罰以外に

パスポートに”売春をした”的な事を書かれ、実質中国に再入国できない(しづらい)

ようになったなどというネットの書き込みなどを目にしたことがあるので

あまり舐めてかからないほうがよさそうです。

ま、当分の間そのような目的の方は身の安全のため自粛してください。

今回は、”厳打”に関するお話でしたとさ

おまけ(情人?節??)

昨日は、”情人節(バレンタインデー)”でしたね。

それも日本は大雪で、ホワイト・バレンタインデーだったようで。。。

電車も止まって、家に帰れないことを口実に

ロマンチックな夜を過ごした人もいるのですかね~?

そう私は、中国に住んで15年も経ちますがはじめて気がついたのですが

中国語で”情人”とは、日本語で言う”愛人”のこと。

逆に中国語で”愛人”とは、日本語で言う”妻/旦那”のこと。

”情人節”ってことは、日本語で言う”愛人”にプレゼントする日??

という疑問が浮かびました。

しかし中国人に聞いてみると、”情人節”で言う”情人”とは、

日本語で言う  愛人、 旦那/妻、 ボーイ/ガールフレンド など意味が広いようです。

(でも基本は”愛人”という意味みたいですが。。。)

中国語って面白いですね~