はぁ~、昨日も停電でした。

最近はほぼ毎週金曜日に停電になっていた

のですが、金曜日以外も停電。

私は予想外の停電に

”あ~、こんなところ人間の住むところじゃない!”と

言ったら愛妻が怒り出してしまいました。

はぁ~、こんなくだらない理由で夫婦喧嘩なんか

したくないです。 とほほ

この停電対策のために、”発電機”を買おう!と

真剣に考えました。

そして、外に”発電機”を見に行ったのですが、

ゴゴゴゴゴー とものすごい音。

あ~、こんなの家の中に入れるわけには行かないや。。。

しかし、現代の日本に生まれ育った人間で、私のように

”発電機”なんてまじまじ見たことある人は少ないだろうな~

なんか、中国で普段見れないものをたくさん

見ていると思います。

→あーでも、こんなもの見ないで済む環境に

 早く移動したい物です。

ごねたもん勝ち!

まー停電と言うことで、トレードもできないし

気分転換に愛妻と一緒にジャスコへ行きました。

その中での出来事。

我が家からジャスコまでバスで行くのですが、

”第二国境”と呼ばれる検問所があります。

これは、シンセン市に”経済特区”と呼ばれる

エリアがあり、その特区と特区の外との

間にかなり緩めの”国境”のような検査所があるのです。

バスは本来この”第二国境”に着くとバスに乗った客を

全て降ろし国境の検問で身分証を見せて

問題なければ通過できる、

まさに”イミグレ”のような場所なのです。

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”第二国境”である沙湾検査所

しかし先ほど言ったように ”かなり緩め” と

言うことで正直検査員の気分次第。

しょっちゅう何も検査せず通れちゃったりします。

バスの話に戻りますが、

本来”第二国境”のところで客は降ろされますが、

国境を越えてから再度乗る時、

国境前でお金を払って乗った人と

国境を越えてから新たに乗る客とを区別するために

簡単なチケットを渡すのです。

よって、我が家からジャスコ(特区内)へ行くには

  1. バスに乗ってお金を払う
  2. チケットを受け取る
  3. 第二国境で降りて検査を受ける
  4. 第二国境通過後、チケットを見せて再度同じバスに乗る

という面倒な事をしなければいけないのですが、

今回の第二国境の検査員はものすごくいい加減。

バスに乗ったまま、そのまま第二国境を通過しちゃいました。

すると、第二国境を越えたところで新しく乗ってきた客が

お金を払わずにバスに乗り込んできました。

運転手) ”おい! お金を払え!”

客)    ”第二国境越える前に払っただろ!”(大声)

ということで、このおっさん。。。 バスただ乗り!

→いい年こいて、たかが3元(50円弱)のバス代ケチって

 何考えているんだろうね~

バスの運転手もちゃんとチケットを確認したりするほど

マジメに仕事しているわけでもないし

はぁ~、 まさに中国では ”ごねたもん勝ち” ! ですな~。

と、ここでお話終わり! っと言いたいところですが、続きが。。。

私ら夫婦は、無事ジャスコに着き、ご飯を食べることに。。。

私の愛妻が無性に”おすしが食べたい!” 

というのでジャスコ内にあるおすし屋へ

私らがおすしを食べ始めると、愛妻が 。。。

”何このいくら!? 潰れてるしシナシナしてる、

 きっと新鮮じゃないんだわ!”

と怒り出し店員を呼んで文句を言い始めた

まぁ無理もないです。 私の愛妻は、私の父が

株主優待でもらう”極上のいくら”

(身がプリプリしたよい”いくら”)しか食べたことがないもの。

すでに”いくら”は2つのうち1つを私が食べちゃっていたので、

今回”ごねて”

また新しく2つ持ってきてくれたらいいな~

とかすかな期待を胸にそのやり取りを見ていました。

まー結果的に愛妻が引き下がる形になりました。

しかしこのように、”ごねて” もしかしたら得するかも?? 

と思う瞬間はたくさんあります。

日本人だと”しかたないよ~”と身を引くことが多いと思いますが、

ここ中国では ”ごねたもん勝ち”です。

みなさんも中国に来たらたくさんごねましょう! ははは

あ、でもやっぱりみなさんはごねないで! だって、

身を引く日本人はある意味

”美徳”だと思うので。

今回は、ごねたもん勝ち”という中国での生活を紹介した内容でした。

(2020年加筆)

後ほど、シンセンの第二国境はなくなりました。

よって、今回のバス代をちょろまかすことなど出来なくなりました。

考えればセコイ話だな~

たしかに、このお話のように”ごねたもん勝ち”と言うのは、

ここ中国のみならず、日本も含めどこの国でも言えること

かもしれませんね。。。