中国の子供の教育 その2 (モンスターペアレントは不可能!)

日本では、時折

”モンスターペアレント” の話題になりますが、

中国に住む私たちから見ると、

”日本って平和だな~”と思います。

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モンスターペアレントが出現してしまうのは、

”先生”=”両親”

という環境であるから、成り立つことだと思います。

しかし、ここ中国では、

モンスターペアレントは、ありえません。

なぜなら、明らかに

”先生”>>”両親”

という関係が成り立っているからです。

中国では、権力があるところに

不正やワイロなどが発生しますが、

学校の先生、というのはそれが可能な環境です。

私の長女が通う学校では、露骨な”それら”は、

ありませんが、

周りが何となくですが、その雰囲気を持っています。

自分の子供によくして欲しい!

という親の願いがあるので、自然とそのような雰囲気が

出来上がってきます。

例えば、学校で何かの行事がある際、

手伝ってくれる親を募集するのですが、

そういった事に積極的に参加する親と

そうではない親は、当然先生から見て印象に差がつきます。

そうなると、親のほうは手伝いたいわけでもないのに

無理をしてでも学校の行事の手伝いをします。

先生には、成績の悪い子供に対し

落第にさせたり

補習を強要する

権利があります。

そんな中、親の印象がよい場合と悪い場合では

多かれ少なかれ、差がつくと思います。

日本の場合は、そこで差をつけたら

”不平等だ!”と文句を言いそうですが、

中国では、”不平等は当たり前”

という価値観があるので、ひどい場合は露骨に差をつけます。

長女の学校は、よい学校なのでそのような差をあまり感じませんが

以前小学校で行われた運動会に参加したのですが、

親から先生に対し、飲み物やおやつなどの差し入れが

ものすごい量ありました。

先生が、不正をしなくても

親側が不正をしてくれ!

と言わんばかりの雰囲気が中国にはあります。

明らかに言えることは、

中国では”モンスターペアレントはありえない!”

ということです。

もし、”先生”=”両親”だったら、私は、

”あんたらの学校、宿題多すぎんねん!”

と文句言いたいな~

中国で子供を入学させる場合、学校の先生への対応は

かなり気を使わなければいけないという事を

知っておくとよいかもしれません。

つづく。。。

今回も、中国の子供の教育に関するお話でしたとさ

おまけ(久々のビジネスクラス!)

このメルマガ配信数時間後、久しぶりに日本に一時帰国します。

しかもビジネスクラスで。。。 うふふ

しかし、今回は日本でセミナーに参加するなど

いろいろと予定があるので友達には一切会わず、

あまりゆっくりできないと思います。

とはいえ、ひさしぶりの日本を満喫してきたいと思います!

やっほ~!