日本でニュースを見ていると、中国または中国人は。。。

・小さいころから反日教育を受けている

・中国人はマナーが悪い

・スパイ防止法が制定され、何もしてないのに逮捕されるのでは?

などなど 中国に対してネガティブな報道が多く見受けられます。

自分が中国赴任したら、そのような危険な目に合うのではないかと

心配するかもしれません。

では実際のところどうなのでしょうか??

日本人が中国で生活するのは危険??中国の反日教育について

中国で生活して20年以上の私が結論を言いますが、

(普通の生活をする分には)危険を感じることはないと思います。

20年以上中国で生活して、私は日本人であるという理由で

命の危険を感じたことは一度もありません。

とはいえ、中国政府の嫌がるようなことのは危険なので

デモなどに参加するとか、反日デモしているところに近づくなどはやらないほうがいいです。

私の経験だと、香港で政府デモがあった頃、

香港空港に妻子の送り向かいした時、一度税関で止められたことがあるくらいです。

→日本人だとわかると、すぐに解放されました。

参考記事
【中国のIT技術で犯罪は減った!しかし。。。(メルマガ第491話)】

中国の反日教育についてですが、

学校で子供たちが習う反日教育も先生の教え方によって

かなりばらつきがあるようですが、学校での教育よりも

中国のテレビで常にやっている戦争物のドラマの影響のほうが

学校教育より大きいと思います。

内容は、日本人の兵隊が悪役で中国で悪さをする

というワンパターンな内容。

このテレビでの影響は大きく

中国の年寄りは、

中国語の漢字を読めなかったり、

書けなかったりする人がたくさんいますが、

外国語である日本語の”バカヤロウ!”の意味は

そのような教育水準の低い人でもほぼ確実に知っています。

これはそのテレビの影響です。

よって、大半の中国人は、”バカヤロウ!”の意味を知っているので

この日本語だけは中国で言わないほうがいいです。

2012年 歴史上最大の反日デモがあった年にも

私は中国にいましたが、

中国在住の日本人女性(友達)が、日本の報道陣に

インタビューを受けたことがあり、

その時、”怖がっている感じでお願いします”

と言われたそうです。

日本の報道は正直言って、”嫌中”に偏った報道をしています。

デモで日本のデパートが壊されるシーンを何度も何度も

報道していますが、デモ参加者には、

先導役として一部雇われた人がいるのはご存知だと思いますが、

その一部の変な人が起こした変な行動を

日本の報道は何度も繰り返して報道し恐怖を煽っています。

全ての中国人が、本当に日本を嫌っていると思いますか??

デモ隊の前で挑発的な態度を取ったり

極端に中国人を馬鹿にした言動や態度を取るなどの

特別なことはしないこと。 

普通に生活する分には、

中国赴任生活中に危険な思いをすることはないと思います。

参考
【反日/反日思想 カテゴリー】

特に日本人が注意すべき日

しかし、反日行動が起こりやすい日というのが存在します。

歴史の授業みたいですが、以下の日は少し静かにして騒がないほうがいいかもしれません。

4/17 日清戦争で下関条約締結

5/ 4 五・四運動の記念日

6/ 5 重慶大虐殺(大空襲)

7/ 7 廬溝橋事件(七七事件)

7/25 日清戦争の事実上の開戦

8/15 抗日戦争勝利の日1

9/ 3 抗日戦争勝利の日2

9/11 尖閣諸島の国有化の日

9/18 柳条湖事件(九一八記念日)

11/11 上海陥落の日

12/ 9 一二九運動の日(1935年反日学生デモ)

12/13 「南京大虐殺」の日

参考記事
【中国に住もうシリーズ10 中国で注意が必要な日!】

とはいえ、私はこれらの日を覚えてもいませんし、忘れてしまっているので

神経質になる必要はありませんが、私よりも神経質な人のために

参考までに、これらの日は少し注意し、特に反日ムードが高まっている時に

これらの日に当たってしまう時は、注意しよう!

という程度に覚えておくとよいかもしれません。

中国の治安について

さらに中国の治安についてですが、監視カメラが増えたせいか?

昔に比べたら、かなり中国の治安はよくなりました。

とはいえ、最近は物騒な事件増えてきたので注意は必要です。

その辺のお話は、この記事をご参考ください。

【蘇州日本人学校バス襲撃事件について(メルマガ第551話)】