中国のお笑い
はい、中国の新年です。 ということなので挨拶を。。。
恭喜発財!紅包拿来! (コンシーファーツァイ、ホンパオナーライ)
中国通の方ならわかるかもしれませんが、これは中国的ギャグです。
これを言うと高確率で笑いますね。
前半の”恭喜発財!(コンシーファーツァイ)”は、中国の正月の挨拶
直訳すると、”共に喜び、お金が湧いて来ますように”という
日本人からすると”え、、、”と言いたくなりますが、
中国では非常に縁起のよい言葉なのです。
そしてギャグ部の後半は、”紅包拿来!(ホンパオナーライ)”
直訳は、”紅包(ホンパオ:お年玉)を持って来い”と言うことになります。
日本同様、中国でもお正月にお年玉をもらうと言う習慣があるため、
このような冗談が生まれてくるのです。
どうです? 笑えましたか??
正直言って日本人なら最高でもニコリと微笑む程度でしょう。
(腹を抱えるほどドカーンとくる笑いはまずないでしょう)
やはり国が違うと笑いのツボも結構違う物です。
今、ここ中国はお正月。
正月は”お笑い”を見て笑って楽しい正月を過ごしたい!
という考え方はどこでも同じです。
日本のお正月だと、漫才とかを見て笑ったりしますが、
(今の日本はお笑いブームだと思うので特に。。。)
ここ中国も同じで”中国的お笑い”を番組でよくやります。
ということで、今回は中国のお笑いに関するお話です。
なぜこのことを今回のネタにしたかというと。。。
私が日本への一時帰国で買ってきた自分へのおみやげが
きっかけでした。
『江頭2:50のPPPするぞ!』
私の好きなインターネット動画配信の番組なんです。
最近見た中で面白かった動画がちなみにこれ
↓↓↓
このDVDを私が中国シンセンの家で見ていたときに
愛妻から言われました。
(江頭2:50を指差し)この人有名なの??
うん、有名だと思う。
この上半身裸の変な人がおもしろいの?(やや軽蔑の眼差しで)
うーん、中国の人にはまだわからないかな?
こっちの方がずっとおもしろいよ
ということで、教えてもらったのが
有名な中国のお笑い芸人の動画でした。
正直言って。。。 笑いのツボが会わないです。
昔愛妻にドリフやバカ殿のビデオを見せたのですが、
お笑いの中に女性の裸が出てくること自体が理解できていませんでした。
(でも笑っていたけど。 笑)
香港とかなら今の日本に近い感じがしますが
大陸だと、約25年前のドリフでも早すぎるかもしれません。
さて、話を中国のお笑いに戻しますが
有名なところだと”小品”と”相声”でしょう。
”小品”(シャオピン)とは、短い出し物(劇のような感じ)で
日本で例えるならば、規模の小さい”吉本新喜劇”という感じでしょうか?
”相声”(シャンシェン)は、日本で言う”漫才”です。
いろいろと有名なお笑いスターがいますが、
”小品”の超有名スターと言えば 趙本山
”相声”なら馮鞏(Feng Gong)&牛群コンビでしょう。
(※ここで名前を挙げた方々は、今の日本で言うダウンタウン級の大御所です)
趙本山の【不差銭】↓
馮鞏(Feng Gong)&牛群の【明天会更好】↓
※左が牛群、右が馮鞏 です。
どうです??
面白いですか??
言葉がわかるわからないと言う問題もあると思うのですが
わかっても、たぶん日本人なら笑えないように思えます。
(笑いのツボが違うからです)
まー、日本の江頭2:50と比べること自体がナンセンスかもしれませんが。 笑
今回は中国のお笑いに関するお話でした。
(2020年加筆)
時代が進む、進まないの問題ではなく、
日本と中国は、笑いのツボが少し違うようですね。
日本に移住した妻子は、子供たちはすぐに日本のお笑いに順応したと思いますが
妻にはかなり難しいようです。