安部元首相が銃撃され死亡するという大事件が起きてしまいましたね。(悲)
私も中国にいながら、安否を心配し続けていましたが非常に残念です
さて、このニュースの中国の反応についてお話ししたいと思います。
安部元首相銃撃事件の中国の反応
日本でもこの“安部元首相銃撃事件”は、海外でも大々的に報道されている
と伝わっていると思いますが、実を言うと私の場合、中国のニュースで先にこの事件を知りました。
日本時間11:30の事件ですが、私は中国時間の11:30くらい(日本時間で言うと12:30くらい)に
中国人の同僚から聞かされました。
とてもスピーディーにニュース速報が入り、中国でも関心の高さを実感しました。
私のシンセン在住の台湾人の友達が送ってきたメッセージなのですが、
中国時間で11:25です。 さらにその34分前にも中国内でニュース速報が入ったようです。
本当に、スピーディーだと思います。
しかし、その台湾人の友達が言ってたのは、”どうして人が撃たれたのに、喜ぶ人がいるのか?”
と怒っていました。
確かに心無いコメントです。
・いいことだ、今日は一杯飲もう
・なぜ頭を撃たないんだ
・今晩は夕食で一品増やす
などなど
本当に私たち日本人からすると腹立たしいです。
しかし、私の台湾人の友達も同じように思ってくれたのはうれしかったです。
こういう反日に染まった中国人は少なくありません。
しかし、逆のことを考えるとどうでしょう?
習さんがクーデターで銃撃されたら、日本のほとんどの人は同じように喜ぶでしょう。
(いや、日本だけじゃないか。。。)
しかし、私の同僚(日系企業に務めている中国人)は、普通の中国人よりもっと日本を理解しているので
言うことが少し違いました。
”え? 日本はアメリカと違って銃社会じゃないのになんで撃たれるの?” とか
”なんで銃で撃たれるの? 警護が甘いんじゃないの?” とか
”日本は治安がいい国なのになぜ銃を持ってるの?ダメなはずでしょ?”など
普通のことを言ってました。
さらに比較対象として、中国の習近平が来た場合。。。というのを話してくれました。
・まず、普通の人は習さんに近づくことはできない
・習さんが通るルートを中心にかなりの距離が封鎖されさらにその先の人も事前に取り調べされる
などなど、警護がものすごく徹底されています。
日本の場合、特に選挙の時は、一般人と政治家の距離はとても近いです。
日本も中国までとはいかなくても少しは警護をもっと重視しなければならない。
昔の”治安のいい国日本!”という考え方を捨てたほうがいいかもしれません。
(海外で生活すると、”日本は平和すぎる→スキがありすぎる” と思います)
中国がこれだけ嫌ってた”安部元首相”!
つまり逆説的に考えると、日本にとってかなりいい仕事をしていた偉大な人
彼の死を無駄にしないために、日本も少し考えなおしたほうがいいのかもしれません。
今回は、安部元首相銃撃事件の中国の反応と考察に関するお話でした。
おまけ(すごくショック)
今回は、メルマガ配信予定を急遽変更して安部元首相の話を書きましたが、
とてもショックです。
日本は本当に偉大な政治家を失ったと思います。
彼の志をかなえてくれる人はいるのでしょうか?
中国の一党独裁と違い、日本は民主主義なので安部元首相のようなリーダーシップを取れる
政治家が出現することを祈るばかりです。
安部元首相のご冥福をお祈りいたします。